- HOME
- 雑誌
- BRAIN and NERVE
- BRAIN and NERVE Vol.78 No.2
BRAIN and NERVE Vol.78 No.2
2026年 02月号
特集 神経放射線医はこう考える オーダーから結果の解釈まで
| ISSN | 1881-6096 |
|---|---|
| 定価 | 3,080円 (本体2,800円+税) |
更新情報
-
更新情報はありません。
お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。
- 特集の意図
- 収録内容
特集の意図
開く
放射線検査は日常診療で広く行われているが,その価値を十分に引き出せているだろうか。放射線画像は,適切なオーダーと系統的な読影があってこそ,その本領を発揮する。本特集では,単純X線に始まり,MRI,CTの再評価,さらに脳血流やドパミン神経機能を可視化するSPECT,病理変化を空間的に捉えるPETまで,神経放射線領域の主要モダリティを取り上げ,神経放射線医の思考プロセスを追体験していただくことを目的としている。検査前に神経放射線医が何を考え,どの情報を求め,得られた画像をどう読み解いて診断や治療方針に結びつけているのかを整理し,日常診療に活かすための視点を共有する。
頭部・脊椎領域の単純X線写真 加賀谷 理紗 , 佐藤 典子 , 真木 浩行 , 横山 幸太
頭部および脊椎領域における単純写真の撮影機会は減少しており,その臨床的意義は限定的である。しかし,単純写真は全体像の把握に有用であり,血液疾患,薬剤性疾患,骨代謝性疾患,骨系統疾患,先天奇形,骨腫瘍などにおいては,いまだ単純写真には高い診断的価値がある。本論では,偶発的に発見され得るものを含め,単純写真が診断の契機となる代表的疾患を概説する。
たかがCT,されどCT 德丸 阿耶
たかがCT,されどCTである。本邦のCT保有台数は人口比でOECD諸国平均の4倍を超える。検査体制も広く整い,MRIや核医学と比べ,検査の敷居は低く,日常診療における第一選択として必要不可欠の役割を果たしている。しかし,簡便さゆえに「検査目的:スクリーニング」としか記載(期待)されていない場合もある。もったいない! 頭部CT,頸椎CTが発信する画像情報をくまなく適切に把握する重要性を,症例に即して述べ,診療への活用の一歩としたい。
脳・脊髄MRIの各シーケンスと読影法 佐藤 千明 , 大場 洋
本論では,脳・脊髄MRIの基本プロトコルおよび追加シーケンスを簡単に説明し,その実践的な読影ポイントを放射線科的視点から解説する。特に脳MRIについては,横断像だけでなく3方向を組み合わせたプロトコルとするのが望ましい。検査のオーダーにあたってどのシーケンスを追加撮像するかを考える際に,同時に,どのシーケンスは省略可能かも考えられるのが一流のオーダー医である。
SPECT画像診断 松田 博史
シングルフォトン核種を用いた脳核医学でよく行われる検査は,血流分布から脳機能を評価する脳血流SPECT,ドパミン神経機能を調べるドパミントランスポータSPECT,および交換神経障害を反映するMIBG心臓シンチグラフィである。画像は部位ごとの異常を読影し,統計解析で定量的評価を行う。有意義な報告のためには,症状,疑われる疾患,経過,既往歴や服薬,MRIやCT所見などの情報を依頼時に明記することが重要である。
脳神経領域のPET—病理・代謝・病勢の画像化で疾患像に迫る 山根 登茂彦
脳内のアミロイドβを反映するアミロイドPETが承認され,アルツハイマー病に対する抗アミロイドβ抗体薬の適応評価に利用されている。アミロイドPETは視覚的な判定が基本だが,判定が難しい境界例が一定数存在する。脳内のタウ蓄積を画像化するPETも,利用できる環境が整いつつある。ほかにも糖,酸素,アミノ酸,ドパミンなどを対象としたPETがあり,脳神経疾患の病理,代謝,病勢を評価し,非侵襲的により精細な疾患像に迫ることができる。
収録内容
開く
医書.jpにて、収録内容の記事単位で購入することも可能です。
価格については医書.jpをご覧ください。
特集 神経放射線医はこう考える──オーダーから結果の解釈まで
頭部・脊椎領域の単純X線写真
加賀谷理紗,他
たかがCT,されどCT
德丸阿耶
脳・脊髄MRIの各シーケンスと読影法
佐藤千明,大場 洋
SPECT画像診断
松田博史
脳神経領域のPET──病理・代謝・病勢の画像化で疾患像に迫る
山根登茂彦
■総説
頭部外傷とglymphatic system,神経変性疾患をMRIでつなぐ
宮田真里
系統発生学的分類の再考──比較神経解剖学の世界
船越健悟
■原著
どうすればランバート・イートン筋無力症候群患者を早期に診断できるか?──日本人症例報告のシステマティックレビュー
本村政勝,他
●日本人が貢献した認知症研究の足跡
第10回 特発性正常圧水頭症とDESH
數井裕光
●原著・過去の論文から学ぶ
第20回 脳と心のアンビバレンツ──こころの座をめぐる諸議論
加藤 隆

![ケースカンファレンスから学ぶ 新生児神経の診かた[Web動画付]](https://www.igaku-shoin.co.jp/application/files/1517/6101/9347/115205.jpg)


