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標準耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 第4版

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耳鼻咽喉科・頭頸部外科学全般の知識の習得に最適なスタンダードな教科書。四半世紀ぶりの大改訂。各領域のエキスパートが最新の知見をふまえ平明に解説する。発生・解剖・生理の概説から、症候、検査法、主要疾患の診断・治療まで臨床に有用な内容を過不足なく記載。ポイントを押さえた記述と共に多数のカラー写真・図版を用いビジュアル面も充実。

シリーズ 標準医学
編集 大森 孝一 / 野中 学 / 小島 博己
発行 2022年03月判型:B5頁:464
ISBN 978-4-260-04765-4
定価 7,700円 (本体7,000円+税)

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第4版 序

 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学は,耳科学,鼻科学,口腔・咽頭科学,喉頭科学,気管食道科学,頭頸部外科学に大きく分かれる.耳科学には聴覚障害,平衡障害,中耳疾患,顔面神経麻痺,鼻科学には鼻・副鼻腔の炎症や腫瘍,アレルギー,口腔・咽頭科学には炎症や腫瘍,睡眠時無呼吸症,喉頭科学・気管食道科学には音声や嚥下,呼吸の障害,頭頸部外科学には頭頸部癌や甲状腺腫瘍,再建手術など,多岐にわたる.感覚器障害,コミュニケーション障害,感染症,アレルギー疾患,自己免疫疾患,神経疾患,腫瘍を取り扱っており,外科的な手術治療と内科的な保存的治療を一貫して実施し提供することができる.
 「頭頸部」とは,鎖骨より上方,頭蓋底より下方,頸椎より前方のうち,眼球以外の解剖学的な部位をいう.一般の人にはなじみの薄い用語であるが,医師国家試験の出題基準で1993年から頭頸部という用語が用いられており,医学部学生には聞き慣れた用語と思われる.本書では第2版(1989年発行)から『標準耳鼻咽喉科・頭頸部外科学』に改称して上梓してきた.なお,2021年に日本耳鼻咽喉科学会は日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会に改称された.
 本書は医学部学生を対象とした耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の教科書であり,医学生が習得すべき知識を整理して解説している.1997年以来の改版であり,このたび全面的に刷新した.まず医学部学生に必要なことを過不足なく記載するため,目次構成を一から見直した.各領域の第一人者にご執筆いただき,最新の知見を反映させ,臨床でも有用な内容が提示されている.また,読者の理解を深めるために図表,カラー写真を多数掲載し,巻末に脳神経の解剖,頭頸部癌TNM分類を掲載した.限られた時間のなかで広範かつ膨大な知識の習得を求められる医学生のニーズに応えるべく,要点を押さえつつ網羅性を備えた信頼のおける教科書をめざした.特にわかりやすさを追求している.
 初期研修では当直などで遭遇する大切な疾患が多数あり,特に急性喉頭蓋炎や扁桃周囲膿瘍の気道狭窄や鼻出血,めまいなどの救急疾患,突発性難聴や顔面神経麻痺などでは緊急の治療を要する疾患として理解しておく必要があり,これらにもしっかり対応している.
 近年の耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の進歩には,遺伝性難聴,人工内耳・中耳,ナビゲーション手術,ロボット支援手術,再生医療,分子標的薬,がん免疫療法など目覚ましいものがある.現在100年に1回といわれるパンデミックの真っただ中であるが,上気道は新型コロナウイルスの感染部位であり,また嗅覚障害や味覚障害が問題になっている.このように,耳鼻咽喉科・頭頸部外科学が取り扱う領域は,医学的に重要な部位であると同時に,多くの先端的な治療が注目を集めている.本書は,各領域のトップランナーにご執筆いただいているので,耳鼻咽喉科の専攻医や専門医にも最新の情報を適確に提供しており,臨床現場においても臨床教育においてもすぐに役立つ.また,言語聴覚士養成校における耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の教科書としても十分な内容を提供している.
 本書が,耳鼻咽喉科・頭頸部外科学における現在の標準的な医療を示しており,最新情報を網羅していることから,それぞれの立場において十分活用していただけるものと確信している.

 2022年2月
 大森孝一・野中 学・小島博己

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第I編 耳科学
 第1章 耳の発生・解剖・生理
 第2章 耳疾患の症候
 第3章 耳の検査法
 第4章 外耳・中耳の主要疾患
 第5章 内耳の主要疾患
 第6章 顔面神経

第II編 鼻科学
 第7章 鼻の発生・解剖・生理
 第8章 鼻疾患の症候
 第9章 鼻の検査法
 第10章 鼻・副鼻腔の主要疾患

第III編 口腔・咽頭科学
 第11章 口腔・咽頭・唾液腺の発生・解剖・生理
 第12章 口腔・咽頭・唾液腺疾患の症候
 第13章 口腔・咽頭・唾液腺の検査法
 第14章 口腔・咽頭・唾液腺の主要疾患

第IV編 喉頭科学
 第15章 喉頭の発生・解剖・生理
 第16章 喉頭疾患の症候
 第17章 喉頭の検査法
 第18章 喉頭疾患の治療
 第19章 喉頭の主要疾患
 第20章 発語

第V編 気管・食道科学
 第21章 気管・気管支・食道の発生・解剖・生理
 第22章 気管・気管支・食道疾患の症候
 第23章 気管・気管支・食道の検査法
 第24章 気管・食道の主要疾患
 第25章 嚥下障害

第VI編 頭頸部外科学
 第26章 頭頸部の解剖
 第27章 頭頸部の症候
 第28章 頭頸部の診察と検査法
 第29章 頭頸部再建
 第30章 頭頸部癌の集学的治療
 第31章 頭頸部の主要疾患

〔付録1〕臨床解剖――脳神経
〔付録2〕頭頸部癌のTNM分類

和文索引
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