標準眼科学 第13版
医学生のための定番眼科学教科書、磨きぬかれた改訂第13版
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定評のある医学生向け眼科学教科書の改訂第13版。豊富な写真、図表が見やすい全頁カラーの通読できる教科書。国試出題基準の項目を中心に本文の最重要キーワードは太字で強調し、随所に重要事項のまとめ「Point」を掲載。また今版では、その章で学ぶ内容が俯瞰できる好評の「構成マップ」をリニューアル、さらに読みやすくコンパクトになり、知識の整理や試験前の復習に最適。
● | 『標準医学シリーズ 医学書院eテキスト版』は「基礎セット」「臨床セット」「基礎+臨床セット」のいずれかをお選びいただくセット商品です。 |
● | 各セットは、該当する領域のタイトルをセットにしたもので、すべての標準シリーズがセットになっているわけではございません。 |
シリーズ | 標準医学 |
---|---|
監修 | 木下 茂 |
編集 | 中澤 満 / 村上 晶 |
発行 | 2016年03月判型:B5頁:386 |
ISBN | 978-4-260-02411-2 |
定価 | 7,700円 (本体7,000円+税) |
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第13版 序
このたび,『標準眼科学』第13版を世に送り出すこととなり,改訂執筆に関わられた諸先生に深甚なる感謝を申し上げる.
本書は初代執筆者の諸先生が刻一刻と進歩する眼科学を,その時点で分かりやすい形でまとめた標準的な教科書として1981年1月1日に初版を発刊した.以来,眼科学の進歩は休むことなく今日まで続いており,それらの進歩によって旧来の眼科学の通説が覆るほどの変革を続けている.本書もそのような変化に素早く対応できるように,初版以来35年にわたりほぼ3年ごとに改訂作業を続けてきた.
今回の改訂に当たっても新しい診断技術や治療手技を追加したり,時代の変化に伴って重要度の増した疾患や頻度が低下した疾患などの記載のバランスに配慮するなど,現代眼科学を医学生諸君に分かりやすく解説するように最大限配慮した.そのため,内容が重複する箇所や高度すぎる記述などを見直し,医学生のminimum requirementに内容を絞り込み,より洗練された教科書であることを目標とした.その結果,全体で30ページほどスリムになり,より通読しやすい教科書となったと自負している.
しかしながら,いまだ進化の途上にある眼科学の現状を俯瞰したとき,今後も休まず眼科学は進歩し続ける訳であり,それらの新しい内容については次回以降の改訂の際に考慮されることになる.本書もまた眼科学のさらなる進歩とともに進化していくものと信じている.
なお,今回の改訂に当たっての変更点を以下にまとめる.
今回,第12版を編集された木下茂先生には本改訂全体を監修していただいた.また,同じく第12版を編集,執筆いただいた天野史郎先生はご勇退された.両先生には心から感謝申し上げる次第である.その一方で,今回から村上晶先生に編集ならびに執筆者として新たに加わっていただいた.また,執筆体制も7名が交代し,水晶体,緑内障,網膜などの章が新たに見直された.
本書がこれまでの伝統を踏まえ,これから初めて眼科学を学ぶ医学生諸君はもとより,卒後研修医やコメディカルスタッフの方々,眼科学を学習したいと希望されるすべての方々のお役に立てれば,編集者としてこれ以上の喜びはない.
2016年1月
編集者代表 中澤 満
このたび,『標準眼科学』第13版を世に送り出すこととなり,改訂執筆に関わられた諸先生に深甚なる感謝を申し上げる.
本書は初代執筆者の諸先生が刻一刻と進歩する眼科学を,その時点で分かりやすい形でまとめた標準的な教科書として1981年1月1日に初版を発刊した.以来,眼科学の進歩は休むことなく今日まで続いており,それらの進歩によって旧来の眼科学の通説が覆るほどの変革を続けている.本書もそのような変化に素早く対応できるように,初版以来35年にわたりほぼ3年ごとに改訂作業を続けてきた.
今回の改訂に当たっても新しい診断技術や治療手技を追加したり,時代の変化に伴って重要度の増した疾患や頻度が低下した疾患などの記載のバランスに配慮するなど,現代眼科学を医学生諸君に分かりやすく解説するように最大限配慮した.そのため,内容が重複する箇所や高度すぎる記述などを見直し,医学生のminimum requirementに内容を絞り込み,より洗練された教科書であることを目標とした.その結果,全体で30ページほどスリムになり,より通読しやすい教科書となったと自負している.
しかしながら,いまだ進化の途上にある眼科学の現状を俯瞰したとき,今後も休まず眼科学は進歩し続ける訳であり,それらの新しい内容については次回以降の改訂の際に考慮されることになる.本書もまた眼科学のさらなる進歩とともに進化していくものと信じている.
なお,今回の改訂に当たっての変更点を以下にまとめる.
・ | 構成マップは各章の冒頭に内容全体を簡単にまとめたガイドとして章全体の理解に役立つと考え,内容をさらに整理した上で,活字をひと回り大きくして見やすくした. |
・ | 付録の「医師国家試験眼科関連臨床問題解説」を割愛した. |
・ | 「瞳孔」の章を「神経眼科」の章に統合し,1章減らした. |
本書がこれまでの伝統を踏まえ,これから初めて眼科学を学ぶ医学生諸君はもとより,卒後研修医やコメディカルスタッフの方々,眼科学を学習したいと希望されるすべての方々のお役に立てれば,編集者としてこれ以上の喜びはない.
2016年1月
編集者代表 中澤 満
目次
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第1章 眼の構造と機能
A 眼の構成概略
B 眼球の構造と機能
C 付属器の構造と機能
D 眼の主要な血管系
E 視神経,視路と視中枢
第2章 眼疾患の問診,症状と検査の進め方
A 眼疾患の問診
B 眼疾患の症状と疾患
C 検査の進め方
D 小児の検査法
第3章 角膜と強膜
A 角膜
B 強膜
第4章 ぶどう膜
A ぶどう膜の形態と機能
B ぶどう膜の先天性疾患
C ぶどう膜腫瘍性疾患
D ぶどう膜炎総論
E ぶどう膜炎各論
第5章 水晶体
A 水晶体の構造と機能
B 白内障
C 小児白内障
D 白内障手術
E 水晶体偏位(水晶体脱臼・亜脱臼)
第6章 緑内障
A 緑内障の定義と重要性
B 眼圧
C 隅角
D 緑内障性視神経症
E 緑内障の分類と疫学
F 緑内障および関連病態の診断と管理
G 薬物治療
H レーザー治療
I 手術治療
第7章 硝子体
A 硝子体の構造と機能
B 硝子体の病変
C 硝子体手術(硝子体切除術)
第8章 網膜
総論:網膜疾患の理解のための基礎
A 網膜の構造と正常眼底所見との関連
B 網膜の構造と機能
C 網膜の栄養(血管系)
D 眼底検査法
E 網膜機能検査法
F 異常眼底所見
G レーザー光凝固
H 抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法
各論:主な網膜疾患
A 網膜剥離
B 網膜循環障害
C 糖尿病網膜症
D 黄斑疾患
E 網膜色素変性と類縁疾患
F その他の網膜疾患
第9章 視神経
A 視神経の解剖
B 視神経の検査
C 視神経の病変
第10章 眼瞼,結膜,涙器
A 眼瞼
B 結膜
C 涙器
第11章 眼窩
A 眼窩の概要
B 眼窩疾患の症状
C 眼窩疾患の検査
D 眼窩疾患
第12章 腫瘍
A 眼外腫瘍
B 眼内腫瘍
第13章 視覚器の発生と先天異常
A 視覚器の発生
B 視覚器の先天異常(形成異常,発生異常)
C 先天異常の原因
第14章 全身疾患と眼
A 循環系疾患
B 内分泌疾患
C 先天代謝異常
D 皮膚疾患
E 膠原病と近縁疾患
F 筋・骨・結合織疾患
G 血液疾患
H 腫瘍性疾患
I 神経疾患
J 感染症
K 染色体異常
L その他
第15章 眼の外傷と救急疾患
A 眼の外傷
B 眼科救急疾患
第16章 神経眼科
A 神経眼科とは
B 神経眼科診察法
C 眼球運動障害
D 眼振
E 瞳孔異常
第17章 視野
A 視野とは
B 視野測定法
C 正常視野と視野異常
D 視路障害と視野異常の対応
第18章 眼球運動と両眼視機能
A 両眼視機能
B 眼球運動
第19章 斜視と弱視
A 斜視
B 弱視
C 社会的・教育的弱視(ロービジョン)
D 心因性視力障害
E 発達性読み書き障害
第20章 視力
A 視力の定義
B 眼の分解能
C 視力に影響する因子
D 小児の視力発達
E 視力の種類
F 視力の記載法
G 自覚的視力・屈折検査
H 他覚的視力・屈折検査
第21章 屈折と調節の基本
A 屈折と眼光学の知識
B 屈折異常
C 調節
D 調節異常
E 屈折・調節検査
第22章 屈折・調節異常の治療
A 屈折矯正
B 薬物治療
C 屈折矯正手術
第23章 色覚
A 色覚とその伝達経路
B 先天色覚異常
C 後天色覚異常
D 色覚検査法
和文索引
欧文索引
A 眼の構成概略
B 眼球の構造と機能
C 付属器の構造と機能
D 眼の主要な血管系
E 視神経,視路と視中枢
第2章 眼疾患の問診,症状と検査の進め方
A 眼疾患の問診
B 眼疾患の症状と疾患
C 検査の進め方
D 小児の検査法
第3章 角膜と強膜
A 角膜
B 強膜
第4章 ぶどう膜
A ぶどう膜の形態と機能
B ぶどう膜の先天性疾患
C ぶどう膜腫瘍性疾患
D ぶどう膜炎総論
E ぶどう膜炎各論
第5章 水晶体
A 水晶体の構造と機能
B 白内障
C 小児白内障
D 白内障手術
E 水晶体偏位(水晶体脱臼・亜脱臼)
第6章 緑内障
A 緑内障の定義と重要性
B 眼圧
C 隅角
D 緑内障性視神経症
E 緑内障の分類と疫学
F 緑内障および関連病態の診断と管理
G 薬物治療
H レーザー治療
I 手術治療
第7章 硝子体
A 硝子体の構造と機能
B 硝子体の病変
C 硝子体手術(硝子体切除術)
第8章 網膜
総論:網膜疾患の理解のための基礎
A 網膜の構造と正常眼底所見との関連
B 網膜の構造と機能
C 網膜の栄養(血管系)
D 眼底検査法
E 網膜機能検査法
F 異常眼底所見
G レーザー光凝固
H 抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法
各論:主な網膜疾患
A 網膜剥離
B 網膜循環障害
C 糖尿病網膜症
D 黄斑疾患
E 網膜色素変性と類縁疾患
F その他の網膜疾患
第9章 視神経
A 視神経の解剖
B 視神経の検査
C 視神経の病変
第10章 眼瞼,結膜,涙器
A 眼瞼
B 結膜
C 涙器
第11章 眼窩
A 眼窩の概要
B 眼窩疾患の症状
C 眼窩疾患の検査
D 眼窩疾患
第12章 腫瘍
A 眼外腫瘍
B 眼内腫瘍
第13章 視覚器の発生と先天異常
A 視覚器の発生
B 視覚器の先天異常(形成異常,発生異常)
C 先天異常の原因
第14章 全身疾患と眼
A 循環系疾患
B 内分泌疾患
C 先天代謝異常
D 皮膚疾患
E 膠原病と近縁疾患
F 筋・骨・結合織疾患
G 血液疾患
H 腫瘍性疾患
I 神経疾患
J 感染症
K 染色体異常
L その他
第15章 眼の外傷と救急疾患
A 眼の外傷
B 眼科救急疾患
第16章 神経眼科
A 神経眼科とは
B 神経眼科診察法
C 眼球運動障害
D 眼振
E 瞳孔異常
第17章 視野
A 視野とは
B 視野測定法
C 正常視野と視野異常
D 視路障害と視野異常の対応
第18章 眼球運動と両眼視機能
A 両眼視機能
B 眼球運動
第19章 斜視と弱視
A 斜視
B 弱視
C 社会的・教育的弱視(ロービジョン)
D 心因性視力障害
E 発達性読み書き障害
第20章 視力
A 視力の定義
B 眼の分解能
C 視力に影響する因子
D 小児の視力発達
E 視力の種類
F 視力の記載法
G 自覚的視力・屈折検査
H 他覚的視力・屈折検査
第21章 屈折と調節の基本
A 屈折と眼光学の知識
B 屈折異常
C 調節
D 調節異常
E 屈折・調節検査
第22章 屈折・調節異常の治療
A 屈折矯正
B 薬物治療
C 屈折矯正手術
第23章 色覚
A 色覚とその伝達経路
B 先天色覚異常
C 後天色覚異常
D 色覚検査法
和文索引
欧文索引
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