成人看護学[14]
耳鼻咽喉 第14版
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- 聴覚・嗅覚・味覚・平衡覚などに影響を及ぼし、患者の日常生活に多大な変化をもたらす耳鼻咽喉疾患について、最近の医療の動向を解説し、患者がかかえる身体的問題、心理・社会的問題を理解しながら看護を学べるようにまとめています。
- 耳鼻咽喉それぞれの部位について、構造と機能を合体させて解説し、理解しやすい工夫をしました。
- 耳鼻咽喉領域におこる症状と病態生理、おもな検査・治療法、おもな疾患を解説し、その知識をもとに患者の看護が学習できるようになっています。
- 第6章A節には喉頭がん患者の事例を加え、急性期・回復期・慢性期といった経過別看護について学べるように刷新しました。さらに、他ページへの参照を多数掲載することで学習効果を高めています。
- 写真・図を多用して、より学生が看護や疾患についてイメージできるようにしました。
- 看護師国家試験の頻出事項である「摂食・嚥下障害患者の看護」を特論としてまとめてあり、さらに「嚥下訓練」や「食事の介助」などの動画を収載しています。複雑な嚥下運動を理解し適切な援助へと結びつけられるよう、嚥下のアニメーション動画も収載しました。
- 「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ | 系統看護学講座-専門分野 |
---|---|
執筆 | 小松 浩子 / 生井 明浩 / 松崎 洋海 / 矢ヶ崎 香 / 村田 千年 / 田口 雅子 / 泉谷 聡子 / 上野 まき子 |
発行 | 2020年01月判型:B5頁:296 |
ISBN | 978-4-260-03864-5 |
定価 | 1,980円 (本体1,800円+税) |
- 2025年春改訂予定
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- 序文
- 目次
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はしがき
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニーズを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせもつ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「耳鼻咽喉の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A.疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
特論「摂食・嚥下障害患者の看護」では,総合的に学習ができるように最新の内容を解説した。また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2019年11月
著者ら
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニーズを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせもつ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「耳鼻咽喉の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A.疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
特論「摂食・嚥下障害患者の看護」では,総合的に学習ができるように最新の内容を解説した。また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2019年11月
著者ら
目次
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序章 この本で学ぶこと (小松浩子)
耳鼻咽喉疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 耳鼻咽喉の看護を学ぶにあたって (小松浩子)
A 医療の動向と看護
1 医療の動向
2 看護
B 患者の特徴と看護の役割
1 身体的問題とその援助
2 心理・社会的問題とその援助
3 家族への援助
第2章 耳鼻咽喉・頸部の構造と機能 (生井明浩)
A 耳の構造と機能
1 耳の構造
2 聴覚
3 平衡覚
B 鼻の構造と機能
1 外鼻
2 鼻腔
3 副鼻腔
C 口腔と唾液腺の構造と機能
D 咽頭の構造と機能
1 上咽頭(鼻咽頭〔腔〕)
2 中咽頭
3 下咽頭
E 喉頭の構造と機能
1 喉頭の構造
2 喉頭の機能
F 気管・食道・甲状腺(頸部)の構造と機能
第3章 症状とその病態生理 (生井明浩)
A 耳にあらわれる症状と病態生理
1 難聴
2 耳鳴
3 耳閉感(耳閉塞感)
4 眩暈(めまい)
5 耳漏
6 耳痛
7 顔面神経麻痺
B 鼻にあらわれる症状と病態生理
1 鼻閉
2 くしゃみ
3 嗅覚障害
4 鼻声
5 鼻漏
6 鼻出血
7 鼻痛
8 神経症状
C 口腔・唾液腺・咽頭にあらわれる症状と病態生理
1 咽頭痛
2 呼吸障害
3 嚥下障害
4 知覚異常
D 喉頭にあらわれる症状と病態生理
1 音声・言語障害
2 呼吸障害
3 咳(咳嗽)・喀痰
4 嚥下障害
第4章 検査と治療 (生井明浩)
A 診察と診断の流れ
1 おもな器材・器具
2 耳の診察
3 鼻・上咽頭の診察
4 口腔・中咽頭の診察
5 下咽頭・喉頭の診察
6 気管・食道・頸部・甲状腺の診察
B おもな検査
1 聴力検査
2 平衡機能検査
3 耳管通気検査
4 顔面神経機能検査
5 鼻・副鼻腔検査
6 内視鏡検査
7 嗅覚検査
8 味覚検査
9 画像検査
10 喉頭ストロボスコピー
C おもな治療
1 耳の処置
2 鼻の処置
3 口腔・咽喉頭の処置
4 気管・食道疾患・頸部疾患の処置
5 手術療法
第5章 疾患の理解 (生井明浩・松𥔎洋海)
A 耳疾患
1 外耳疾患
2 中耳疾患
3 内耳・後迷路性疾患
B 鼻疾患
1 外鼻疾患
2 鼻腔疾患
3 副鼻腔疾患
C 口腔・咽喉頭疾患
1 口腔疾患
2 咽頭疾患
3 唾液腺疾患
4 喉頭疾患
D 気道・食道・頸部疾患と音声・言語障害
1 気道・食道の疾患
2 頸部疾患
3 音声・言語障害
第6章 患者の看護 (矢ヶ崎香・小松浩子)
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の患者の看護
2 回復期の患者の看護
3 慢性期の患者の看護
4 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 耳痛・耳漏
2 耳鳴
3 眩暈(めまい)
4 鼻閉・鼻漏
5 鼻出血
6 咽頭痛
C 検査を受ける患者の看護
1 咽頭・喉頭の内視鏡検査時の看護
2 聴力および平衡機能検査時の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 音声ならびに嚥下の障害に対するリハビリテーションと看護
2 がん集学的治療を受ける患者の看護
3 内視鏡手術およびマイクロサージャリーを受ける患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 難聴のある患者の看護
2 慢性中耳炎患者の看護
3 メニエール病患者の看護
4 慢性副鼻腔炎患者の看護
5 上顎洞がん(上顎がん)患者の看護
6 下咽頭がん患者の看護
7 喉頭がん患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開 (小松浩子・矢ヶ崎香)
A 下咽頭がん患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開──[状況1]入院~手術前
3 看護過程の展開──[状況2]術後の嚥下訓練
B メニエール病患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
特論 摂食・嚥下障害患者の看護 (村田千年・田口雅子・泉谷聡子・上野まき子)
A 嚥下の解剖学
1 嚥下運動
2 嚥下に関与する筋肉・神経
B 嚥下障害の原因となる疾患・手術
1 疾患
2 手術
3 末期がんと嚥下障害
4 その他の要因(廃用性萎縮,サブスタンスPの減少)
C 嚥下障害のアセスメント
1 嚥下に関連する全身状態の評価
2 嚥下機能評価方法
D 嚥下障害患者の看護
1 リハビリテーション
2 食事介助
3 栄養評価
耳鼻咽喉領域でよく用いられる略語
耳鼻咽喉領域における緊急性のある疾患とその対応
動画一覧
索引
本書で取り上げる動画一覧(本文ページ【巻末動画一覧ページ】)
A 嚥下運動
B 改訂水飲みテスト
C 頸部聴診法
D のどのアイスマッサージ
1 全体
2 正面から
E 食事介助(よい例)
1 基本的な食事介助
2 自力で食器が持てる場合
3 スプーンの抜き方
F 食事介助(わるい例)
1 スプーンの抜き方
2 逆手
耳鼻咽喉疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 耳鼻咽喉の看護を学ぶにあたって (小松浩子)
A 医療の動向と看護
1 医療の動向
2 看護
B 患者の特徴と看護の役割
1 身体的問題とその援助
2 心理・社会的問題とその援助
3 家族への援助
第2章 耳鼻咽喉・頸部の構造と機能 (生井明浩)
A 耳の構造と機能
1 耳の構造
2 聴覚
3 平衡覚
B 鼻の構造と機能
1 外鼻
2 鼻腔
3 副鼻腔
C 口腔と唾液腺の構造と機能
D 咽頭の構造と機能
1 上咽頭(鼻咽頭〔腔〕)
2 中咽頭
3 下咽頭
E 喉頭の構造と機能
1 喉頭の構造
2 喉頭の機能
F 気管・食道・甲状腺(頸部)の構造と機能
第3章 症状とその病態生理 (生井明浩)
A 耳にあらわれる症状と病態生理
1 難聴
2 耳鳴
3 耳閉感(耳閉塞感)
4 眩暈(めまい)
5 耳漏
6 耳痛
7 顔面神経麻痺
B 鼻にあらわれる症状と病態生理
1 鼻閉
2 くしゃみ
3 嗅覚障害
4 鼻声
5 鼻漏
6 鼻出血
7 鼻痛
8 神経症状
C 口腔・唾液腺・咽頭にあらわれる症状と病態生理
1 咽頭痛
2 呼吸障害
3 嚥下障害
4 知覚異常
D 喉頭にあらわれる症状と病態生理
1 音声・言語障害
2 呼吸障害
3 咳(咳嗽)・喀痰
4 嚥下障害
第4章 検査と治療 (生井明浩)
A 診察と診断の流れ
1 おもな器材・器具
2 耳の診察
3 鼻・上咽頭の診察
4 口腔・中咽頭の診察
5 下咽頭・喉頭の診察
6 気管・食道・頸部・甲状腺の診察
B おもな検査
1 聴力検査
2 平衡機能検査
3 耳管通気検査
4 顔面神経機能検査
5 鼻・副鼻腔検査
6 内視鏡検査
7 嗅覚検査
8 味覚検査
9 画像検査
10 喉頭ストロボスコピー
C おもな治療
1 耳の処置
2 鼻の処置
3 口腔・咽喉頭の処置
4 気管・食道疾患・頸部疾患の処置
5 手術療法
第5章 疾患の理解 (生井明浩・松𥔎洋海)
A 耳疾患
1 外耳疾患
2 中耳疾患
3 内耳・後迷路性疾患
B 鼻疾患
1 外鼻疾患
2 鼻腔疾患
3 副鼻腔疾患
C 口腔・咽喉頭疾患
1 口腔疾患
2 咽頭疾患
3 唾液腺疾患
4 喉頭疾患
D 気道・食道・頸部疾患と音声・言語障害
1 気道・食道の疾患
2 頸部疾患
3 音声・言語障害
第6章 患者の看護 (矢ヶ崎香・小松浩子)
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の患者の看護
2 回復期の患者の看護
3 慢性期の患者の看護
4 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 耳痛・耳漏
2 耳鳴
3 眩暈(めまい)
4 鼻閉・鼻漏
5 鼻出血
6 咽頭痛
C 検査を受ける患者の看護
1 咽頭・喉頭の内視鏡検査時の看護
2 聴力および平衡機能検査時の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 音声ならびに嚥下の障害に対するリハビリテーションと看護
2 がん集学的治療を受ける患者の看護
3 内視鏡手術およびマイクロサージャリーを受ける患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 難聴のある患者の看護
2 慢性中耳炎患者の看護
3 メニエール病患者の看護
4 慢性副鼻腔炎患者の看護
5 上顎洞がん(上顎がん)患者の看護
6 下咽頭がん患者の看護
7 喉頭がん患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開 (小松浩子・矢ヶ崎香)
A 下咽頭がん患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開──[状況1]入院~手術前
3 看護過程の展開──[状況2]術後の嚥下訓練
B メニエール病患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
特論 摂食・嚥下障害患者の看護 (村田千年・田口雅子・泉谷聡子・上野まき子)
A 嚥下の解剖学
1 嚥下運動
2 嚥下に関与する筋肉・神経
B 嚥下障害の原因となる疾患・手術
1 疾患
2 手術
3 末期がんと嚥下障害
4 その他の要因(廃用性萎縮,サブスタンスPの減少)
C 嚥下障害のアセスメント
1 嚥下に関連する全身状態の評価
2 嚥下機能評価方法
D 嚥下障害患者の看護
1 リハビリテーション
2 食事介助
3 栄養評価
耳鼻咽喉領域でよく用いられる略語
耳鼻咽喉領域における緊急性のある疾患とその対応
動画一覧
索引
本書で取り上げる動画一覧(本文ページ【巻末動画一覧ページ】)
A 嚥下運動
B 改訂水飲みテスト
C 頸部聴診法
D のどのアイスマッサージ
1 全体
2 正面から
E 食事介助(よい例)
1 基本的な食事介助
2 自力で食器が持てる場合
3 スプーンの抜き方
F 食事介助(わるい例)
1 スプーンの抜き方
2 逆手
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