標準眼科学 第14版
全頁カラーの眼科学定番教科書の改訂版。試験や卒後に役立つ内容も新たに追加しました
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定評ある医学生向け眼科学教科書の改訂版。豊富な写真、図表が見やすい全頁カラー! 国試出題基準の項目を中心に重要キーワードは太字で強調し随所に重要事項のまとめ「Point」を掲載。今版では「構成マップ」を試験に出るポイントを整理した内容とし、第2章に表「主訴・主症状からみた眼疾患のまとめ」を追加、第15章を「眼外傷と眼科救急・プライマリケア」にリニューアルし、在学中はもちろん卒後にも役立つ内容に!


● | 『標準医学シリーズ 医学書院eテキスト版』は「基礎セット」「臨床セット」「基礎+臨床セット」のいずれかをお選びいただくセット商品です。 |
● | 各セットは、該当する領域のタイトルをセットにしたもので、すべての標準シリーズがセットになっているわけではございません。 |
シリーズ | 標準医学 |
---|---|
編集 | 中澤 満 / 村上 晶 / 園田 康平 |
発行 | 2018年12月判型:B5頁:426 |
ISBN | 978-4-260-03657-3 |
定価 | 7,700円 (本体7,000円+税) |
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序文
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第14版 序
このたび,『標準眼科学』第14版を世に送り出すこととなり,改訂執筆に関わられた諸先生に深甚なる感謝を申し上げる.
本書は1981年1月1日の初版発刊以来,刻一刻と進歩する眼科学を,その時点で分かりやすい形でまとめた標準的な教科書として,38年間にわたりほぼ3年ごとに改訂作業を続けてきた.本書は医学生の卒前教育が主たる対象ではあるが,視能訓練士や眼科診療スタッフに対しても眼科学の理解を助けられるように配慮されている.今回の改訂に当たっても前回同様,時代とともに変貌し続ける眼科学に可能な限り対応した内容とするべく執筆者一同,より洗練された標準的な教科書を作成するべく努力したつもりである.特に従来学生には言葉だけでは理解が難しかった細隙灯顕微鏡検査や標準的白内障手術,および相対的瞳孔求心路障害に対して実際の動画を掲載することでビジュアルに理解を助けるよう配慮した.担当執筆者には敬意を表する.
なお,今回の改訂に当たっての変更点を以下にまとめる.
今回,園田康平先生に編集者として新たに加わっていただいた.また,第13版を監修された木下茂先生がご勇退された.木下先生には長年にわたり,本書の執筆と編集そして監修作業に携わっていただき,心から感謝申し上げる次第である.また,執筆体制も5名が交代し,「眼の構造と機能」「角膜と強膜」「神経眼科」「屈折と調節の基本」「屈折異常の治療」の章が新たに見直された.
本書がこれまでの伝統を踏まえ,これから初めて眼科学を学ぶ医学生諸君はもとより,研修医・眼科専攻医やコメディカルスタッフの方々,眼科学を学習したいと希望されるすべての方々のお役に立てれば,編集者としてこれ以上の喜びはない.
2018年12月
編集者代表 中澤 満
このたび,『標準眼科学』第14版を世に送り出すこととなり,改訂執筆に関わられた諸先生に深甚なる感謝を申し上げる.
本書は1981年1月1日の初版発刊以来,刻一刻と進歩する眼科学を,その時点で分かりやすい形でまとめた標準的な教科書として,38年間にわたりほぼ3年ごとに改訂作業を続けてきた.本書は医学生の卒前教育が主たる対象ではあるが,視能訓練士や眼科診療スタッフに対しても眼科学の理解を助けられるように配慮されている.今回の改訂に当たっても前回同様,時代とともに変貌し続ける眼科学に可能な限り対応した内容とするべく執筆者一同,より洗練された標準的な教科書を作成するべく努力したつもりである.特に従来学生には言葉だけでは理解が難しかった細隙灯顕微鏡検査や標準的白内障手術,および相対的瞳孔求心路障害に対して実際の動画を掲載することでビジュアルに理解を助けるよう配慮した.担当執筆者には敬意を表する.
なお,今回の改訂に当たっての変更点を以下にまとめる.
・ | 各章の冒頭にある構成マップは試験に出るポイントを整理したまとめとなるように改訂した.試験対策に十分役立つと思われる. |
・ | 第2章「眼疾患の問診,症状と検査の進め方」に「主訴・主症状よりみた眼疾患のまとめ」を表形式で追加し,症状から疾患へと一覧できるように配慮した.これにより主要な眼疾患を短時間で網羅することができるようにした. |
・ | 第15章を「眼外傷と眼科救急・プライマリケア」にリニューアルし,在学中はもちろん卒後にも十分役立つ内容に変更した. |
今回,園田康平先生に編集者として新たに加わっていただいた.また,第13版を監修された木下茂先生がご勇退された.木下先生には長年にわたり,本書の執筆と編集そして監修作業に携わっていただき,心から感謝申し上げる次第である.また,執筆体制も5名が交代し,「眼の構造と機能」「角膜と強膜」「神経眼科」「屈折と調節の基本」「屈折異常の治療」の章が新たに見直された.
本書がこれまでの伝統を踏まえ,これから初めて眼科学を学ぶ医学生諸君はもとより,研修医・眼科専攻医やコメディカルスタッフの方々,眼科学を学習したいと希望されるすべての方々のお役に立てれば,編集者としてこれ以上の喜びはない.
2018年12月
編集者代表 中澤 満
目次
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第1章 眼の構造と機能
本章の構成マップ
A 視覚器の構成
B 眼球の構造と機能
C 付属器の構造と機能
D 視神経,視路と視中枢
E 眼の主要な血管系
第2章 眼疾患の問診,症状と検査の進め方
本章の構成マップ
主訴・主症状よりみた眼疾患のまとめ
A 眼疾患の問診
B 眼疾患の症状
C 検査の進め方
D 小児の検査法
第3章 角膜と強膜
本章の構成マップ
A 角膜
B 強膜
第4章 ぶどう膜
本章の構成マップ
A ぶどう膜の形態と機能
B ぶどう膜の先天性疾患
C ぶどう膜腫瘍性疾患
D ぶどう膜炎総論
E ぶどう膜炎各論
第5章 水晶体
本章の構成マップ
A 水晶体の構造と機能
B 白内障
C 小児白内障
D 白内障手術
E 水晶体偏位(水晶体脱臼・亜脱臼)
第6章 緑内障
本章の構成マップ
A 緑内障の定義と重要性
B 眼圧
C 隅角
D 緑内障性視神経症
E 緑内障の分類と疫学
F 緑内障および関連病態の診断と管理
G 薬物治療
H レーザー治療
I 手術治療
第7章 硝子体
本章の構成マップ
A 硝子体の構造と機能
B 硝子体の病変
C 硝子体手術(硝子体切除術)
第8章 網膜
本章の構成マップ
総論:網膜疾患の理解のための基礎
A 網膜の構造と正常眼底所見との関連
B 網膜の構造と機能
C 網膜の栄養(血管系)
D 眼底検査法
E 網膜機能検査法
F 異常眼底所見
G レーザー光凝固
H 抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法
各論:主な網膜疾患
A 網膜剥離
B 網膜循環障害
C 糖尿病網膜症
D 黄斑疾患
E 網膜色素変性と類縁疾患
F その他の網膜疾患
第9章 視神経
本章の構成マップ
A 視神経の解剖
B 視神経の検査
C 視神経の病変
第10章 眼瞼,結膜,涙器
本章の構成マップ
A 眼瞼
B 結膜
C 涙器
第11章 眼窩
本章の構成マップ
A 眼窩の概要
B 眼窩疾患の症状
C 眼窩疾患の検査
D 眼窩疾患
第12章 腫瘍
本章の構成マップ
A 眼外腫瘍
B 眼内腫瘍
第13章 視覚器の発生と先天異常
本章の構成マップ
A 視覚器の発生
B 視覚器の先天異常(形成異常,発生異常)
C 先天異常の原因
第14章 全身疾患と眼
本章の構成マップ
A 循環系疾患
B 内分泌疾患
C 先天代謝異常
D 皮膚疾患
E 膠原病と近縁疾患
F 筋・骨・結合織疾患
G 血液疾患
H 腫瘍性疾患
I 神経疾患
J 感染症
K 染色体異常
L その他
第15章 眼外傷と眼科救急・プライマリケア
本章の構成マップ
A 眼外傷の診断
B 眼外傷各論
C 眼科救急・プライマリケア(眼外傷以外)
第16章 神経眼科
本章の構成マップ
A 神経眼科とは
B 瞳孔反応と対光反射の原理
C 神経眼科診察法
D 視路疾患
E 眼球運動障害
F 眼振
G 瞳孔異常
H 眼瞼異常
第17章 視野
本章の構成マップ
A 視野とは
B 視野測定法
C 正常視野と視野異常
D 視路障害と視野異常の対応
第18章 眼球運動と両眼視機能
本章の構成マップ
A 両眼視機能
B 眼球運動
第19章 斜視と弱視
本章の構成マップ
A 斜視
B 弱視
C 社会的・教育的弱視(ロービジョン)
D 心因性視力障害
E 発達性読み書き障害
第20章 視力
本章の構成マップ
A 視力の定義
B 眼の分解能
C 視力に影響する因子
D 小児の視力発達
E 視力の種類
F 視力の記載法
G 自覚的視力・屈折検査
H 他覚的視力・屈折検査
第21章 屈折と調節の基本
本章の構成マップ
A 屈折と眼光学の知識
B 眼の屈折状態と調節
C 屈折異常
D 調節異常
E 屈折検査
F 調節検査
第22章 屈折・調節異常の治療
本章の構成マップ
A 屈折矯正
B 薬物治療
C 屈折矯正手術
第23章 色覚
本章の構成マップ
A 色覚とその伝達経路
B 先天色覚異常
C 後天色覚異常
D 色覚検査法
和文索引
欧文索引
本章の構成マップ
A 視覚器の構成
B 眼球の構造と機能
C 付属器の構造と機能
D 視神経,視路と視中枢
E 眼の主要な血管系
第2章 眼疾患の問診,症状と検査の進め方
本章の構成マップ
主訴・主症状よりみた眼疾患のまとめ
A 眼疾患の問診
B 眼疾患の症状
C 検査の進め方
D 小児の検査法
第3章 角膜と強膜
本章の構成マップ
A 角膜
B 強膜
第4章 ぶどう膜
本章の構成マップ
A ぶどう膜の形態と機能
B ぶどう膜の先天性疾患
C ぶどう膜腫瘍性疾患
D ぶどう膜炎総論
E ぶどう膜炎各論
第5章 水晶体
本章の構成マップ
A 水晶体の構造と機能
B 白内障
C 小児白内障
D 白内障手術
E 水晶体偏位(水晶体脱臼・亜脱臼)
第6章 緑内障
本章の構成マップ
A 緑内障の定義と重要性
B 眼圧
C 隅角
D 緑内障性視神経症
E 緑内障の分類と疫学
F 緑内障および関連病態の診断と管理
G 薬物治療
H レーザー治療
I 手術治療
第7章 硝子体
本章の構成マップ
A 硝子体の構造と機能
B 硝子体の病変
C 硝子体手術(硝子体切除術)
第8章 網膜
本章の構成マップ
総論:網膜疾患の理解のための基礎
A 網膜の構造と正常眼底所見との関連
B 網膜の構造と機能
C 網膜の栄養(血管系)
D 眼底検査法
E 網膜機能検査法
F 異常眼底所見
G レーザー光凝固
H 抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法
各論:主な網膜疾患
A 網膜剥離
B 網膜循環障害
C 糖尿病網膜症
D 黄斑疾患
E 網膜色素変性と類縁疾患
F その他の網膜疾患
第9章 視神経
本章の構成マップ
A 視神経の解剖
B 視神経の検査
C 視神経の病変
第10章 眼瞼,結膜,涙器
本章の構成マップ
A 眼瞼
B 結膜
C 涙器
第11章 眼窩
本章の構成マップ
A 眼窩の概要
B 眼窩疾患の症状
C 眼窩疾患の検査
D 眼窩疾患
第12章 腫瘍
本章の構成マップ
A 眼外腫瘍
B 眼内腫瘍
第13章 視覚器の発生と先天異常
本章の構成マップ
A 視覚器の発生
B 視覚器の先天異常(形成異常,発生異常)
C 先天異常の原因
第14章 全身疾患と眼
本章の構成マップ
A 循環系疾患
B 内分泌疾患
C 先天代謝異常
D 皮膚疾患
E 膠原病と近縁疾患
F 筋・骨・結合織疾患
G 血液疾患
H 腫瘍性疾患
I 神経疾患
J 感染症
K 染色体異常
L その他
第15章 眼外傷と眼科救急・プライマリケア
本章の構成マップ
A 眼外傷の診断
B 眼外傷各論
C 眼科救急・プライマリケア(眼外傷以外)
第16章 神経眼科
本章の構成マップ
A 神経眼科とは
B 瞳孔反応と対光反射の原理
C 神経眼科診察法
D 視路疾患
E 眼球運動障害
F 眼振
G 瞳孔異常
H 眼瞼異常
第17章 視野
本章の構成マップ
A 視野とは
B 視野測定法
C 正常視野と視野異常
D 視路障害と視野異常の対応
第18章 眼球運動と両眼視機能
本章の構成マップ
A 両眼視機能
B 眼球運動
第19章 斜視と弱視
本章の構成マップ
A 斜視
B 弱視
C 社会的・教育的弱視(ロービジョン)
D 心因性視力障害
E 発達性読み書き障害
第20章 視力
本章の構成マップ
A 視力の定義
B 眼の分解能
C 視力に影響する因子
D 小児の視力発達
E 視力の種類
F 視力の記載法
G 自覚的視力・屈折検査
H 他覚的視力・屈折検査
第21章 屈折と調節の基本
本章の構成マップ
A 屈折と眼光学の知識
B 眼の屈折状態と調節
C 屈折異常
D 調節異常
E 屈折検査
F 調節検査
第22章 屈折・調節異常の治療
本章の構成マップ
A 屈折矯正
B 薬物治療
C 屈折矯正手術
第23章 色覚
本章の構成マップ
A 色覚とその伝達経路
B 先天色覚異常
C 後天色覚異常
D 色覚検査法
和文索引
欧文索引