標準整形外科学 第14版
確かな知識が身に付く、運動器疾患を学ぶ人にとって必携の1冊
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医学生だけでなく運動器疾患診療にかかわる医療者に最も支持されている整形外科テキストの改訂第14版。豊富な写真やイラストには、より丁寧な解説が加わり、整形外科で扱う個々の疾患が易しく学べ、かつ詳細に理解できる。今版では変形性関節症や関節リウマチの章がよりアップデートされた。また代表的な身体検査をより理解するために付録WEB動画も掲載。運動器疾患を学び、確かな診療・研究を目指す人にとって最良の1冊。
● | 『標準医学シリーズ 医学書院eテキスト版』は「基礎セット」「臨床セット」「基礎+臨床セット」のいずれかをお選びいただくセット商品です。 |
● | 各セットは、該当する領域のタイトルをセットにしたもので、すべての標準シリーズがセットになっているわけではございません。 |
シリーズ | 標準医学 |
---|---|
編集 | 井樋 栄二 / 吉川 秀樹 / 津村 弘 / 田中 栄 / 高木 理彰 |
発行 | 2020年01月判型:B5頁:1098 |
ISBN | 978-4-260-03880-5 |
定価 | 10,340円 (本体9,400円+税) |
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更新情報
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2021.06.07
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- 目次
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序文
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第14版 序
標準整形外科学は1979年4月に初版が発行されてから40年が経ち,このたび第14版を発行するに至りました.初版の序に「本書は,医学部学生および卒後研修医のために書かれたテキストブックである.また,時折り整形外科的疾患に遭遇する他科の医師にも理解されるように編集されている」とあります.整形外科のすべての領域を包括するとともに,わかりやすく解説している点に本書の特徴があります.本書は大学で学生教育の第一線にあり,臨床経験と専門知識の豊富な各大学教授が直接執筆しているという点で他に類を見ない教科書です.発行後,読者からの絶大な好評と強い支持を得て,一貫して整形外科領域のベストセラーを誇ってきました.専門医試験にしばしば出題される「整形外科卒後研修Q & A」の設問は,その解説とともに本書に準拠しています.さらに前版(第13版)からは付録Web動画も閲覧可能となり,診察法や病的所見の理解をより深めることができるようになりました.今版の改訂の主な特色は以下の通りです.
今版からこれまで監修をお務めいただいた中村利孝先生と松野丈夫先生が勇退され,編集者3名(井樋栄二,吉川秀樹,津村 弘)に加えて,新たに田中 栄先生と髙木理彰先生に編集陣に入っていただきました.中村利孝先生,松野丈夫先生はともに第6版(1996年)から継続して執筆いただき,第8版からは編集業務にも携わっていただき,前版では監修として全体の作業を統括していただきました.お二人の先生には本書のために多大なるご尽力とご貢献を賜り,厚く御礼申し上げます.執筆陣では,加藤博之先生,金谷文則先生,木村友厚先生,久保俊一先生の4名が退かれ,新たに安達伸生先生,稲垣克記先生,門野夕峰先生,酒井昭典先生,波呂浩孝先生,松本守雄先生の6名が加わりました.諸先生方のご貢献とご努力に感謝いたします.
また,本書の改訂にあたり,医学書院編集部,制作部の皆様の並々ならぬ情熱と労力に敬意を表するとともに,読者からの意見や執筆者,編集者の声にも丁寧に対応していただいたことに心から感謝申し上げます.
2019年11月
井樋栄二
標準整形外科学は1979年4月に初版が発行されてから40年が経ち,このたび第14版を発行するに至りました.初版の序に「本書は,医学部学生および卒後研修医のために書かれたテキストブックである.また,時折り整形外科的疾患に遭遇する他科の医師にも理解されるように編集されている」とあります.整形外科のすべての領域を包括するとともに,わかりやすく解説している点に本書の特徴があります.本書は大学で学生教育の第一線にあり,臨床経験と専門知識の豊富な各大学教授が直接執筆しているという点で他に類を見ない教科書です.発行後,読者からの絶大な好評と強い支持を得て,一貫して整形外科領域のベストセラーを誇ってきました.専門医試験にしばしば出題される「整形外科卒後研修Q & A」の設問は,その解説とともに本書に準拠しています.さらに前版(第13版)からは付録Web動画も閲覧可能となり,診察法や病的所見の理解をより深めることができるようになりました.今版の改訂の主な特色は以下の通りです.
・「17章 関節リウマチとその類縁疾患」の図や写真が一新され,分類基準や薬物療法の解説が更新されました.
・「18章 変形性関節症とその類縁疾患」はこれまでの「慢性関節疾患(退行性,代謝性)」からタイトルが変更され,解説が詳しくなりました.
・「26章 ロコモティブシンドローム」にフレイル,サルコペニアなど新しい用語の解説が加わりました.
また図や写真は初学者にとってわかりやすいよう全体的に見直しのうえ,これまで以上に解説や矢印など手を加えています.今版からこれまで監修をお務めいただいた中村利孝先生と松野丈夫先生が勇退され,編集者3名(井樋栄二,吉川秀樹,津村 弘)に加えて,新たに田中 栄先生と髙木理彰先生に編集陣に入っていただきました.中村利孝先生,松野丈夫先生はともに第6版(1996年)から継続して執筆いただき,第8版からは編集業務にも携わっていただき,前版では監修として全体の作業を統括していただきました.お二人の先生には本書のために多大なるご尽力とご貢献を賜り,厚く御礼申し上げます.執筆陣では,加藤博之先生,金谷文則先生,木村友厚先生,久保俊一先生の4名が退かれ,新たに安達伸生先生,稲垣克記先生,門野夕峰先生,酒井昭典先生,波呂浩孝先生,松本守雄先生の6名が加わりました.諸先生方のご貢献とご努力に感謝いたします.
また,本書の改訂にあたり,医学書院編集部,制作部の皆様の並々ならぬ情熱と労力に敬意を表するとともに,読者からの意見や執筆者,編集者の声にも丁寧に対応していただいたことに心から感謝申し上げます.
2019年11月
井樋栄二
目次
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序章 整形外科とは
第I編 整形外科の基礎科学
構成マップ
第1章 骨の構造,生理,生化学
第2章 骨の発生,成長,維持
第3章 骨の病態,病理
第4章 骨の修復と再生
第5章 関節の構造,生理,生化学
第6章 関節の病態,病理
第7章 関節軟骨の修復と再生
第8章 筋・神経の構造,生理,化学
第9章 痛みの基礎科学と臨床
第II編 整形外科診断総論
構成マップ
第10章 診療の基本
第11章 主訴,主症状から想定すべき疾患
第12章 整形外科的現症の取り方
第13章 検査
第III編 整形外科治療総論
構成マップ
第14章 保存療法
第15章 手術療法
第IV編 整形外科疾患総論
構成マップ
第16章 軟部組織・骨・関節の感染症
第17章 関節リウマチとその類縁疾患
第18章 変形性関節症とその類縁疾患
第19章 四肢循環障害と阻血壊死性疾患
第20章 先天性骨系統疾患
第21章 先天異常症候群
第22章 代謝性骨疾患
第23章 骨腫瘍
第24章 軟部腫瘍
第25章 神経疾患,筋疾患
第26章 ロコモティブシンドローム
第V編 整形外科疾患各論
構成マップ
第27章 肩関節
第28章 肘関節
第29章 手関節と手
第30章 頚椎
第31章 胸郭
第32章 胸椎,腰椎
第33章 股関節
第34章 膝関節
第35章 足関節と足
第VI編 整形外科外傷学
構成マップ
第36章 外傷総論
第37章 軟部組織損傷
第38章 骨折・脱臼
第39章 脊椎・脊髄損傷
第40章 末梢神経損傷
第VII編 スポーツと整形外科
構成マップ
第41章 スポーツ損傷
第42章 障害者スポーツ
第VIII編 リハビリテーション
構成マップ
第43章 運動器疾患のリハビリテーション
第44章 義肢
付録(資料1〜4)
本書で用いた略語一覧
和文索引
欧文索引
[OSCE 対応]運動器疾患の診察のポイント(別冊付録)
1.運動器診察の実際
2.皮膚の観察
3.関節炎の診察
4.関節弛緩
5.身体計測
6.筋力の判定基準
7.関節運動の表現
8.皮膚感覚帯
9.反射
10.歩容の観察
11.関節可動域表示ならびに測定法
12.局所診察
13.救急,外傷診療のキーワード
第I編 整形外科の基礎科学
構成マップ
第1章 骨の構造,生理,生化学
第2章 骨の発生,成長,維持
第3章 骨の病態,病理
第4章 骨の修復と再生
第5章 関節の構造,生理,生化学
第6章 関節の病態,病理
第7章 関節軟骨の修復と再生
第8章 筋・神経の構造,生理,化学
第9章 痛みの基礎科学と臨床
第II編 整形外科診断総論
構成マップ
第10章 診療の基本
第11章 主訴,主症状から想定すべき疾患
第12章 整形外科的現症の取り方
第13章 検査
第III編 整形外科治療総論
構成マップ
第14章 保存療法
第15章 手術療法
第IV編 整形外科疾患総論
構成マップ
第16章 軟部組織・骨・関節の感染症
第17章 関節リウマチとその類縁疾患
第18章 変形性関節症とその類縁疾患
第19章 四肢循環障害と阻血壊死性疾患
第20章 先天性骨系統疾患
第21章 先天異常症候群
第22章 代謝性骨疾患
第23章 骨腫瘍
第24章 軟部腫瘍
第25章 神経疾患,筋疾患
第26章 ロコモティブシンドローム
第V編 整形外科疾患各論
構成マップ
第27章 肩関節
第28章 肘関節
第29章 手関節と手
第30章 頚椎
第31章 胸郭
第32章 胸椎,腰椎
第33章 股関節
第34章 膝関節
第35章 足関節と足
第VI編 整形外科外傷学
構成マップ
第36章 外傷総論
第37章 軟部組織損傷
第38章 骨折・脱臼
第39章 脊椎・脊髄損傷
第40章 末梢神経損傷
第VII編 スポーツと整形外科
構成マップ
第41章 スポーツ損傷
第42章 障害者スポーツ
第VIII編 リハビリテーション
構成マップ
第43章 運動器疾患のリハビリテーション
第44章 義肢
付録(資料1〜4)
本書で用いた略語一覧
和文索引
欧文索引
[OSCE 対応]運動器疾患の診察のポイント(別冊付録)
1.運動器診察の実際
2.皮膚の観察
3.関節炎の診察
4.関節弛緩
5.身体計測
6.筋力の判定基準
7.関節運動の表現
8.皮膚感覚帯
9.反射
10.歩容の観察
11.関節可動域表示ならびに測定法
12.局所診察
13.救急,外傷診療のキーワード
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。