成人看護[4] 第14版
眼 耳鼻咽喉 歯・口腔 [特論]放射線診療と看護

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  • 本シリーズではまず「成人看護総論」(9巻)で、成人患者の特徴を理解し、その後に各系統別にそって看護の学習に入れるように構成してあります。
  • 各系統別に患者の特徴と看護の役割を示してから、第1章では解剖生理、病態生理、検査、治療・処置などの基礎的事項を学習します。第2章では疾患について、第3章では主要な状況における看護の実際を学習できる内容となっています。
  • 眼・耳・歯の写真を多数掲載し、学生が理解しやすい紙面になっています。
  • 「特論:放射線診療と看護」では、放射線診療における基礎知識と看護の役割をまとめています。
シリーズ 新看護学 12
執筆 秋元 哲夫 / 阿部 佳子 / 荒木 むつみ / 生井 明浩 / 倉田 薫 / 小林 達伺 / 紺野 肖子 / 渋谷 絹子 / 鈴木 三千代 / 月川 和香奈 / 鳥谷部 千里 / 平井 明美 / 深山 治久 / 藤井 博史 / 溝田 淳
発行 2018年01月判型:B5頁:316
ISBN 978-4-260-03178-3
定価 2,530円 (本体2,300円+税)
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    2021.04.12

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はしがき

学習にあたって
 みなさんはこれまで,「専門基礎」および「基礎看護」を通して,看護を実践するうえで必要な知識と技術,および看護従事者としての普遍的な態度について学んできた。本書「成人看護」では,「専門基礎」「基礎看護」で学んだことをふまえ,現実に健康上の障害をもった成人期の患者に対して,それぞれの知識や技術をどのように展開したらよいのかについて学習する。
 看護の対象の中心となるのは健康上の問題や課題をもった人間であり,看護はその人を中心に展開されなければならない。しかし,ひとくちに成人といっても,きわめて幅広い年齢層の人々が含まれ,男性もいれば女性もいる。また成人期は人生における活動期であり,個人がそれぞれの価値観や生活をもち,職業や学業,家事,育児などに力を注ぐ時期でもある。
 これら成人期の人々の健康をまもり,疾病や障害からの回復に向けて援助していくためには,疾患について基本的な知識を修得することが必要である。そして,患者を中心とした看護を展開するためには,人間の行動や生活,社会のシステムなど,さまざまな側面から看護を学んでいかなければならない。
 本書「成人看護」の領域では,まず「成人看護総論」を通して成人患者の特徴を理解し,その後,各系統にそって学習を展開していく。各系統別では,はじめに「看護の役割」で看護の特徴を把握したうえで,第1章で解剖生理,病態生理,検査,治療・処置などの基礎的な事項を学習する。次に第2章では主要な疾患について学ぶ。これらは,専門基礎科目において履修した知識を確認しつつ学習することが望ましい。これらの基礎知識をふまえて,第3章では診察や治療などの補助,症状への対応,疾患をもつ患者への療養指導などといった,看護の実際を学習する。
 さまざまな知識を臨床の場に適用し,それを実践能力にまで高めていくためには,たゆまぬ学習が求められる。本書は,そうした自己学習にも十分に対応できるよう配慮されている。本書での学習を通じて,さまざまな状態にある成人の患者に対して,准看護師として適切に対応し,看護を提供する能力を養ってほしい。

改訂の趣旨
 1999(平成11)年,「看護婦制度の統合」と「准看護婦の資質の向上」を目標に,准看護師教育に抜本的な検討が加えられた。教育体制・教育内容の両面にわたって大幅な強化がはかられることになり,あわせて新カリキュラムが発表され,2002(平成14)年から適用されることになった。これにより,成人看護および老年看護では講義時間数が210時間に拡大され,教育内容の充実がはかられた。『新看護学』の「成人看護」領域においても,拡充された准看護師教育に十分に対応するために,内容の一層の充実をはかり,現在にいたっている。
 今改訂においても,「成人看護」に関する新知見を盛り込み,内容の刷新に努めた。全体を通じて,記述はなるべく簡潔・平易なものとし,日常生活で目にすることの少ない漢字・用語については,ふりがな(ルビ)を充実させた。
 また,より学習に取り組みやすくするため,それぞれの系統の導入部となる「看護の役割」には,イラストや写真などを挿入して,患者のすがたと看護の役割を具体的にイメージできるようにした。さらに,知識の定着がはかれるよう,各章末には「復習問題」を設けた。
 なお,編集にあたって,表現の煩雑さを避けるため,特定の場合を除いて看護師・准看護師に共通する事項は「看護師」と表現し,准看護師のみをさす場合には「准看護師」とした。また保健師・助産師などを含めた看護の有資格者をさす場合には「看護者」あるいは「看護職」としたので,あらかじめご了解いただきたい。
 今後とも准看護師教育のさらなる充実・発展を目ざし,本書が適切で使いやすいテキストとなるように最善の努力を重ねてまいりたい。本書をご活用いただいた読者や有識者の皆さまより,忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いである。

 2017年11月
 著者ら

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●眼疾患患者の看護
 看護の役割 (平井明美)
 第1章 基礎知識 (溝田 淳)
  A.視覚系のしくみとはたらき
  B.症状とその病態生理
  C.おもな検査
  D.おもな治療法
 第2章 おもな疾患 (溝田 淳)
  A.視機能の障害
  B.部位別の障害
  C.眼外傷
 第3章 患者の看護 (平井明美)
  A.共通する看護
  B.症状に対する看護
  C.診察・検査を受ける患者の看護
  D.治療・処置を受ける患者の看護
  E.眼疾患患者の看護
  F.低視力者の看護

●耳鼻咽喉疾患患者の看護
 看護の役割 (荒木むつみ)
 第1章 基礎知識 (生井明浩)
  A.耳鼻咽喉のしくみとはたらき
  B.おもな症状
  C.おもな検査とその介助
  D.おもな治療法とその介助
  E.おもな手術
 第2章 おもな疾患 (生井明浩)
  A.耳の疾患
  B.鼻の疾患
  C.咽頭・喉頭の疾患
  D.気管・食道異物
 第3章 患者の看護 (倉田 薫・鈴木三千代・鳥谷部千里)
  A.共通する看護
  B.症状および障害に対する看護
  C.診察・検査を受ける患者の看護
  D.治療・処置を受ける患者の看護
  E.耳鼻咽喉疾患患者の看護
  F.手術を受ける患者の看護
  G.放射線治療を受ける患者の看護

●歯・口腔疾患患者の看護
 看護の役割 (渋谷絹子)
 第1章 基礎知識 (阿部佳子・深山治久)
  A.歯・口腔のしくみとはたらき
  B.おもな症状と病態生理
  C.おもな診査・検査と介助
  D.前処置
  E.おもな治療および処置
 第2章 おもな疾患 (深山治久)
  A.歯の疾患
  B.歯周組織の疾患
  C.口腔粘膜・顎骨の疾患
  D.唾液腺・神経疾患
 第3章 患者の看護 (渋谷絹子・紺野肖子・月川和香奈)
  A.共通する看護
  B.症状・機能障害に対する看護
  C.治療・処置を受ける患者の看護
  D.歯・口腔疾患患者の看護

●[特論]放射線診療と看護
 第1章 放射線診療 総論 (藤井博史)
  A.放射線医学と看護
  B.医療に使用される放射線
  C.放射線被曝と放射線防護
 第2章 放射線診療 各論 (藤井博史・小林達伺・秋元哲夫)
  A.X線撮影とCT検査
  B.MRI検査と超音波検査
  C.IVR
  D.核医学
  E.放射線治療

さくいん

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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    2021.04.12