成人看護学[5]
消化器 第14版
本書の特長
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●第1章では、外来受療者の最も多い消化器疾患患者に対する多面的な援助の方法を、患者の身体的、心理・社会的問題から明らかにしました。
●第2章では、「消化器の構造と機能」を図を用いて視覚的に理解できるようにしました。また、第3章では、「症状のおこるメカニズム」をチャート図などを用いてわかりやすく示し、第4章以降の理解につながるよう努めました。
●第4章・第5章では、検査・治療・処置、疾患の理解について、最新の知見に基づき記載しました。
●第6章では、症状に対する看護、検査を受ける患者の看護、治療・処置を受ける患者の看護、疾患を持つ患者の看護に大別し、看護過程にそって展開しています。
●第7章の事例では、「胃がんで手術を受ける患者の看護」と「肝硬変患者の看護」を掲載しました。
●特論として「ストーマケア」を新たに設けました。
*「系統看護学講座」は2018年版より新デザインとなりました。
*「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
*「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ | 系統看護学講座 |
---|---|
著 | 松田 明子 / 永田 博司 / 宮島 伸宜 / 斎藤 英胤 / 金田 智 / 長谷川 由美 / 中村 威 / 宮澤 光男 / 南川 雅子 / 三ッ井 圭子 / 棟久 恭子 / 渡邊 千登世 |
発行 | 2015年01月判型:B5頁:496 |
ISBN | 978-4-260-02000-8 |
定価 | 2,970円 (本体2,700円+税) |
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- 目次
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序文
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はしがき
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気を持つ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患を持った患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニーズを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせ持つ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2013年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」は,今改訂で新設された。冒頭の事例により,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿をイメージするとともに,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように「本書の構成マップ」を設けた。
第1章「消化器の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することを切に望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2014年11月
著者ら
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気を持つ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患を持った患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニーズを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせ持つ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2013年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」は,今改訂で新設された。冒頭の事例により,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿をイメージするとともに,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように「本書の構成マップ」を設けた。
第1章「消化器の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することを切に望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2014年11月
著者ら
目次
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序章 この本で学ぶこと (南川雅子)
消化器疾患を持つ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 消化器の看護を学ぶにあたって (松田明子)
A 医療の動向と看護
B 患者の特徴
1 身体的な問題
2 心理・社会的な問題
C 看護の役割
1 身体的な問題への援助
2 心理・社会的な問題への援助
3 家族への援助
第2章 消化器の構造と機能 (永田博司・宮島伸宜・齋藤英胤)
A 食道の構造と機能
1 食道の構造
2 食道の機能
B 胃・十二指腸の構造と機能
1 胃・十二指腸の構造
2 胃・十二指腸の機能
C 小腸・大腸の構造と機能
1 小腸の構造
2 大腸の構造
3 小腸・大腸の機能
D 直腸・肛門の構造と機能
1 直腸・肛門管の構造
2 直腸・肛門の機能
E 肝臓の構造と機能
1 肝臓の構造
2 肝臓の機能
3 胆汁の組成とビリルビン代謝
F 胆道系の構造と機能
1 胆道の構造と機能
2 胆嚢の構造と機能
G 膵臓の構造と機能
1 膵臓の構造
2 膵臓の機能
第3章 症状とその病態生理 (永田博司・齋藤英胤)
A 嚥下困難
B おくび・胸やけ
1 おくび(あい気)
2 胸やけ
C 吐きけ・嘔吐
D 腹痛
E 吐血・下血
F 下痢
G 便秘
H 腹部膨満
1 腸内ガスによる腹部膨満
2 腹水による腹部膨満
3 腫瘤による腹部膨満
I 食欲不振と体重減少
1 食欲不振
2 体重減少
J 腹水
K 黄疸
L 意識障害(肝性脳症)
第4章 検査と治療 (永田博司・齋藤英胤・金田智・宮島伸宜・長谷川由美・中村威)
A 診察と診断の流れ
1 視診
2 聴診
3 打診
4 触診
5 直腸指診
B 検査
1 糞便検査
2 肝機能検査
3 栄養状態のアセスメント
4 膵外分泌機能検査
5 超音波検査
6 内視鏡検査
7 肝生検
8 放射線検査
9 X線コンピュータ断層像(X線CT)
10 磁気共鳴画像(MRI)
11 肝シンチグラフィー
12 陽電子放射断層撮影(PET)
C 治療
1 薬物療法
2 栄養療法・食事療法
3 手術療法
4 放射線療法
第5章 疾患の理解 (中村威・永田博司・宮島伸宜・齋藤英胤・宮澤光男)
A 食道の疾患
1 食道がん
2 食道アカラシア
3 胃食道逆流症(GERD)
B 胃・十二指腸疾患
1 機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)
2 胃炎
3 胃・十二指腸潰瘍
4 胃がん
C 腸および腹膜疾患
1 過敏性腸症候群
2 腸炎
3 腹膜炎
4 虫垂炎
5 ヘルニア
6 イレウス(腸閉塞症)
7 腸内寄生虫疾患
8 消化管憩室
9 腸管ポリープおよびポリポーシス
10 結腸がん,直腸がん
11 肛門疾患
D 肝臓・胆嚢の疾患
1 肝炎
2 肝硬変症
3 門脈圧亢進症
4 肝不全
5 肝(臓)がん
6 肝外傷
7 胆石症
8 急性胆嚢炎および胆管炎
9 胆管がん
10 胆嚢がん
11 胆嚢ポリープ
12 肝寄生虫疾患
E 膵臓の疾患
1 膵(臓)炎
2 膵(臓)がん
F 急性腹症
G 腹部外傷
第6章 患者の看護 (南川雅子・松田明子・三ッ井圭子・棟久恭子・渡邊千登世)
A 経過別にみた看護
1 急性期患者の看護
2 慢性期患者の看護
3 回復期患者の看護
4 終末期患者の看護
5 継続看護
B 症状に対する看護
1 嚥下困難のある患者の看護
2 おくび・胸やけのある患者の看護
3 吐きけ・嘔吐のある患者の看護
4 腹痛のある患者の看護
5 吐血・下血のある患者の看護
6 下痢のある患者の看護
7 便秘のある患者の看護
8 腹部膨満のある患者の看護
9 食欲不振と体重減少のある患者の看護
10 黄疸のある患者の看護
11 意識障害(肝性脳症)のある患者の看護
C 検査を受ける患者の看護
1 造影検査を受ける患者の看護
2 内視鏡検査を受ける患者の看護
3 肝生検を受ける患者の看護
4 肝シンチグラフィーを受ける患者の看護
5 腹部超音波検査を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 薬物療法を受ける患者の看護
2 化学療法を受ける患者の看護
3 栄養療法・食事療法を受ける患者の看護
4 手術療法を受ける患者の看護
5 胃瘻・空腸瘻造設患者の看護
6 放射線療法を受ける患者の看護
E 疾患を持つ患者の看護
1 食道疾患患者の看護
2 胃・十二指腸疾患患者の看護
3 腸・腹膜疾患患者の看護
4 肝臓・胆嚢疾患患者の看護
5 膵臓疾患患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開 (三ッ井圭子・棟久恭子)
A 胃がんで手術を受ける患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
B 肝硬変患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
特論 ストーマケア (渡邊千登世)
A ストーマ造設術の概要
1 ストーマとは
2 ストーマ造設を必要とする疾患
3 消化管ストーマの分類
B 手術前の看護
1 術前の心理的支援
2 術前のアセスメント
3 術前オリエンテーション
4 ストーマサイト-マーキング
5 パッチテスト
C 手術後の看護
1 術後の心理的支援
2 術後の看護と術後合併症
3 ストーマとストーマ周囲皮膚の観察
4 ストーマ周囲の皮膚障害とスキンケア
5 ストーマ装具の選択
D 回復期の看護
1 情報収集とアセスメント
2 ストーマ装具交換のセルフケア指導
3 合併症への援助
4 ストーマ造設術後の日常生活についての援助
索引
消化器疾患を持つ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 消化器の看護を学ぶにあたって (松田明子)
A 医療の動向と看護
B 患者の特徴
1 身体的な問題
2 心理・社会的な問題
C 看護の役割
1 身体的な問題への援助
2 心理・社会的な問題への援助
3 家族への援助
第2章 消化器の構造と機能 (永田博司・宮島伸宜・齋藤英胤)
A 食道の構造と機能
1 食道の構造
2 食道の機能
B 胃・十二指腸の構造と機能
1 胃・十二指腸の構造
2 胃・十二指腸の機能
C 小腸・大腸の構造と機能
1 小腸の構造
2 大腸の構造
3 小腸・大腸の機能
D 直腸・肛門の構造と機能
1 直腸・肛門管の構造
2 直腸・肛門の機能
E 肝臓の構造と機能
1 肝臓の構造
2 肝臓の機能
3 胆汁の組成とビリルビン代謝
F 胆道系の構造と機能
1 胆道の構造と機能
2 胆嚢の構造と機能
G 膵臓の構造と機能
1 膵臓の構造
2 膵臓の機能
第3章 症状とその病態生理 (永田博司・齋藤英胤)
A 嚥下困難
B おくび・胸やけ
1 おくび(あい気)
2 胸やけ
C 吐きけ・嘔吐
D 腹痛
E 吐血・下血
F 下痢
G 便秘
H 腹部膨満
1 腸内ガスによる腹部膨満
2 腹水による腹部膨満
3 腫瘤による腹部膨満
I 食欲不振と体重減少
1 食欲不振
2 体重減少
J 腹水
K 黄疸
L 意識障害(肝性脳症)
第4章 検査と治療 (永田博司・齋藤英胤・金田智・宮島伸宜・長谷川由美・中村威)
A 診察と診断の流れ
1 視診
2 聴診
3 打診
4 触診
5 直腸指診
B 検査
1 糞便検査
2 肝機能検査
3 栄養状態のアセスメント
4 膵外分泌機能検査
5 超音波検査
6 内視鏡検査
7 肝生検
8 放射線検査
9 X線コンピュータ断層像(X線CT)
10 磁気共鳴画像(MRI)
11 肝シンチグラフィー
12 陽電子放射断層撮影(PET)
C 治療
1 薬物療法
2 栄養療法・食事療法
3 手術療法
4 放射線療法
第5章 疾患の理解 (中村威・永田博司・宮島伸宜・齋藤英胤・宮澤光男)
A 食道の疾患
1 食道がん
2 食道アカラシア
3 胃食道逆流症(GERD)
B 胃・十二指腸疾患
1 機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)
2 胃炎
3 胃・十二指腸潰瘍
4 胃がん
C 腸および腹膜疾患
1 過敏性腸症候群
2 腸炎
3 腹膜炎
4 虫垂炎
5 ヘルニア
6 イレウス(腸閉塞症)
7 腸内寄生虫疾患
8 消化管憩室
9 腸管ポリープおよびポリポーシス
10 結腸がん,直腸がん
11 肛門疾患
D 肝臓・胆嚢の疾患
1 肝炎
2 肝硬変症
3 門脈圧亢進症
4 肝不全
5 肝(臓)がん
6 肝外傷
7 胆石症
8 急性胆嚢炎および胆管炎
9 胆管がん
10 胆嚢がん
11 胆嚢ポリープ
12 肝寄生虫疾患
E 膵臓の疾患
1 膵(臓)炎
2 膵(臓)がん
F 急性腹症
G 腹部外傷
第6章 患者の看護 (南川雅子・松田明子・三ッ井圭子・棟久恭子・渡邊千登世)
A 経過別にみた看護
1 急性期患者の看護
2 慢性期患者の看護
3 回復期患者の看護
4 終末期患者の看護
5 継続看護
B 症状に対する看護
1 嚥下困難のある患者の看護
2 おくび・胸やけのある患者の看護
3 吐きけ・嘔吐のある患者の看護
4 腹痛のある患者の看護
5 吐血・下血のある患者の看護
6 下痢のある患者の看護
7 便秘のある患者の看護
8 腹部膨満のある患者の看護
9 食欲不振と体重減少のある患者の看護
10 黄疸のある患者の看護
11 意識障害(肝性脳症)のある患者の看護
C 検査を受ける患者の看護
1 造影検査を受ける患者の看護
2 内視鏡検査を受ける患者の看護
3 肝生検を受ける患者の看護
4 肝シンチグラフィーを受ける患者の看護
5 腹部超音波検査を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 薬物療法を受ける患者の看護
2 化学療法を受ける患者の看護
3 栄養療法・食事療法を受ける患者の看護
4 手術療法を受ける患者の看護
5 胃瘻・空腸瘻造設患者の看護
6 放射線療法を受ける患者の看護
E 疾患を持つ患者の看護
1 食道疾患患者の看護
2 胃・十二指腸疾患患者の看護
3 腸・腹膜疾患患者の看護
4 肝臓・胆嚢疾患患者の看護
5 膵臓疾患患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開 (三ッ井圭子・棟久恭子)
A 胃がんで手術を受ける患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
B 肝硬変患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
特論 ストーマケア (渡邊千登世)
A ストーマ造設術の概要
1 ストーマとは
2 ストーマ造設を必要とする疾患
3 消化管ストーマの分類
B 手術前の看護
1 術前の心理的支援
2 術前のアセスメント
3 術前オリエンテーション
4 ストーマサイト-マーキング
5 パッチテスト
C 手術後の看護
1 術後の心理的支援
2 術後の看護と術後合併症
3 ストーマとストーマ周囲皮膚の観察
4 ストーマ周囲の皮膚障害とスキンケア
5 ストーマ装具の選択
D 回復期の看護
1 情報収集とアセスメント
2 ストーマ装具交換のセルフケア指導
3 合併症への援助
4 ストーマ造設術後の日常生活についての援助
索引
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
更新情報
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