治療薬マニュアル 2023

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添付文書情報を整理した「薬剤便覧」に、専門医の「臨床解説(適応外使用など)」を加えた全医療者必携の治療薬年鑑。後発医薬品や2022年収載の新薬を含む、ほぼすべての医療用医薬品を収録。病態生理と薬理作用を図示した「図解薬理作用」など、実用的な付録・解説も充実。PC・スマホ・タブレットで利用できる『Web電子版』付き。
 

※電子版の利用期限:2024年1月末
※Web電子版が2023年版のコンテンツに更新されるのは2023年3月末の予定です。2023年1月~3月は2022年版コンテンツをご利用いただけます。


*「治療薬マニュアル」は株式会社医学書院の登録商標です。

監修 髙久 史麿 / 矢﨑 義雄
編集 北原 光夫 / 上野 文昭 / 越前 宏俊
発行 2023年01月判型:B6頁:2848
ISBN 978-4-260-05054-8
定価 5,500円 (本体5,000円+税)
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    2023.08.01

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    2023.01.24

  • 序文
  • 目次
  • 付録・特典
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2023年版の序

 1990年に創刊された治療薬マニュアルは,臨床領域別に使用されている薬剤をリストアップしてまとめ,対象疾患の治療戦略と個々の薬剤の特徴や使用法など,両方向から薬物治療に関するすべてを理解できるような情報源となることを目指してきた.添付文書に記載されている内容をできるだけ忠実に伝えるほか,重要薬剤や頻用薬剤については各領域の専門医により実際的で臨床に直結した解説が加えられている.最近では,薬剤の数も30年前とは比較にならないほど増え,治療戦略も複雑化してきている.本書の基本方針として,あらゆる情報を網羅し,別の書籍で二度引きする必要のない内容とすることを重視しているため,1,000頁に満たなかった創刊当初から,今では2,500頁を超えるエンサイクロペディアとなっている.それでも十数年前の版と比較して,厚さも重さもほぼ同等なのは,内容以外に歓迎すべき製本技術の進歩といえる.
 本書は伝統あるマニュアルとしてこれまでの基本的な構成を継承しているが,時代の要請を鑑みながら年々着実に進化していることも事実である.書籍の発行後に改定された薬価や新たな後発医薬品に関する情報を電子版で提供し,新薬については公式サイトで情報提供している.また,昨年からはオーソライズドジェネリック薬品(AG)にマークを付記し,後発品が多々あるなかでもAGが一目で識別できるように配慮した.
 毎年限られた時間のなかで膨大な改訂作業に取り組まれてきたご執筆担当の先生方や医学書院編集室の方々のご尽力に深謝いたしたい.そして,ようやく2023年版を日本全国の医療関係者のお手元にお届けできる運びとなった.現在わが国で使われる治療薬に関する最も信頼できる情報源として,診療に,学習に,教育に日々活用していただければ幸いである.

 2022年12月
 上野文昭

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薬物療法の基本的注意

図解薬理作用

添付文書情報と臨床解説
 1 解熱・鎮痛・抗炎症薬
 2 抗リウマチ薬
 3 催眠・鎮静薬
 4 抗不安薬
 5 抗精神病薬
 6 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 7 抗てんかん薬
 8 パーキンソン病/症候群治療薬
 9 脳循環代謝改善薬
 10 筋弛緩薬
 11 自律神経系作用薬
 12 抗めまい薬
 13 片頭痛治療薬
 14 その他の神経系用薬
 15 降圧薬
 16 Ca拮抗薬
 17 利尿薬
 18 β遮断薬
 19 抗狭心症薬
 20 抗不整脈薬
 21 心不全治療薬
 22 その他の循環器用薬
 23 アレルギー治療薬
 24 気管支拡張薬・喘息治療薬
 25 鎮咳薬
 26 去痰薬
 27 その他の呼吸器用薬
 28 消化性潰瘍治療薬
 29 健胃・消化薬
 30 下剤
 31 止痢・整腸薬
 32 その他の消化器用薬
 33 痛風・高尿酸血症治療薬
 34 脂質異常症用薬
 35 糖尿病用薬
 36 下垂体ホルモン製剤
 37 副腎皮質ホルモン製剤
 38 性ホルモン製剤
 39 その他のホルモン製剤
 40 子宮用薬
 41 骨粗鬆症・骨代謝改善薬
 42 ビタミン製剤
 43 輸液・栄養製剤
 44 電解質製剤
 45 灌流用剤
 46 解毒薬・中毒治療薬
 47 抗菌薬
 48 抗真菌薬
 49 抗ウイルス薬
 50 寄生虫・原虫用薬
 51 抗癌剤
 52 免疫抑制薬
 53 眼科用薬
 54 耳鼻咽喉科用薬
 55 口腔用薬
 56 泌尿・生殖器用薬
 57 痔治療薬
 58 皮膚用薬
 59 血液製剤類
 60 造血と血液凝固関係製剤
 61 ワクチン・トキソイド
 62 麻薬
 63 麻酔薬
 64 生活改善薬
 65 その他の治療薬
 66 検査・診断用薬
 67 造影剤
 68 放射性医薬品
 69 消毒剤
 70 歯科用薬
 71 再生医療等製品
 72 漢方薬

新薬

付録
 重大な有害反応(副作用)の症状と,原因となる代表的な医薬品
 医療用医薬品の添付文書の見方
 医薬品の添付文書以外の重要な医薬品情報源とその見方
 後発医薬品に関する情報と選択の留意点
 医薬品リスク管理計画(RMP)と薬剤師の責務
 「医薬品の安全使用のための業務手順書作成マニュアル」について
 ハイリスク薬投与患者の薬学的管理
 処方箋の書き方
 錠剤・カプセルの粉砕・開封可否の基準
 疾患別禁忌薬・注意薬一覧
 基本的薬物動態用語
 薬物血中濃度モニタリング(TDM)の対象となる薬物とその有効・中毒濃度範囲
 製剤の味・風味一覧
 薬剤の影響を受ける臨床検査一覧
 投薬期間に上限が設けられている医薬品
 製薬企業の連絡先一覧

索引

電子版
 重要処方
 薬物と飲食物・嗜好品との相互作用
 薬効分類番号一覧(4桁)

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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