成人看護学[11]
アレルギー 膠原病 感染症 第15版
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- アレルギー領域の記述を全面的に見直し、最近の知見にもとづいたアレルギー疾患の病態、最新のガイドライン・治療指針にもとづいた検査・治療ならびに看護についてまとめました。
- 本書で学ぶ患者の姿がイメージできるよう、各領域の導入部には序章を設けました。
- アレルギー疾患患者や膠原病患者は、1つの疾患でも急性期・回復期・慢性期・急性増悪期といった経過をたどることや、各期の患者の特徴、看護のポイントが理解できるよう、「患者の看護」の章の学習の冒頭に、事例を取り上げました。また、慢性期における生活指導や服薬指導、心理・社会的支援などについては、十分に紙面を割きました。
- 医学専門基礎分野との連携を重視し、免疫についての基礎知識を復習しながら実践的な臨床医学・看護の知識が身につくよう、配慮しました。
- 「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ | 系統看護学講座-専門分野 |
---|---|
執筆 | 岩田 健太郎 / 川口 鎮司 / 山口 正雄 / 岩渕 千太郎 / 大路 剛 / 岡 秀昭 / 上山 伸也 / 滝口 智子 / 角田 こずえ / 土井 朝子 / 古谷 直子 / 古屋 洋子 / 細川 直登 / 馬原 美保子 / 南川 雅子 / 山本 舜悟 / 山本 未央 |
発行 | 2020年01月判型:B5頁:432 |
ISBN | 978-4-260-03858-4 |
定価 | 2,420円 (本体2,200円+税) |
- 2025年春改訂予定
- 改訂情報
更新情報
-
正誤表を追加しました。
2022.03.23
- 序文
- 目次
- 正誤表
序文
開く
はしがき
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器の身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニーズを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせもつ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように,「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A.疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2019年11月
著者ら
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器の身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニーズを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせもつ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように,「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A.疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2019年11月
著者ら
目次
開く
●アレルギー
序章 この本で学ぶこと
アレルギー疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 アレルギー疾患患者の看護を学ぶにあたって
A 医療の動向と看護
1 医療の動向
2 看護
B 患者の特徴と看護の役割
1 患者の特徴
2 看護の役割
第2章 免疫のしくみとアレルギー
A 免疫反応と疾患
1 生体防御のしくみ
2 免疫と疾患
B 免疫担当細胞と伝達物質
1 免疫担当細胞
2 化学伝達物質とサイトカイン
C アレルギーのしくみ
1 アレルギー反応の分類
2 アレルゲンの種類
3 アレルギーの経過
第3章 診断・検査と治療
A 診察の流れ
1 問診
2 診察・検査
B 検査
1 抗原特異的IgEおよび総IgE
2 白血球検査
3 リンパ球刺激試験(LST)
4 皮膚テスト
5 その他の検査
C 治療
1 生活習慣の改善
2 薬物療法
3 アレルゲン免疫療法
第4章 症状と疾患の理解
A 気管支喘息
B アレルギー性鼻炎・結膜炎
C 食物アレルギー
D アナフィラキシー
E アトピー性皮膚炎
F 蕁麻疹
G 接触皮膚炎
H 薬物アレルギー
I ラテックスアレルギー
J 職業性アレルギー
K ペット・昆虫アレルギー
L 化学物質過敏症
M 血清病
第5章 患者の看護
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の患者の看護
2 回復期の患者の看護
3 慢性期の患者の看護
4 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 呼吸器症状がある患者の看護
2 消化器症状がある患者の看護
3 皮膚症状がある患者の看護
4 眼症状がある患者の看護
5 循環器症状(アナフィラキシーショック)がある患者の看護
C 診察・検査を受ける患者の看護
1 診察を受ける患者の看護
2 検査を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 日常生活の改善(アレルゲンの回避・除去)
2 薬物療法を受ける患者の看護
3 アレルゲン免疫療法を受ける患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 気管支喘息患者の看護
2 アレルギー性鼻炎・花粉症患者の看護
3 アトピー性皮膚炎患者の看護
4 アナフィラキシー患者(回復期から慢性期)の看護
5 食物アレルギー患者の看護
6 薬物アレルギー患者の看護
7 ラテックスアレルギー患者の看護
第6章 事例による看護過程の展開
A 気管支喘息患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
●膠原病
序章 この本で学ぶこ
膠原病をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 膠原病患者の看護を学ぶにあたって
A 医療の動向と看護
1 膠原病とは
2 医療の動向(難病対策)
3 看護の目標
B 患者の特徴と看護の役割
1 患者の特徴
2 看護の役割
第2章 自己免疫疾患とその機序
A 自己と非自己の区別
B 免疫トレランス(免疫寛容)
1 中枢性トレランス
2 末梢性トレランス
C 自己免疫疾患の病態
1 臓器特異的自己免疫疾患と臓器非特異的自己免疫疾患
2 自己抗体関連自己免疫疾患と細胞性自己免疫疾患
第3章 症状とその病態生理
A 関節痛・関節炎
B レイノー現象
C 皮膚・粘膜症状
D 発熱
E タンパク尿
F 筋力低下
G 血管炎に伴う症状
第4章 検査と治療
A 膠原病の臨床症状と診断(問診)
B 検査
1 一般検査
2 血清・免疫学的検査
3 その他の検査
C 治療方法
1 一般療法
2 薬物療法
3 膠原病治療と妊娠
第5章 疾患の理解
A 関節リウマチ
B 全身性エリテマトーデス
C 抗リン脂質抗体症候群
D シェーグレン症候群
E 全身性強皮症
F 多発筋炎,皮膚筋炎
G 混合性結合組織病
H ベーチェット病
I 血管炎症候群
J リウマチ性多発筋痛症
K 成人発症スティル病
第6章 患者の看護
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の患者の看護
2 回復期の患者の看護
3 慢性期の患者の看護
4 慢性期(急性増悪)の患者の看護
5 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 発熱のある患者の看護
2 関節症状のある患者の看護
3 皮膚・粘膜症状のある患者の看護
4 筋症状のある患者の看護
5 レイノー現象のある患者の看護
C 検査を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 薬物療法を受ける患者の看護
2 手術療法を受ける患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 関節リウマチ患者の看護
2 全身性エリテマトーデス患者の看護
3 シェーグレン症候群患者の看護
4 全身性強皮症患者の看護
5 多発筋炎・皮膚筋炎患者の看護
6 ベーチェット病患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開
A 全身性エリテマトーデス患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
●感染症
序章 この本で学ぶこと
感染症をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 感染症の看護を学ぶにあたって
A あなたを取り巻く感染症
1 多剤耐性菌と院内感染
2 あなたに求められていること
B 患者の特徴と看護の役割
1 身体的な問題
2 心理・社会的な問題
C 看護を取り巻く感染症の問題
1 薬剤耐性菌
2 結核
3 HIV感染症
4 性感染症
5 新興・再興感染症
D あなた自身をまもるために
第2章 感染症とは
A 感染症とはなにか
1 感染症の原因
2 市中感染と医療関連感染
3 感染症に関する法律
B 感染が成立する条件
1 感染の成立と免疫
2 病原体の侵入と増殖
3 感染の経過
4 感染症による組織障害
5 免疫不全症と感染
C 感染症の病態生理
1 さまざまなレベルにおける感染症
2 敗血症と敗血症性ショック
D 感染症でみられる症状
1 気道の症状
2 胸痛
3 腹痛
4 頭部にみられる症状
5 感染性心内膜炎
6 皮疹
7 筋・骨にみられる症状
8 発熱
9 不明熱(FUO)
第3章 検査・診断
A 感染症診断の原則
B 検査・診断・治療の流れ
1 感染臓器の決定,原因微生物の推定(初期診断)
2 病原微生物の決定
3 治療
C 検査の実際
1 塗抹・培養検査
2 迅速抗原検査
3 真菌抗原検査
4 抗体検査
5 毒素の検査
6 原虫・寄生虫検査
7 分子生物学的検査(遺伝子検査)
第4章 治療
A 感染症治療の原則
B 抗菌薬
1 抗菌薬総論
2 βラクタム剤
3 マクロライド系薬
4 アミノグリコシド系薬
5 フルオロキノロン(ニューキノロン)系薬
6 テトラサイクリン系薬
7 グリコペプチド系薬
8 リポペプチド系薬
9 オキサゾリジノン系薬
10 クリンダマイシン
11 メトロニダゾール
12 ST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)
13 抗結核薬
C 抗真菌薬
D 抗ウイルス薬
E 一次予防と二次予防
第5章 疾患の理解
A 発熱・不明熱
B 上気道感染症
1 急性副鼻腔炎
2 急性咽頭炎・扁桃腺炎
3 かぜ症候群
4 インフルエンザ,インフルエンザ様疾患
5 急性喉頭蓋炎
C 下気道感染症
1 肺炎
2 胸膜炎・膿胸
3 肺結核
D 心血管系感染症
1 感染性心内膜炎
2 感染性大動脈瘤
3 化膿性血栓性静脈炎
E 消化管感染症
1 食中毒を主とした消化管感染症
2 虫垂炎
3 憩室炎
F 肝胆道系感染症
1 肝膿瘍
2 急性胆管炎
3 急性胆囊炎
4 ウイルス性肝炎
C 尿路感染症
1 膀胱炎
2 女性の急性腎盂腎炎
3 複雑性尿路感染症
4 無症候性細菌尿
H 性感染症
1 尿道炎
2 骨盤内炎症性疾患
3 陰部潰瘍
4 梅毒
5 尖圭コンジローマ
I 皮膚軟部組織感染症
1 癤・癰
2 毛包炎
3 丹毒
4 蜂巣炎(蜂窩織炎)
5 壊死性筋膜炎(壊死性軟部組織感染症)
6 表在性血栓性静脈炎
7 リンパ管炎
J 眼の感染症
1 結膜炎
2 感染性角膜炎
3 眼内炎
4 眼窩蜂巣炎
K 中枢神経感染症
1 髄膜炎
2 脳炎
3 脳膿瘍
L 悪性腫瘍,造血幹細胞移植,固形臓器移植に伴う感染症
1 悪性腫瘍に関係する免疫不全と感染症
2 造血幹細胞移植に伴う感染症
3 固形臓器移植に伴う感染症
4 生体材料移植由来の特殊な感染症としてのクロイツフェルト-ヤコブ病
M 菌血症・敗血症
N 人動物咬傷
1 動物咬傷
2 人咬傷
O 麻疹・風疹・水痘
1 麻疹(はしか)
2 風疹
3 水痘
P 真菌感染症
1 カンジダ症
2 アスペルギルス症
3 クリプトコックス症
4 その他の真菌感染症
Q 寄生虫感染症
1 線虫による感染症
2 吸虫による感染症
3 条虫による感染症
4 幼虫移行症やその他の寄生虫感染症
5 原虫による感染症
R HIV感染症と日和見感染症
1 HIV感染症
2 日和見感染症
S 多剤耐性菌感染症
1 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
2 バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
3 多剤耐性緑膿菌(MDRP)
4 基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌
第6章 患者の看護
A 感染予防
1 スタンダードプリコーションと感染経路別予防策
2 隔離対策の変遷
3 スタンダードプリコーションの基本概念
4 スタンダードプリコーションの実際
5 感染経路別予防策と隔離方法
6 洗浄・消毒・滅菌
7 アウトブレイクへの対応
8 職業感染対策
9 サーベイランス
10 予防接種とワクチン
B 症状に対する看護
1 発熱
2 発疹
3 下痢
C 検査・治療における看護
1 検体採取時の看護
2 抗菌薬投与中の看護
D 疾患をもつ患者の看護
1 HIV感染症・エイズ患者の病期に応じた看護
2 敗血症患者の看護
3 日和見感染に対する看護
4 造血幹細胞移植を受ける患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開
A 脳梗塞により侵襲的処置を受ける患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
巻末資料 日本の定期予防接種スケジュール
索引
序章 この本で学ぶこと
アレルギー疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 アレルギー疾患患者の看護を学ぶにあたって
A 医療の動向と看護
1 医療の動向
2 看護
B 患者の特徴と看護の役割
1 患者の特徴
2 看護の役割
第2章 免疫のしくみとアレルギー
A 免疫反応と疾患
1 生体防御のしくみ
2 免疫と疾患
B 免疫担当細胞と伝達物質
1 免疫担当細胞
2 化学伝達物質とサイトカイン
C アレルギーのしくみ
1 アレルギー反応の分類
2 アレルゲンの種類
3 アレルギーの経過
第3章 診断・検査と治療
A 診察の流れ
1 問診
2 診察・検査
B 検査
1 抗原特異的IgEおよび総IgE
2 白血球検査
3 リンパ球刺激試験(LST)
4 皮膚テスト
5 その他の検査
C 治療
1 生活習慣の改善
2 薬物療法
3 アレルゲン免疫療法
第4章 症状と疾患の理解
A 気管支喘息
B アレルギー性鼻炎・結膜炎
C 食物アレルギー
D アナフィラキシー
E アトピー性皮膚炎
F 蕁麻疹
G 接触皮膚炎
H 薬物アレルギー
I ラテックスアレルギー
J 職業性アレルギー
K ペット・昆虫アレルギー
L 化学物質過敏症
M 血清病
第5章 患者の看護
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の患者の看護
2 回復期の患者の看護
3 慢性期の患者の看護
4 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 呼吸器症状がある患者の看護
2 消化器症状がある患者の看護
3 皮膚症状がある患者の看護
4 眼症状がある患者の看護
5 循環器症状(アナフィラキシーショック)がある患者の看護
C 診察・検査を受ける患者の看護
1 診察を受ける患者の看護
2 検査を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 日常生活の改善(アレルゲンの回避・除去)
2 薬物療法を受ける患者の看護
3 アレルゲン免疫療法を受ける患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 気管支喘息患者の看護
2 アレルギー性鼻炎・花粉症患者の看護
3 アトピー性皮膚炎患者の看護
4 アナフィラキシー患者(回復期から慢性期)の看護
5 食物アレルギー患者の看護
6 薬物アレルギー患者の看護
7 ラテックスアレルギー患者の看護
第6章 事例による看護過程の展開
A 気管支喘息患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
●膠原病
序章 この本で学ぶこ
膠原病をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 膠原病患者の看護を学ぶにあたって
A 医療の動向と看護
1 膠原病とは
2 医療の動向(難病対策)
3 看護の目標
B 患者の特徴と看護の役割
1 患者の特徴
2 看護の役割
第2章 自己免疫疾患とその機序
A 自己と非自己の区別
B 免疫トレランス(免疫寛容)
1 中枢性トレランス
2 末梢性トレランス
C 自己免疫疾患の病態
1 臓器特異的自己免疫疾患と臓器非特異的自己免疫疾患
2 自己抗体関連自己免疫疾患と細胞性自己免疫疾患
第3章 症状とその病態生理
A 関節痛・関節炎
B レイノー現象
C 皮膚・粘膜症状
D 発熱
E タンパク尿
F 筋力低下
G 血管炎に伴う症状
第4章 検査と治療
A 膠原病の臨床症状と診断(問診)
B 検査
1 一般検査
2 血清・免疫学的検査
3 その他の検査
C 治療方法
1 一般療法
2 薬物療法
3 膠原病治療と妊娠
第5章 疾患の理解
A 関節リウマチ
B 全身性エリテマトーデス
C 抗リン脂質抗体症候群
D シェーグレン症候群
E 全身性強皮症
F 多発筋炎,皮膚筋炎
G 混合性結合組織病
H ベーチェット病
I 血管炎症候群
J リウマチ性多発筋痛症
K 成人発症スティル病
第6章 患者の看護
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の患者の看護
2 回復期の患者の看護
3 慢性期の患者の看護
4 慢性期(急性増悪)の患者の看護
5 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 発熱のある患者の看護
2 関節症状のある患者の看護
3 皮膚・粘膜症状のある患者の看護
4 筋症状のある患者の看護
5 レイノー現象のある患者の看護
C 検査を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 薬物療法を受ける患者の看護
2 手術療法を受ける患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 関節リウマチ患者の看護
2 全身性エリテマトーデス患者の看護
3 シェーグレン症候群患者の看護
4 全身性強皮症患者の看護
5 多発筋炎・皮膚筋炎患者の看護
6 ベーチェット病患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開
A 全身性エリテマトーデス患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
●感染症
序章 この本で学ぶこと
感染症をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 感染症の看護を学ぶにあたって
A あなたを取り巻く感染症
1 多剤耐性菌と院内感染
2 あなたに求められていること
B 患者の特徴と看護の役割
1 身体的な問題
2 心理・社会的な問題
C 看護を取り巻く感染症の問題
1 薬剤耐性菌
2 結核
3 HIV感染症
4 性感染症
5 新興・再興感染症
D あなた自身をまもるために
第2章 感染症とは
A 感染症とはなにか
1 感染症の原因
2 市中感染と医療関連感染
3 感染症に関する法律
B 感染が成立する条件
1 感染の成立と免疫
2 病原体の侵入と増殖
3 感染の経過
4 感染症による組織障害
5 免疫不全症と感染
C 感染症の病態生理
1 さまざまなレベルにおける感染症
2 敗血症と敗血症性ショック
D 感染症でみられる症状
1 気道の症状
2 胸痛
3 腹痛
4 頭部にみられる症状
5 感染性心内膜炎
6 皮疹
7 筋・骨にみられる症状
8 発熱
9 不明熱(FUO)
第3章 検査・診断
A 感染症診断の原則
B 検査・診断・治療の流れ
1 感染臓器の決定,原因微生物の推定(初期診断)
2 病原微生物の決定
3 治療
C 検査の実際
1 塗抹・培養検査
2 迅速抗原検査
3 真菌抗原検査
4 抗体検査
5 毒素の検査
6 原虫・寄生虫検査
7 分子生物学的検査(遺伝子検査)
第4章 治療
A 感染症治療の原則
B 抗菌薬
1 抗菌薬総論
2 βラクタム剤
3 マクロライド系薬
4 アミノグリコシド系薬
5 フルオロキノロン(ニューキノロン)系薬
6 テトラサイクリン系薬
7 グリコペプチド系薬
8 リポペプチド系薬
9 オキサゾリジノン系薬
10 クリンダマイシン
11 メトロニダゾール
12 ST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)
13 抗結核薬
C 抗真菌薬
D 抗ウイルス薬
E 一次予防と二次予防
第5章 疾患の理解
A 発熱・不明熱
B 上気道感染症
1 急性副鼻腔炎
2 急性咽頭炎・扁桃腺炎
3 かぜ症候群
4 インフルエンザ,インフルエンザ様疾患
5 急性喉頭蓋炎
C 下気道感染症
1 肺炎
2 胸膜炎・膿胸
3 肺結核
D 心血管系感染症
1 感染性心内膜炎
2 感染性大動脈瘤
3 化膿性血栓性静脈炎
E 消化管感染症
1 食中毒を主とした消化管感染症
2 虫垂炎
3 憩室炎
F 肝胆道系感染症
1 肝膿瘍
2 急性胆管炎
3 急性胆囊炎
4 ウイルス性肝炎
C 尿路感染症
1 膀胱炎
2 女性の急性腎盂腎炎
3 複雑性尿路感染症
4 無症候性細菌尿
H 性感染症
1 尿道炎
2 骨盤内炎症性疾患
3 陰部潰瘍
4 梅毒
5 尖圭コンジローマ
I 皮膚軟部組織感染症
1 癤・癰
2 毛包炎
3 丹毒
4 蜂巣炎(蜂窩織炎)
5 壊死性筋膜炎(壊死性軟部組織感染症)
6 表在性血栓性静脈炎
7 リンパ管炎
J 眼の感染症
1 結膜炎
2 感染性角膜炎
3 眼内炎
4 眼窩蜂巣炎
K 中枢神経感染症
1 髄膜炎
2 脳炎
3 脳膿瘍
L 悪性腫瘍,造血幹細胞移植,固形臓器移植に伴う感染症
1 悪性腫瘍に関係する免疫不全と感染症
2 造血幹細胞移植に伴う感染症
3 固形臓器移植に伴う感染症
4 生体材料移植由来の特殊な感染症としてのクロイツフェルト-ヤコブ病
M 菌血症・敗血症
N 人動物咬傷
1 動物咬傷
2 人咬傷
O 麻疹・風疹・水痘
1 麻疹(はしか)
2 風疹
3 水痘
P 真菌感染症
1 カンジダ症
2 アスペルギルス症
3 クリプトコックス症
4 その他の真菌感染症
Q 寄生虫感染症
1 線虫による感染症
2 吸虫による感染症
3 条虫による感染症
4 幼虫移行症やその他の寄生虫感染症
5 原虫による感染症
R HIV感染症と日和見感染症
1 HIV感染症
2 日和見感染症
S 多剤耐性菌感染症
1 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
2 バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
3 多剤耐性緑膿菌(MDRP)
4 基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌
第6章 患者の看護
A 感染予防
1 スタンダードプリコーションと感染経路別予防策
2 隔離対策の変遷
3 スタンダードプリコーションの基本概念
4 スタンダードプリコーションの実際
5 感染経路別予防策と隔離方法
6 洗浄・消毒・滅菌
7 アウトブレイクへの対応
8 職業感染対策
9 サーベイランス
10 予防接種とワクチン
B 症状に対する看護
1 発熱
2 発疹
3 下痢
C 検査・治療における看護
1 検体採取時の看護
2 抗菌薬投与中の看護
D 疾患をもつ患者の看護
1 HIV感染症・エイズ患者の病期に応じた看護
2 敗血症患者の看護
3 日和見感染に対する看護
4 造血幹細胞移植を受ける患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開
A 脳梗塞により侵襲的処置を受ける患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
巻末資料 日本の定期予防接種スケジュール
索引
正誤表
開く
本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
更新情報
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正誤表を追加しました。
2022.03.23