病院 Vol.82 No.3
2023年 03月号

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 将来予測では,入院医療ニーズは増加・多様化する一方で,支え手の減少が見込まれており,今後は限られた医療資源の中で,医療の質を確保しながら,より効率的な提供体制を整える必要がある.現在,急性期病棟における適切な人員配置を行うためのツールとして,重症度,医療・看護必要度が用いられている.また,看護必要度を急性期以外の病棟や介護施設における状態像の評価や看護資源必要量の推計に使うための研究も行われている.そこで本特集では,これからの重症度,医療・看護必要度の活用方法について,関係者に論考していただく.
[企画・松田 晋哉]

ISSN 0385-2377
定価 3,300円 (本体3,000円+税)

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特集 これからの重症度,医療・看護必要度

■重症度,医療・看護必要度の考え方
「看護必要度」の開発過程と展望──変容する疾病に対するマネジメントツールとして
筒井 孝子

重症度,医療・看護必要度の制度的枠組み──看護必要度の診療報酬制度における位置づけと概要
習田 由美子

重症度,医療・看護必要度に期待すること
秋山 智弥

■現場での活用方法と課題
重症度,医療・看護必要度を用いた病棟マネジメントの実際と課題
谷口 孝江

ICUと一般病棟で重症度,医療・看護必要度を評価して直面した課題
今泉 和子

重症度,医療・看護必要度を用いた回復期リハビリテーション病棟マネジメントの実際と課題──重症者の増加にどう対応するか
橋本 茂樹

地域包括ケア病棟での重症度,医療・看護必要度の活用の実際
石川 賀代・田渕 典子

療養病床における重症度,医療・看護必要度の活用可能性──「慢性期治療病床」への転換に向けて
橋本 康子

病院経営者が考える看護必要度の問題点と提言
太田 圭洋

■さらなる可能性
重症度,医療・看護必要度を用いた医療・介護機能評価の試み
林田 賢史

重症度,医療・看護必要度を用いた臨床研究の可能性
松田 晋哉

■対談
重症度,医療・看護必要度のこれから
筒井孝子×松田晋哉


■特別記事
病院に求められる性的指向と性自認の多様性への取り組み――LGBTQ+である患者の受診を想定して
日高 庸晴・野田 洋子・今中 秀光


●アーキテクチャー×マネジメント[98]
くまもと県北病院
小菅 瑠香

●医療機関で起きる法的トラブルへの対処法[23]
院内で発生した刑事事件の捜査に対して,どのように対応するべきか 
久保田 萌花・小林 京子

●事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営[38]
特定医療法人扇翔会 南ヶ丘病院──地域ニーズに応じて病床機能転換・医療提供体制強化に取り組む病院
髙橋 佑輔

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