治療薬マニュアル 2009

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●新しい別冊付録「重要薬手帳」(コンパクトサイズ)の登場  本書掲載医薬品のうち、特に重要な126成分を選択し、その本文から臨床上重要な見出し項目を抜粋掲載。重要成分(薬剤)の選択にあたっては、『今日の治療指針 2009年版』の本文中の全処方例を集計・分析し、その登場頻度を参考にし、両書を連携させた。 ●薬剤情報への道しるべ「薬効別一覧表」  体系的にまとめた「薬効別一覧表」で、医薬品の分類が一目で分かる。よりよい薬物治療のために、同効薬や新薬の薬理作用をチェックするのに便利。 ●「圧倒的な情報量」に「治療の基本戦略&動向」をプラス  各章に新企画「治療の基本戦略」を掲載。疾患治療の基本的な考え方から最新の動向まで、専門医が分かりやすく解説。 ●大好評「図解 薬理作用」でくすりの作用点をチェック  臨床薬理学の観点から、疾患ごとに薬剤の作用点をまとめた「図解 薬理作用」。該当疾患の治療薬のページにも図解部分を再掲。薬の情報と作用点がすぐチェックできる。 ●“添付文書情報をいつも手元に” が治療薬マニュアルの原点  薬剤情報の最も要となる添付文書。できるだけ多くの医療用薬の添付文書をいつも手元に置けるサイズにまとめることが最大の編集方針。2009年版からジェネリック品の剤形の情報を追加。 ●巻頭の「薬物療法の基本的注意」と、医療現場の様々なシーンで役立つ「巻末付録」 ●毎年全面改訂 ●2008年12月12日付新薬まで収録

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監修 高久 史麿 / 矢崎 義雄
編集 北原 光夫 / 上野 文昭 / 越前 宏俊
発行 2009年02月判型:B6頁:2592
ISBN 978-4-260-00752-8
定価 5,500円 (本体5,000円+税)
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2009年版の序

 「光陰矢の如し」とはよく言ったもので,今年も「治療薬マニュアル」編集も大詰めを迎え,記念すべき第20版である2009年版の序文を考える大役が回って来た.本書は幸いにも巷間の評価高く,それに答えるべく毎年編集部諸氏との討論を経て内容の刷新とともに新機軸の打ち出しを行って来たのであるが,2009年も新企画を用意してある.
 第1に,臨床上重要な126成分について添付文書情報の重要事項を抜き出した別冊付録「重要薬手帳」を提供する.成分の選択に当たっては「今日の治療指針」(医学書院)の全処方例を集計・分析し,臨床上の重要性を考慮した.この冊子は薄く持ち歩きに便利なので白衣のポケットなどに携帯して必要時に薬剤情報にアクセスすることを目論んでいる.第2には,各章に「総論」を設けた.読者調査によれば医学・薬学生,コメディカルの方々も含めて本書には薬物治療の初学者の読者も多いとのことなので,各章の領域の薬物治療の基礎を冒頭に簡潔にまとめ,以後の個別薬物の記述への導入とした.日常診療の薬物治療のリファレンスとして出発した本書も望外に広い読者を獲得しているのは嬉しいことである.第3には,近年,医療費高騰に対応する保険政策的な意味合いもありジェネリック医薬品の使用頻度が増加している状況を鑑みて,ジェネリック医薬品の情報の充実を図り,ジェネリック薬の剤形情報等も追加記載した.今年の企画は読者に受け入れられるであろうか,反応が待ち遠しい.
 第20版という節目に当たり,これまでの歩みを振り返ると誠に驚くべき20年間であった.医薬品に関する情報量は本書が産声をあげた当時から想像を絶する速度で増加してきた.早晩,本書のような書籍メディアには収載することは物理的に不可能となるだろう.いや,実際のところ本書も既に電子辞書や,WEB上あるいは施設内LAN上の電子書籍としての発売も開始されている.私事であるが,編集者の勤務する薬科大学でも学内LAN上に本書を含む「今日の診療プレミアム」を導入し学生教育に活用している.今や学生は従来であれば持ち歩くこともかなわない,本書を含む10余冊の医学書や辞書に収載された膨大な医学情報に,無線LAN環境の下でならどこでも制限なくクリック一つでアクセスしてその恩恵を享受している.医学・薬学教育のシステムに大きな変革が生じており,本書もその一端を担っていると自負している.
 この2009年版を送り出せば,ほどなく来年度の企画が開始されるだろう.編集部とのやり取りも白熱するだろう.誠に「終わりは新たな始まり」である.しかし,途切れなく続く本書の改訂作業が,いささかでも日本の薬物治療の方向性を主導しているとするなら編集者の一員としてこれに勝る喜びはない.

 2008年12月
 越前宏俊

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薬物療法の基本的注意
図解 薬理作用
処方例
添付文書情報と臨床解説
 解熱・鎮痛・抗炎症薬
 片頭痛治療薬
 抗リウマチ薬
 痛風・高尿酸血症治療薬
 催眠・鎮静薬
 抗不安薬
 抗精神病薬
 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 抗てんかん薬
 パーキンソン病/症候群治療薬
 脳循環代謝改善薬
 筋弛緩薬
 自律神経系作用薬
 抗めまい薬
 強心薬
 抗狭心症薬
 β遮断薬
 Ca拮抗薬
 抗不整脈薬
 利尿薬
 降圧薬
 末梢循環障害治療薬
 高脂血症用薬
 昇圧薬
 アレルギー治療薬
 呼吸促進薬
 気管支拡張薬・喘息治療薬
 鎮咳薬
 去痰薬
 消化性潰瘍治療薬
 健胃・消化薬
 下剤
 止痢・整腸薬
 その他の消化器用薬
 糖尿病用薬
 下垂体ホルモン製剤
 副腎皮質ホルモン製剤
 性ホルモン製剤
 その他のホルモン製剤
 骨粗鬆症・骨代謝改善薬
 ビタミン製剤
 造血と血液凝固関係製剤
 輸液・栄養製剤
 電解質製剤
 灌流用剤
 中毒治療薬
 抗菌薬
 化学療法剤
 抗真菌薬
 抗ウイルス薬
 寄生虫・原虫用薬
 抗癌剤
 免疫抑制剤
 インターフェロン・インターロイキン製剤
 眼科用薬
 耳鼻咽喉科用薬
 口腔用薬
 泌尿・生殖器用薬
 痔治療薬
 皮膚用薬
 酵素製剤
 生物学的製剤
 ワクチン・トキソイド
 麻薬
 麻酔薬
 生活改善薬
 その他の治療薬
 診断用薬
 造影剤
 放射性医薬品
 消毒剤
 漢方薬
新薬
付録
索引

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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