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PT・OT国家試験共通問題

でるもん・でたもん〔基礎医学〕


編:「標準理学療法学・作業療法学」編集室 

  • 判型 B5
  • 頁 504
  • 発行 2012年11月
  • 定価 4,320円 (本体4,000円+税8%)
  • ISBN978-4-260-01123-5
合格への方程式=「解く」×「理解する」×「定着させる」
試験勉強で欠かせない「解く」「理解する」「定着させる」の3つの要素を1冊に凝縮した国家試験対策本。試験で問われやすいポイントを中心に問題を再構成し、限られた時間で効率的に勉強できるように工夫。さらに問題を解きながら感じる「なぜそういう答えになるのか?」という疑問に十分応えられるよう解説を充実させた。また、テーマごとに覚えるべきポイントを集めたコーナーもあり、試験直前にノート感覚で利用できる!

●PT・OT国家試験共通問題 でるもん・でたもん POP
序 文


 「理学療法士及び作業療法士法」に基づく国家試験が行われるようになってから半世紀が過ぎようとしています.この間,受験者の数は飛躍的に増加していますが,合格率はむしろ低下する傾向にあります.残念ながら,毎年2割程度の学生さんが国家試験に合格することができず,就職内定を取り消され...


 「理学療法士及び作業療法士法」に基づく国家試験が行われるようになってから半世紀が過ぎようとしています.この間,受験者の数は飛躍的に増加していますが,合格率はむしろ低下する傾向にあります.残念ながら,毎年2割程度の学生さんが国家試験に合格することができず,就職内定を取り消される結果となっています.
 PT・OTの国家試験は,一般問題160問,実地問題40問の合計200問が出題されます.一般問題と実地問題では配点が異なり,一般問題が1問1点,実地問題が1問3点で,総合点280点(=一般問題1点 × 160問+実地問題3点 × 40問)となっています.合格基準は総合点280点中168点(60%)以上,かつ実地問題120点中43点(約36%)以上です.
 本書を手にした方の多くは,国家試験が間近に迫っている最終学年の学生さんでしょう.国家試験は勉強すれば必ず合格できます.しかし,国家試験までの時間が限られている時には,効率よく勉強しなければ合格できません.本書は,PT・OT国家試験の「一般問題」のなかで,基礎科目と呼ばれるPT・OTに共通した解剖学生理学運動学人間発達学をまとめたものです.本書は単に過去問を羅列し,解説するのではなく,過去問を徹底的に分析し,必要に応じて選択肢を再構成し,国家試験に合格するための知識が身につくように編集されています.本書を利用することにより,必要最小限の努力で,短時間で基礎科目の知識を高め,国家試験レベルの知識を効率よく習得できます.
 国家試験の学習では,過去問を解くことが大切ですが,単に過去問を解いて正解を覚えるだけでは不十分です.過去問を解いたときに,「なぜその選択肢が正解となるのか」「なぜ他の選択肢が誤りなのか」を説明できるまで学習する必要があります.“勘”や暗記レベルでの学習では,矛先を変えた問題や関連する類似問題を解くことはできません.
 本書は,最初から学習してもよいし,途中から学習してもよいようになっています.まず,問題を解いてみてください.十分な知識があれば,それぞれの選択肢がなぜ正解で,なぜ誤りかがわかるはずです.各選択肢の正誤がわからない場合は,選択肢マル覚えここがポイントを読んで理解してください.各テーマの終わりにはCHECK LISTがあり,学習した内容を一問一答形式でチェックすることができます.余裕のある人は,Summaries…要点の整理を読んでより深い知識を学習するようにしてください.
 本書を活用することにより,PT・OTのための国家試験の基礎科目についての知識を十分にマスターすることが可能です.したがって,国家試験の準備だけでなく,各教科の学習の成果の確認や臨床実習の準備など,国家試験を数年後に控えた学生さんにも十分に利用していただけます.本書を十分に活用し,PT・OTとしてのスタートラインに立てることを心よりお祈り申し上げます.

 2012年11月1日
 監修 齋藤昭彦
目 次
第1章 解剖学
 A 総論
  1 皮膚:9の法則
 B 骨格系
  2 骨の構造と分類
  3 骨吸収と骨形成
  4 関節の形状
  5 骨・靱帯・関節
 C 筋系
  6 筋の形状による分類
  7 骨格筋の構造
  8 各部の筋と神経支配
 D 神経系
  9 中枢神経系-脊髄
  10 中枢神経系-脳
  11 中枢神経系-脳脊髄液
  12 腕神経叢
  13 腰神経叢・仙骨神経叢
  14 脳神経
  15 脳神経の機能
 E 脈管系
  16 心臓
  17 動脈系
  18 脳の動脈
  19 静脈系
  20 胎児期の循環系
  21 リンパ系
 F 内臓諸器官
  22 口腔,舌,咽頭,食道
  23 胃
  24 小腸,大腸
  25 肝臓・膵臓・胆嚢
  26 呼吸器の概観
  27 気管・気管支
  28 肺
  29 横隔膜,胸膜
  30 前立腺・膀胱
  31 腎臓
  32 内分泌腺
 G 感覚器
  33 視覚器
  34 聴覚器
 H 体表解剖
  35 体表解剖
 I 断層解剖
  36 中枢神経系の断層解剖
  37 筋・骨格・末梢神経系の断層解剖
  38 内臓諸臓器の断層解剖
 J 組織
  39 細胞の構造
  40 発生

第2章 生理学
 A 細胞生理
  41 細胞膜電位
 B 筋
  42 運動単位
  43 筋線維の種類
  44 筋紡錘
  45 筋収縮
 C 神経
  46 神経線維の構造
  47 興奮と伝導
  48 シナプス伝達
  49 反射
  50 神経筋接合部の興奮伝達
 D 感覚
  51 上行性伝導路(体性感覚)
  52 下行性伝導路
  53 内臓感覚
  54 視覚
  55 聴覚・平衡感覚
  56 嗅覚・味覚
 E 発声・構音・言語
  57 発声器官
 F 運動
  58 運動における生体の生理的変化
 G 自律神経
  59 自律神経系(交感神経と副交感神経)
 H 呼吸
  60 呼吸運動
  61 酸塩基平衡
  62 呼吸中枢
 I 循環
  63 循環の調節
  64 心筋の特性
  65 心臓拍動の自動性と心拍出量
  66 心臓の刺激伝導系
 J 血液・免疫
  67 血液の成分
  68 血液細胞の生成と分化
  69 血液凝固と線溶現象
  70 免疫機能
 K 咀嚼・嚥下,消化,吸収
  71 唾液分泌の機序
  72 嚥下運動と嚥下反射中枢
  73 胃内消化
  74 腸内消化吸収
  75 肝臓・胆嚢・膵臓の機能
  76 消化酵素
  77 栄養素と吸収部位
 L 排尿・排便
  78 尿の性状
  79 腎臓(糸球体・尿細管)
  80 排尿・排便の生理
 M 内分泌・栄養・代謝
  81 ホルモン
  82 ビタミン
  83 代謝率
 N 体温調節
  84 体温調節
 O 生殖
  85 勃起,射精
  86 排卵,月経,妊娠,出産
 P 老化
  87 老化
 Q 睡眠
  88 睡眠・脳波

第3章 運動学
 A 総論
  89 バイオメカニクス(生体力学)
  90 てこ
  91 筋と関節
  92 運動の中枢神経機構
  93 運動とエネルギー代謝
 B 四肢と体幹の運動
  94 顔面の運動と筋,関節
  95 肩甲骨の運動と筋
  96 肩関節の運動と筋,靱帯
  97 上肢帯と肩関節の運動
  98 上腕,前腕の筋
  99 肘関節の運動と筋,靱帯
  100 手(手根管)
  101 手内在筋群
  102 手関節の運動と筋
  103 母指の運動
  104 手指の運動
  105 股関節に作用する筋
  106 股関節の靱帯
  107 股関節の運動
  108 膝関節-半月
  109 膝関節の動き-筋,靱帯
  110 足のアーチと関節
  111 足関節と足部の運動
  112 体幹の運動と筋,靱帯
  113 呼吸運動
 C 運動分析・動作分析
  114 運動分析
  115 動作分析
 D 姿勢
  116 姿勢
  117 重心,重心線
 E 歩行
  118 歩行の基本用語
  119 歩行周期
  120 異常歩行
  121 歩行時の筋活動
  122 歩行時の床反力とモーメント
  123 歩行時の重心点の変化
  124 歩行時の関節運動
  125 高齢者の歩行
  126 小児の歩行
 F 運動制御と運動学習
  127 運動制御と運動学習

第4章 人間発達学
  128 デンバー式発達スクリーニング検査
  129 遠城寺式乳幼児分析的発達検査表
  130 運動発達
  131 原始反射
  132 ライフステージ各期の発達課題

索引