精神看護 Vol.26 No.3
2023年 05月号

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本誌編集室は2022年10月、オンラインセミナー「精神科看護における頓服(向精神薬)で、『ほんとにこれでいいのかな』と感じている人、集まれ!」を開催し、精神科認定看護師・山下隆之さんに講演を行っていただきました。
そうしたところ、「頓服多用文化を変えよう」という問題意識に共感する声と、さらなるお悩みが多数寄せられました。

 

頻回な希望があった時は渡していい?
頓服を減らすためにできることはない?
頓服に依存しすぎているけど、看護は本当にこれでいいの?
「不穏時」「不眠時」どちらに何を使う?
どれくらい時間を空ければまた飲んでもらっていい?
効果と副作用をどう評価すればいいの?
医師にはどう伝える?
あわや事故? 高齢者への向精神薬、大丈夫?

 

本特集では、こうした多様な現場の悩みを整理し、1つずつクリアにしていきたいと思います。
頓服の知識と指示の意図については、精神科医・清水勇雄先生にご協力いただきました。

ISSN 1343-2761
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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特集 [保存版] 「頓服」の迷い解決!──現場の問題を整理しよう

1 [講演録] 「頓服与薬」をめぐる病棟改革
山下隆之

2 [解説編] 打率を上げる「頓服」の考え方──不安だから「ベンゾ」と決めてしまう前に
清水勇雄

3 [実践編] 頓服の指示、私はこうしています──医師の指示・処方の意図を読み解くポイント
清水勇雄

4 [Q&A] お二人に聞いてみよう! 現場のあるある困り事
山下隆之、清水勇雄

[付録]最近、不眠時の「頓服」に使われるようになった薬
清水勇雄


■座談会
精神科病院で「身体拘束」が生まれる理由を深堀りする
長谷川利夫さん×長嶺真智子さん×編集部が話し合いました

話し合いを経て──
「自分は群衆の1人である」──それを自覚することから
長嶺真智子

「ケア」と「人権」を求める先にある世界
長谷川利夫

■巻頭特別付録
「看護できない患者はいない」──私たちを支える中井久夫先生の言葉
編集室

■特別記事
自転車に乗れなくなった新聞記者、私信を書きまくる──[前編]反復性うつ病と診断された
韓 光勲


●小瀬古伸幸のしくじり体験…1(新連載)
自己窒息で亡くなったクレーム多きうつ病の人
小瀬古伸幸

●声に出して読みたいオープンダイアローグ…3(最終回)
すべての声を大切にする
大井雄一

●[コラム]看護教育で「読むOD」を導入してみました
石橋佐枝子

●たくさんの人の声、Twitterで集めました!…14
「職場にあったらいいな」はありますか?
マツコ、TOKIYAPI、田端恭兵

●内科医がそばにいない環境で精神疾患を持つ人の命と暮らしを守る…3
ショックと輸液の判断
小野正博

●精神科訪問看護を軌道に乗せた私のノウハウ・経験をお伝えします…6
開設から4か月。会社倒産の危機を乗り切る!
山下隆之

●統合失調症とやわらかい回復…4(最終回)
やわらかい回復を阻害しない地域
仲地宗幸

●当事者研究のスキルバンク…35
本日の研究者:しょうさん
本日のスキル:開かれた情けなさ──積極的公開活用法
べてるの家

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