訪問看護と介護 Vol.24 No.5
2019年 05月号

ISSN 1341-7045
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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「意思決定支援」という言葉は広く知られ、使われるところになりました。そのようななかで、病院と地域などの働く場所の違い、職種の違いにより、「使う人によってその実践のイメージが異なる」と感じられる場面が増えているようです。では、訪問看護の現場で行なわれる意思決定支援とは、どのようなものなのでしょうか。本特集では、そんな問いを現場の訪問看護師さんに投げかけ、自身の「意思決定支援」の考えに影響を与えた印象的な事例をふり返っていただきました。集まった事例は個別性の高いエピソードばかりです。しかし、そうしたいわば見かけ上の違いの裏側に、利用者の願いをすくいとり、その願いの背景を尊重しながら実現に向かって動く様子が、すべてのケースに存在していることに気づかされます。「訪問看護ならではの意思決定支援」。今号は、1人ひとりの事例を積み上げることで、その輪郭線を探っていく特集です。

■事例報告
(1)「訪問看護ならでは」の意思決定支援とは
世代を超えて関わった複数の事例から
高砂 裕子
(2)「意思」「願い」「希望」の表出と、その実現の看護
推定意思を尊重した事例、独居高齢者を地域で看取った事例を通して
中島 朋子
(3)本人の意思をめぐる葛藤に、訪問看護はいかに関われるか
意思の疎通が困難な事例、家族間の重ならない思いに向き合った事例をめぐって
團野 一美
(4)複合的な視点で本人の意思を捉え、実現する
訪問看護と他サービスがともに関わり続けた事例から
福田 裕子・松本 真弓
(5)医療的ケアの必要な子どもに宿る意思をつないで
多機関・多職種連携で就学・就職を叶えた事例
野崎 加世子
■対談
現象学者が訪問看護の現場に見たもの
村上 靖彦×山本 則子



■レポート
こちら現場からお届けします!・5
恐怖!仕事用iPad紛失事件
木下 将太郎



訪問看護を伝える 在宅看護実習キーポイント・1
学生の実習記録を読んでみよう
清水 奈穂美・多川 晴美
生き場所と死に場所をさがしてる。・5
運ではなく、たまたまだ
幡野 広志
在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・116
暮らしのなかで看取ることの意義
秋山 正子
認知症の人とその家族から学んだこと・25
ケアリングが直面するいくつかの問題群
中島 紀惠子
シンソツきらきら・29
初めての緊急対応
新田 大貴・小瀬 文彰
ふんばる患者が楽になる まいにちの手帖・8
学生実習で感じた気持ち
たむら あやこ

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