標準脳神経外科学 第11版
医学生に必須の知識を精選した定評ある脳神経外科学テキスト
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医学生に必須の知識を精選した定評ある脳神経外科学テキストの改訂第11版。クロスリファレンスや大好評の「演習問題」、「臨床実習の手引き」がさらに充実。本文頁とリンクした「ガイドライン対照表」、「コアカリキュラム対照表」で、いま自分が何を学べばよいのかが一目瞭然。イラスト、カラー写真も増えて、一層ビジュアライズされた定番テキスト。
シリーズ | 標準医学 |
---|---|
監修 | 山浦 晶 / 田中 隆一 |
編集 | 児玉 南海雄 / 佐々木 富男 / 峯浦 一喜 / 新井 一 / 冨永 悌二 |
発行 | 2008年04月判型:B5頁:512 |
ISBN | 978-4-260-00535-7 |
定価 | 7,700円 (本体7,000円+税) |
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序文
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第11版 序
『標準脳神経外科学』の第11版を刊行する運びとなり,まず執筆者ならびに編集者の諸先生方に心からの謝意を表したい。
本書の生みの親である竹内一夫先生により,初版が1979年に刊行されてからほぼ30年が過ぎた。この間,医学生が絶対的に必要とする基本知識と日進月歩の先端知識を,いかにバランス良く取捨選択していくかが大きなテーマであった。ありがたいことに歴代の編集者の先生方の御努力により,その基本的コンセプトが守り続けられ,3年毎の改訂を加えながらも本書の内容も,あまつさえボリュームもほとんど変わることなく受け継がれてきた。
この第11版では,4人の新しい編集者をお迎えし,また,執筆を新たに16人の先生方にお願いしたところ,期待に違わず素晴らしいお仕事をしていただいた。
編集者としては全編を通して,ある事項に関連する参照ページの記載を可能な限り緻密に行い,同時に索引に関しても同様の配慮を施し,記載されたページをたどればその事項に関し総合的に理解できるよう心がけたつもりである。
巻末には,医師国家試験と同一形式の問題ならびに解説,医師国家試験の出題基準(ガイドライン)および医学教育モデル・コア・カリキュラムも挿入した。いずれも脳神経外科領域のみに限った改変版ではあるが,有機的に利用していただければと願っている。
医学生の大きな目標は国家試験をパスすることであり,そのためには多くの知識を必要とする。それも必要だが,余りにそれだけに夢中になり,本来の医学生としてのあるべき姿や医師になるための心がまえなどの,最も基本的な事の修練がなおざりになっている点も否めない。本書の「臨床実習の手引」のp353~358には,医学生の基本的心がまえが見事に組み込まれている。なによりもまず,ここからお読みいただくことをお奨めする。
本書では,第10版から「患者さん」という表現を用いた。「さん」をつけると柔らかい感じを受けるし,なによりも「清潔な身だしなみで言葉遣いも丁寧に」という医学生ならびに医師のあるべき姿と全く矛盾しない。むしろ,これまで臨床の場で用いられてきた呼び方と教科書の記述が一致していなかった状況を,変えて行きたいという意向である。皆様からの御意見や御批判を頂戴できれば幸いである。
最後に,本書の出版にあたり,並々ならぬ情熱を持ち真摯な努力を積み重ねてこられた医学書院の関係者諸氏に深甚なる謝意を捧げる。
2008年3月
編集者 児玉 南海雄/佐々木 富男/峯浦 一喜/新井 一/冨永 悌二
『標準脳神経外科学』の第11版を刊行する運びとなり,まず執筆者ならびに編集者の諸先生方に心からの謝意を表したい。
本書の生みの親である竹内一夫先生により,初版が1979年に刊行されてからほぼ30年が過ぎた。この間,医学生が絶対的に必要とする基本知識と日進月歩の先端知識を,いかにバランス良く取捨選択していくかが大きなテーマであった。ありがたいことに歴代の編集者の先生方の御努力により,その基本的コンセプトが守り続けられ,3年毎の改訂を加えながらも本書の内容も,あまつさえボリュームもほとんど変わることなく受け継がれてきた。
この第11版では,4人の新しい編集者をお迎えし,また,執筆を新たに16人の先生方にお願いしたところ,期待に違わず素晴らしいお仕事をしていただいた。
編集者としては全編を通して,ある事項に関連する参照ページの記載を可能な限り緻密に行い,同時に索引に関しても同様の配慮を施し,記載されたページをたどればその事項に関し総合的に理解できるよう心がけたつもりである。
巻末には,医師国家試験と同一形式の問題ならびに解説,医師国家試験の出題基準(ガイドライン)および医学教育モデル・コア・カリキュラムも挿入した。いずれも脳神経外科領域のみに限った改変版ではあるが,有機的に利用していただければと願っている。
医学生の大きな目標は国家試験をパスすることであり,そのためには多くの知識を必要とする。それも必要だが,余りにそれだけに夢中になり,本来の医学生としてのあるべき姿や医師になるための心がまえなどの,最も基本的な事の修練がなおざりになっている点も否めない。本書の「臨床実習の手引」のp353~358には,医学生の基本的心がまえが見事に組み込まれている。なによりもまず,ここからお読みいただくことをお奨めする。
本書では,第10版から「患者さん」という表現を用いた。「さん」をつけると柔らかい感じを受けるし,なによりも「清潔な身だしなみで言葉遣いも丁寧に」という医学生ならびに医師のあるべき姿と全く矛盾しない。むしろ,これまで臨床の場で用いられてきた呼び方と教科書の記述が一致していなかった状況を,変えて行きたいという意向である。皆様からの御意見や御批判を頂戴できれば幸いである。
最後に,本書の出版にあたり,並々ならぬ情熱を持ち真摯な努力を積み重ねてこられた医学書院の関係者諸氏に深甚なる謝意を捧げる。
2008年3月
編集者 児玉 南海雄/佐々木 富男/峯浦 一喜/新井 一/冨永 悌二
目次
開く
総論
緒論
臨床解剖
神経学的検査法
補助診断法
脳に特異な症候と病態
各論
脳腫瘍
脳血管障害
頭部外傷
先天奇形
水頭症
機能的脳神経外科
脊髄・脊椎疾患
末梢神経の外科
炎症性疾患
臨床実習の手引き
巻末問題
医師国家試験出題基準対照表
医学教育モデル・コア・カリキュラム対照表
索引
緒論
臨床解剖
神経学的検査法
補助診断法
脳に特異な症候と病態
各論
脳腫瘍
脳血管障害
頭部外傷
先天奇形
水頭症
機能的脳神経外科
脊髄・脊椎疾患
末梢神経の外科
炎症性疾患
臨床実習の手引き
巻末問題
医師国家試験出題基準対照表
医学教育モデル・コア・カリキュラム対照表
索引
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