光学・眼鏡
眼科領域に必要な光学の知識から眼鏡の基礎・処方検査まで、幅広く学べる本格的な成書
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日本視能訓練士協会監修による新時代の視能訓練士(C.O)向け専門書シリーズの1冊。C.O、眼科医に必要な光学・眼鏡・コンタクトレンズの知識を網羅。光学の基礎から光学的検査機器の構造、最新研究に至るまでを詳説。眼鏡レンズ、眼鏡作製やフィッティング、処方検査まで、眼鏡の最新知識を掲載。C.O・視能訓練学生・眼科医・視覚研究者のための標準的教科書。視能訓練士協会推奨の「生涯教育プログラム参考テキスト」。
シリーズ | 視能学エキスパート |
---|---|
シリーズ監修 | 公益社団法人 日本視能訓練士協会 |
編集 | 松本 富美子 / 小林 克彦 / 石井 祐子 / 玉置 明野 |
発行 | 2018年04月判型:B5頁:408 |
ISBN | 978-4-260-03530-9 |
定価 | 16,500円 (本体15,000円+税) |
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視能学エキスパートシリーズ 刊行にあたって(南雲 幹)/序
視能学エキスパートシリーズ
刊行にあたって
1971年に視能訓練士法が制定され,視能訓練士は視能矯正分野を専門とする医療職として誕生しました.その後,医療の変遷と眼科診療の目覚しい進歩により,現在では視能矯正のほか,多岐にわたる眼科一般視機能検査,ロービジョンケア,健診と業務範囲は広がっています.
視機能を評価し管理するわれわれ視能訓練士は,多様化・専門分化する眼科領域や国民の高まるニーズに対応するため基礎知識の習得に加え,自らの能力を向上させるため自己研鑽し続けることは必須です.そこで日本視能訓練士協会では,今後もさらに進歩するであろう眼科領域や社会からの要請に応え,歩んでいくために道しるべとなる必携の専門書を企画いたしました.
《視能学エキスパート》シリーズでは,視能訓練士に必要とされる視能検査学,視能訓練学,光学・眼鏡に関する様々な知識を集積するだけでなく,エビデンスを踏まえた視能訓練や多岐にわたる視機能検査の方法,留意点,結果の評価などをわかりやすく系統立ててまとめています.すでに臨床で活躍している方々が日常業務を行ううえで熟思する際の参考に,またこれから視能訓練士を目指す学生のための教育にもぜひ,役立てていただければ幸いです.
本シリーズでは,臨床・研究の一線で活躍されている方々に執筆していただきました.日々ご多忙の中,ご執筆を引き受けていただいた多くの先生,視能訓練士の方々,また企画から刊行まで親身にお力添えくださった編集担当の方々に心より御礼申し上げます.
日本の医療は国民の健康寿命延伸に取り組んでおり,眼科医療には生活の質(quality of life)とともに視覚の質(quality of vision)を高めることが求められています.この《視能学エキスパート》シリーズのすべての巻が視能の専門職である視能訓練士の皆様の道標となること,また日本の国民がその長寿な人生においてできる限り快適な視生活を送るため貢献できることを念願いたします.
2018年1月
公益社団法人 日本視能訓練士協会
会長 南雲 幹
序
《視能学エキスパート》シリーズは,2006年4月から開始された公益社団法人日本視能訓練士協会の生涯教育制度の教育内容に対応できる,視能訓練士に必要な専門性の高い書籍として企画しました.シリーズの中でも『光学・眼鏡』は,臨床で視能訓練士が最も頻度高く行う重要な業務領域の1つです.また,近年の眼科医療機器の進歩は目覚ましく,その多くが光学の知識を必要とするものです.このため,企画は視能訓練士と光学専門家によって行い,視能訓練士が臨床で必要とする知識について網羅できるようにしました.
項目は光学,光学的検査,眼鏡,眼鏡処方検査,コンタクトレンズで構成しました.光学の基礎は,様々な臨床的機器による検査を行ううえで,機器の性質,検査データの評価ができる知識を得られるように,機器開発側の光学技術者に執筆をお願いしました.眼鏡レンズやフレームの知識も専門家に詳細な解説をお願いすることにしました.また,眼鏡処方検査については,経験豊富な第一線の眼科医と視能訓練士に執筆をお願いし,多くの臨床例を通して検査のポイントや実際について具体的にわかりやすく示していただきました.コンタクトレンズについては変遷から付加価値コンタクトレンズまで簡明にまとめていただきました.
本書は卒前や卒後を通して皆様の自己研鑽に欠かせない,いつも傍らにある一生涯の専門書になると思っております.
執筆者の先生方には,編集者の思いをご理解いただき,ご無理なお願いにも対応していただきましたことに心より感謝いたします.この本が臨床に必携の一冊となり,よりよい眼科医療の提供ができることを願います.
2018年3月
編集者一同
視能学エキスパートシリーズ
刊行にあたって
1971年に視能訓練士法が制定され,視能訓練士は視能矯正分野を専門とする医療職として誕生しました.その後,医療の変遷と眼科診療の目覚しい進歩により,現在では視能矯正のほか,多岐にわたる眼科一般視機能検査,ロービジョンケア,健診と業務範囲は広がっています.
視機能を評価し管理するわれわれ視能訓練士は,多様化・専門分化する眼科領域や国民の高まるニーズに対応するため基礎知識の習得に加え,自らの能力を向上させるため自己研鑽し続けることは必須です.そこで日本視能訓練士協会では,今後もさらに進歩するであろう眼科領域や社会からの要請に応え,歩んでいくために道しるべとなる必携の専門書を企画いたしました.
《視能学エキスパート》シリーズでは,視能訓練士に必要とされる視能検査学,視能訓練学,光学・眼鏡に関する様々な知識を集積するだけでなく,エビデンスを踏まえた視能訓練や多岐にわたる視機能検査の方法,留意点,結果の評価などをわかりやすく系統立ててまとめています.すでに臨床で活躍している方々が日常業務を行ううえで熟思する際の参考に,またこれから視能訓練士を目指す学生のための教育にもぜひ,役立てていただければ幸いです.
本シリーズでは,臨床・研究の一線で活躍されている方々に執筆していただきました.日々ご多忙の中,ご執筆を引き受けていただいた多くの先生,視能訓練士の方々,また企画から刊行まで親身にお力添えくださった編集担当の方々に心より御礼申し上げます.
日本の医療は国民の健康寿命延伸に取り組んでおり,眼科医療には生活の質(quality of life)とともに視覚の質(quality of vision)を高めることが求められています.この《視能学エキスパート》シリーズのすべての巻が視能の専門職である視能訓練士の皆様の道標となること,また日本の国民がその長寿な人生においてできる限り快適な視生活を送るため貢献できることを念願いたします.
2018年1月
公益社団法人 日本視能訓練士協会
会長 南雲 幹
序
《視能学エキスパート》シリーズは,2006年4月から開始された公益社団法人日本視能訓練士協会の生涯教育制度の教育内容に対応できる,視能訓練士に必要な専門性の高い書籍として企画しました.シリーズの中でも『光学・眼鏡』は,臨床で視能訓練士が最も頻度高く行う重要な業務領域の1つです.また,近年の眼科医療機器の進歩は目覚ましく,その多くが光学の知識を必要とするものです.このため,企画は視能訓練士と光学専門家によって行い,視能訓練士が臨床で必要とする知識について網羅できるようにしました.
項目は光学,光学的検査,眼鏡,眼鏡処方検査,コンタクトレンズで構成しました.光学の基礎は,様々な臨床的機器による検査を行ううえで,機器の性質,検査データの評価ができる知識を得られるように,機器開発側の光学技術者に執筆をお願いしました.眼鏡レンズやフレームの知識も専門家に詳細な解説をお願いすることにしました.また,眼鏡処方検査については,経験豊富な第一線の眼科医と視能訓練士に執筆をお願いし,多くの臨床例を通して検査のポイントや実際について具体的にわかりやすく示していただきました.コンタクトレンズについては変遷から付加価値コンタクトレンズまで簡明にまとめていただきました.
本書は卒前や卒後を通して皆様の自己研鑽に欠かせない,いつも傍らにある一生涯の専門書になると思っております.
執筆者の先生方には,編集者の思いをご理解いただき,ご無理なお願いにも対応していただきましたことに心より感謝いたします.この本が臨床に必携の一冊となり,よりよい眼科医療の提供ができることを願います.
2018年3月
編集者一同
目次
開く
第1部 光学
第1章 光の性質
第2章 幾何光学
I レンズによる像のでき方
II バージェンス理論
III プリズム
IV 凹凸面鏡による像のでき方
V 入射瞳,射出瞳,絞り
VI 倍率
VII 検査用具の光学
第3章 光学性能
第4章 物理量と感覚量(測光量)
第5章 光安全性
第6章 レーザー光学
第7章 眼球光学
第8章 矯正の光学
I 正視と屈折異常
II 矯正の理論
III 眼内レンズ の光学
IV 眼内レンズ 度数計算式
V 屈折矯正手術の光学
VI オルソケラトロジーの光学
第2部 光学的検査
第9章 視力検査
第10章 コントラスト感度検査
第11章 他覚的屈折検査
I オートレフラクトメータ
II ケラトメータ
III 角膜形状解析装置
IV 検影法
V 調節機能検査装置
VI 収差解析装置
VII レンズメータ
第12章 前眼部検査
I 細隙灯顕微鏡(スリットランプ)
II スペキュラーマイクロスコープ
III 眼圧計
IV 前眼部 OCT
V レーザーフレアメータ
第13章 眼底検査
I 直像眼底鏡
II 眼底カメラ
III OCT,SLO
IV 補償光学
第14章 視野検査
第15章 色覚検査
I 色覚理論
II 色覚検査
第16章 生体計測
第3部 眼鏡
第17章 調節
第18章 眼鏡レンズ
I レンズの素材と特徴
II フィルター,反射防止コート
III 光学設計
IV 着色レンズ
V 遮光眼鏡
VI 偏光レンズ
VII レンズコーティング
第19章 眼鏡フレーム
第20章 眼鏡の加工
第21章 眼鏡のフィッティング
第4部 眼鏡処方検査
第22章 屈折矯正の概念
第23章 小児の眼鏡
I 調節麻痺薬
II 光学的弱視視能矯正
III 調節性内斜視
IV 非屈折性調節性内斜視
V 間欠性外斜視
VI 調節障害
第24章 成人眼鏡調整の基本的検査
I 眼鏡用途の聞き取り
II 所持眼鏡の検査
III 屈折検査
IV 瞳孔間距離の測定
V 装用度数の調整
VI 眼鏡処方箋の作成
VII 作製された眼鏡の確認
第25章 成人の眼鏡
I 単焦点レンズ
II 累進屈折力レンズ
III 二重焦点レンズ
IV 不同視への対応
V 乱視への対応
第26章 プリズム眼鏡
第27章 眼疾患の眼鏡処方検査
I 角膜疾患
II 水晶体疾患
III 眼内レンズ挿入後の眼鏡処方検査
IV 調節障害
V 網膜疾患
VI 視野異常
VII 遮光レンズ
VIII LEDと着色レンズ,睡眠
IX 片眼疾患の眼鏡調整
第5部 コンタクトレンズ
I コンタクトレンズの種類と変遷
II コンタクトレンズの光学
III コンタクトレンズの検査
IV コンタクトレンズの可能性(付加価値コンタクトレンズ)
索引
第1章 光の性質
第2章 幾何光学
I レンズによる像のでき方
II バージェンス理論
III プリズム
IV 凹凸面鏡による像のでき方
V 入射瞳,射出瞳,絞り
VI 倍率
VII 検査用具の光学
第3章 光学性能
第4章 物理量と感覚量(測光量)
第5章 光安全性
第6章 レーザー光学
第7章 眼球光学
第8章 矯正の光学
I 正視と屈折異常
II 矯正の理論
III 眼内レンズ の光学
IV 眼内レンズ 度数計算式
V 屈折矯正手術の光学
VI オルソケラトロジーの光学
第2部 光学的検査
第9章 視力検査
第10章 コントラスト感度検査
第11章 他覚的屈折検査
I オートレフラクトメータ
II ケラトメータ
III 角膜形状解析装置
IV 検影法
V 調節機能検査装置
VI 収差解析装置
VII レンズメータ
第12章 前眼部検査
I 細隙灯顕微鏡(スリットランプ)
II スペキュラーマイクロスコープ
III 眼圧計
IV 前眼部 OCT
V レーザーフレアメータ
第13章 眼底検査
I 直像眼底鏡
II 眼底カメラ
III OCT,SLO
IV 補償光学
第14章 視野検査
第15章 色覚検査
I 色覚理論
II 色覚検査
第16章 生体計測
第3部 眼鏡
第17章 調節
第18章 眼鏡レンズ
I レンズの素材と特徴
II フィルター,反射防止コート
III 光学設計
IV 着色レンズ
V 遮光眼鏡
VI 偏光レンズ
VII レンズコーティング
第19章 眼鏡フレーム
第20章 眼鏡の加工
第21章 眼鏡のフィッティング
第4部 眼鏡処方検査
第22章 屈折矯正の概念
第23章 小児の眼鏡
I 調節麻痺薬
II 光学的弱視視能矯正
III 調節性内斜視
IV 非屈折性調節性内斜視
V 間欠性外斜視
VI 調節障害
第24章 成人眼鏡調整の基本的検査
I 眼鏡用途の聞き取り
II 所持眼鏡の検査
III 屈折検査
IV 瞳孔間距離の測定
V 装用度数の調整
VI 眼鏡処方箋の作成
VII 作製された眼鏡の確認
第25章 成人の眼鏡
I 単焦点レンズ
II 累進屈折力レンズ
III 二重焦点レンズ
IV 不同視への対応
V 乱視への対応
第26章 プリズム眼鏡
第27章 眼疾患の眼鏡処方検査
I 角膜疾患
II 水晶体疾患
III 眼内レンズ挿入後の眼鏡処方検査
IV 調節障害
V 網膜疾患
VI 視野異常
VII 遮光レンズ
VIII LEDと着色レンズ,睡眠
IX 片眼疾患の眼鏡調整
第5部 コンタクトレンズ
I コンタクトレンズの種類と変遷
II コンタクトレンズの光学
III コンタクトレンズの検査
IV コンタクトレンズの可能性(付加価値コンタクトレンズ)
索引
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