成人看護学[10]
運動器 第15版
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- 運動器看護の対象が外傷性の疾患と非外傷性の疾患に大きく分けられることをふまえ、序章、6章A節、7章それぞれにおいて外傷・非外傷の2事例を扱い、治療と看護の項目を外傷性・非外傷性に整理して刷新しました。
- 第5章「疾患の理解」を中心に図版を刷新し、治療と看護の理解に必要となる内容を充実させました。
- 第6章A節「疾患をもつ患者の経過と看護」を新設し、骨折と関節リウマチの2つの事例をもとにして、患者の治療と経過別の看護の全体像をイメージできるよう工夫しました。
- フレイルやサルコペニア、クラッシュシンドローム、インフォームドコンセントと患者教育など、運動器の看護を学ぶにあたって必要となる項目をよりいっそう充実させました。
- 「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
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- 序文
- 目次
序文
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はしがき
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニードを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせ持つ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように,「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「運動器の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A. 疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2018年11月
著者ら
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニードを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせ持つ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように,「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「運動器の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A. 疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2018年11月
著者ら
目次
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序章 この本で学ぶこと(横井郁子)
運動器疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 運動器の看護を学ぶにあたって(横井郁子)
A 医療の動向と看護
1 疾病構造・医療提供体制の変化
2 看護提供の場の広がりと連携
B 患者の特徴と看護の役割
1 身体的な問題とその援助
2 心理・社会的な問題とその援助
C 姿勢・動作モデルとしての看護の役割
1 正しい姿勢
2 ボディメカニクス
第2章 運動器の構造と機能(田中栄)
A 骨
1 骨の構造と組成
2 骨の発育と再生
3 骨形成と骨吸収,骨の再造形(リモデリング)
4 骨の形態・種類と機能
B 関節
1 関節の構造
2 関節の機能
C 神経と筋肉
1 神経の構造と機能
2 筋肉の構造と機能
D 腱と靱帯
1 腱の構造と機能
2 靱帯の構造と機能
第3章 症状とその病態生理(田中栄)
A 疼痛
1 疼痛とは
2 疼痛の評価法
3 器官による疼痛の分類
4 疼痛のおこり方
B 形態の異常
1 形態異常の分類(奇形と変形)
2 機能的要因別にみた変形
3 部位別にみた変形
C 関節運動の異常
1 関節拘縮
2 強直
3 動揺関節
D 神経の障害
1 運動麻痺
2 感覚障害
E 跛行(異常歩行)
F 筋肉の障害
G その他の障害
第4章 診断・検査と治療・処置(田中栄)
A 診察・診断の流れ
1 問診
2 視診・触診
3 神経診察
B 検査
1 画像検査
2 電気生理学的検査
3 関節鏡検査
4 その他の検査
C 治療・処置
1 保存療法(非観血的治療)
2 理学療法と作業療法
3 手術療法
4 義肢と装具
第5章 疾患の理解(田中栄)
I 外傷性(外因性)の運動器疾患
A 骨折
1 骨折とは
2 各種の骨折
B 脱臼
1 脱臼とは
2 各種の脱臼
C 捻挫および打撲
1 捻挫
2 打撲
D 神経の損傷
1 脊髄損傷
2 末梢神経損傷
E 筋・腱・靱帯などの損傷
1 筋断裂(いわゆる肉離れ)
2 アキレス腱断裂
3 手の外傷
4 手指の腱断裂
5 膝内障
6 区画(コンパートメント)症候群
II 内因性(非外傷性)の運動器疾患
A 先天性疾患
1 先天性筋性斜頸
2 発育性股関節形成不全
3 先天性内反足
4 骨系統疾患
5 その他の先天性疾患
B 骨・関節の炎症性疾患
1 骨・関節の感染症
2 関節リウマチとその類縁疾患
3 関節の変性疾患:変形性関節症
C 骨腫瘍および軟部腫瘍
1 良性骨腫瘍
2 悪性骨腫瘍
3 良性軟部腫瘍
4 悪性軟部腫瘍
D 代謝性骨疾患
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
3 副甲状腺(上皮小体)機能亢進症
4 骨パジェット病
5 慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)
E 腱の疾患
1 ばね指
2 狭窄性腱鞘炎
3 デュピュイトラン拘縮
4 上腕骨上顆炎
5 アキレス腱周囲炎
6 ガングリオン
F 神経・筋疾患
1 脳性麻痺
2 急性脊髄前角炎(急性灰白髄炎,ポリオ)
3 末梢性ニューロパチー
4 複合性局所疼痛症候群(CRPS)
5 進行性神経障害
6 筋ジストロフィー
G 上肢および上肢帯の疾患
1 頸肩腕症候群
2 胸郭出口症候群
3 いわゆる五十肩
4 月状骨軟化症
H 脊椎の疾患
1 変形性脊椎症
2 頸椎症
3 腰部脊柱管狭窄症
4 脊柱靱帯骨化症
5 椎間板ヘルニア
6 脊椎分離症および脊椎すべり症
7 骨粗鬆症性圧迫骨折
8 二分脊椎(脊椎披裂)
9 脊髄腫瘍
10 脊椎の姿勢異常
11 腰痛
I 下肢および下肢帯の疾患
1 骨端症(骨端炎)
2 関節遊離体(関節ねずみ)
3 特発性大腿骨頭壊死症
4 大腿骨頭すべり症
5 滑液包炎
6 扁平足
7 外反母趾
J ロコモティブシンドロームと運動器不安定症
K フレイル
L サルコペニア
M 廃用症候群
第6章 患者の看護(横井郁子・上原亜希・藤野秀美・草刈由美子・熊木晴美・小林優子)
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 大腿骨骨幹部骨折患者の経過と看護
2 関節リウマチ患者の経過と看護
B 援助のためのおもな知識と技術
1 身体機能の評価
2 日常生活動作(ADL)の評価
3 基本肢位・良肢位と廃用症候群の予防
4 セルフケアを支える道具の活用
5 運動器リハビリテーション
6 運動器疾患と保健・医療・福祉制度
C 症状に対する看護
1 疼痛,循環・神経障害
2 骨折(外傷)がもたらす出血性ショック
3 運動器疾患と感染管理
D 検査・診断を受ける患者の看護
1 画像検査を受ける患者の看護
2 疾患の理解と治療の選択をたすける看護
E 保存療法を受ける患者の看護
1 ギプス固定を受ける患者の看護
2 副子固定を受ける患者の看護
3 牽引療法を受ける患者の看護
F 手術を受ける患者の看護
1 手術前の看護
2 手術後の看護
3 上肢(帯)の手術と看護
4 体幹(脊椎および脊髄)の手術と看護
5 下肢(帯)の手術と看護
6 四肢の切断術と看護
G 疾患をもつ患者の看護
1 大腿骨頸部骨折・大腿骨転子部骨折患者の看護
2 腰痛患者の看護
3 脊髄損傷患者の看護
4 骨腫瘍患者の看護
5 関節リウマチ患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開(上原亜希・熊木晴美)
A 大腿骨頸部骨折による人工骨頭置換術後の患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
3 退院時の指導
B 脊髄損傷患者の退院支援・調整
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
巻末資料
索引
運動器疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 運動器の看護を学ぶにあたって(横井郁子)
A 医療の動向と看護
1 疾病構造・医療提供体制の変化
2 看護提供の場の広がりと連携
B 患者の特徴と看護の役割
1 身体的な問題とその援助
2 心理・社会的な問題とその援助
C 姿勢・動作モデルとしての看護の役割
1 正しい姿勢
2 ボディメカニクス
第2章 運動器の構造と機能(田中栄)
A 骨
1 骨の構造と組成
2 骨の発育と再生
3 骨形成と骨吸収,骨の再造形(リモデリング)
4 骨の形態・種類と機能
B 関節
1 関節の構造
2 関節の機能
C 神経と筋肉
1 神経の構造と機能
2 筋肉の構造と機能
D 腱と靱帯
1 腱の構造と機能
2 靱帯の構造と機能
第3章 症状とその病態生理(田中栄)
A 疼痛
1 疼痛とは
2 疼痛の評価法
3 器官による疼痛の分類
4 疼痛のおこり方
B 形態の異常
1 形態異常の分類(奇形と変形)
2 機能的要因別にみた変形
3 部位別にみた変形
C 関節運動の異常
1 関節拘縮
2 強直
3 動揺関節
D 神経の障害
1 運動麻痺
2 感覚障害
E 跛行(異常歩行)
F 筋肉の障害
G その他の障害
第4章 診断・検査と治療・処置(田中栄)
A 診察・診断の流れ
1 問診
2 視診・触診
3 神経診察
B 検査
1 画像検査
2 電気生理学的検査
3 関節鏡検査
4 その他の検査
C 治療・処置
1 保存療法(非観血的治療)
2 理学療法と作業療法
3 手術療法
4 義肢と装具
第5章 疾患の理解(田中栄)
I 外傷性(外因性)の運動器疾患
A 骨折
1 骨折とは
2 各種の骨折
B 脱臼
1 脱臼とは
2 各種の脱臼
C 捻挫および打撲
1 捻挫
2 打撲
D 神経の損傷
1 脊髄損傷
2 末梢神経損傷
E 筋・腱・靱帯などの損傷
1 筋断裂(いわゆる肉離れ)
2 アキレス腱断裂
3 手の外傷
4 手指の腱断裂
5 膝内障
6 区画(コンパートメント)症候群
II 内因性(非外傷性)の運動器疾患
A 先天性疾患
1 先天性筋性斜頸
2 発育性股関節形成不全
3 先天性内反足
4 骨系統疾患
5 その他の先天性疾患
B 骨・関節の炎症性疾患
1 骨・関節の感染症
2 関節リウマチとその類縁疾患
3 関節の変性疾患:変形性関節症
C 骨腫瘍および軟部腫瘍
1 良性骨腫瘍
2 悪性骨腫瘍
3 良性軟部腫瘍
4 悪性軟部腫瘍
D 代謝性骨疾患
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
3 副甲状腺(上皮小体)機能亢進症
4 骨パジェット病
5 慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)
E 腱の疾患
1 ばね指
2 狭窄性腱鞘炎
3 デュピュイトラン拘縮
4 上腕骨上顆炎
5 アキレス腱周囲炎
6 ガングリオン
F 神経・筋疾患
1 脳性麻痺
2 急性脊髄前角炎(急性灰白髄炎,ポリオ)
3 末梢性ニューロパチー
4 複合性局所疼痛症候群(CRPS)
5 進行性神経障害
6 筋ジストロフィー
G 上肢および上肢帯の疾患
1 頸肩腕症候群
2 胸郭出口症候群
3 いわゆる五十肩
4 月状骨軟化症
H 脊椎の疾患
1 変形性脊椎症
2 頸椎症
3 腰部脊柱管狭窄症
4 脊柱靱帯骨化症
5 椎間板ヘルニア
6 脊椎分離症および脊椎すべり症
7 骨粗鬆症性圧迫骨折
8 二分脊椎(脊椎披裂)
9 脊髄腫瘍
10 脊椎の姿勢異常
11 腰痛
I 下肢および下肢帯の疾患
1 骨端症(骨端炎)
2 関節遊離体(関節ねずみ)
3 特発性大腿骨頭壊死症
4 大腿骨頭すべり症
5 滑液包炎
6 扁平足
7 外反母趾
J ロコモティブシンドロームと運動器不安定症
K フレイル
L サルコペニア
M 廃用症候群
第6章 患者の看護(横井郁子・上原亜希・藤野秀美・草刈由美子・熊木晴美・小林優子)
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 大腿骨骨幹部骨折患者の経過と看護
2 関節リウマチ患者の経過と看護
B 援助のためのおもな知識と技術
1 身体機能の評価
2 日常生活動作(ADL)の評価
3 基本肢位・良肢位と廃用症候群の予防
4 セルフケアを支える道具の活用
5 運動器リハビリテーション
6 運動器疾患と保健・医療・福祉制度
C 症状に対する看護
1 疼痛,循環・神経障害
2 骨折(外傷)がもたらす出血性ショック
3 運動器疾患と感染管理
D 検査・診断を受ける患者の看護
1 画像検査を受ける患者の看護
2 疾患の理解と治療の選択をたすける看護
E 保存療法を受ける患者の看護
1 ギプス固定を受ける患者の看護
2 副子固定を受ける患者の看護
3 牽引療法を受ける患者の看護
F 手術を受ける患者の看護
1 手術前の看護
2 手術後の看護
3 上肢(帯)の手術と看護
4 体幹(脊椎および脊髄)の手術と看護
5 下肢(帯)の手術と看護
6 四肢の切断術と看護
G 疾患をもつ患者の看護
1 大腿骨頸部骨折・大腿骨転子部骨折患者の看護
2 腰痛患者の看護
3 脊髄損傷患者の看護
4 骨腫瘍患者の看護
5 関節リウマチ患者の看護
第7章 事例による看護過程の展開(上原亜希・熊木晴美)
A 大腿骨頸部骨折による人工骨頭置換術後の患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
3 退院時の指導
B 脊髄損傷患者の退院支援・調整
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
巻末資料
索引
更新情報
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