特集 超高齢時代のリハビリテーション評価
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超高齢社会では,医療のどのフェーズにおいてもリハビリテーションが必要な患者は増える.これまでの診療報酬改定ではリハビリテーションの実施に関する評価項目が増え,効果を評価する視点から,回復期リハビリテーション病棟では機能改善というアウトカムと診療報酬の紐づけが行われた.しかしFIMについては,クリームスキミングによりFIM利得が大幅に増加している可能性が指摘され,2020年度診療報酬改定では,その評価が厳格化した.他方,介護分野ではLIFE事業が始まり,体系的にリハビリテーション評価を行う体制となった.こうした経緯も含め,本特集ではこれからのリハビリテーションの評価の在り方について広く関係者の意見を伺った.
[企画・松田 晋哉]
ISSN | 0385-2377 |
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定価 | 3,300円 (本体3,000円+税) |
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■総論 リハビリテーションの評価
超高齢時代のリハビリテーション評価の在り方
金田 好弘・青柳 潤・内山 侑紀・道免 和久
医療・介護の情報化に伴うリハビリテーション評価の方向性
松田 晋哉
リハビリテーションにおけるアウトカム評価の意義
園田 茂
リハビリテーションを軸とした医療と介護の連携の意義と課題
梅津 祐一
■各論 医療の各フェーズにおけるリハビリテーションの現状と課題
急性期病院におけるリハビリテーション医療の意義と課題
中村 健・佐伯 拓也
回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリテーションの意義と課題
宮井 一郎
地域包括ケア病棟におけるリハビリテーションの意義と課題
田中 志子
慢性期医療におけるリハビリテーションの意義と課題
橋本 康子
介護老人保健施設におけるリハビリテーション指標と課題
東 憲太郎・大河内 二郎
在宅医療における訪問リハビリテーションの意義と課題
鈴木 修
■対談
これからのリハビリテーション医療
半田一登×松田晋哉
■研究
急性期病院でリハビリテーションを受けた患者の退院後の経過と実態
柴橋 広智・村川 美幸・高窪 祐弥・髙木 理彰・村上 正泰
●これからの病院経営の考え方[1]
連載の概略と病院の経営状況
小松本 悟
●医療機関で起きる法的トラブルへの対処法[2]
対応困難患者への対応(2)
医師・看護師への暴言・暴力への対応
小林 京子・高坂 佳郁子
●ケースレポート 地域医療構想と病院[41]
新型コロナウイルス感染症と地域医療構想
松田 晋哉
●感染症新時代 病院はどう生き抜くか[9]
大船中央病院・須藤博院長インタビュー
堀 成美
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