治療薬マニュアル 2017

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ハンディサイズ本では唯一「使用上の注意」をすべて収録。
収録薬剤数は約2,300成分・18,000品目。2016年に収載された新薬を含むほぼすべての医薬品情報を収載。
添付文書に記載された情報を分かりやすく整理し、各領域の専門医による臨床解説を追加。
医薬品レファレンスブックとして、医師・薬剤師・看護師ほかすべての医療職必携の1冊。

● 購入特典・電子版付!
 『今日の治療指針 2017年版』 (デスク判ポケット判) とのセット購入により、電子版で2冊がリンク

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【『治療薬マニュアル2017』電子版 登録からご利用まで】【『治療薬マニュアル2017』電子版のご利用方法】

*「治療薬マニュアル」は株式会社医学書院の登録商標です。
監修 高久 史麿 / 矢崎 義雄
編集 北原 光夫 / 上野 文昭 / 越前 宏俊
発行 2017年01月判型:B6頁:2754
ISBN 978-4-260-02818-9
定価 5,500円 (本体5,000円+税)
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2017年版の序

 一昔前であれば,診察室で患者を前にして医学書を広げることは慎むべきとされていた.無知な医師と見なされ,信頼関係を損ねかねないからである.しかし今は時代が違う.医療に関する情報量はまさに膨大である.昔のように情報を記憶することよりも,診療現場で的確に関連付けられた情報を取り出す能力が医師に要求されるようになった.生半可な記憶に頼って診療することは時として危険を伴い,むしろ成書や電子媒体を適宜参照しながら適切な情報を得ることが,安全で質の高い診療に必要となっている.
 薬物治療はその典型ともいえる.新規薬剤の開発と承認はとどまることを知らず,既存の有用な薬剤も淘汰されることのない現在,人間の頭脳のキャパシティをはるかに超える情報が,日々の薬物治療に必要とされている.唯一の解決策は,薬物治療に関する最新の,十分量の,適正な情報を網羅した書籍または電子媒体を,診療現場でリアルタイムに活用することである.本書はそのような要求に応えうる最良の書であると信じている.
 四半世紀以上の歴史の中で,本書は年々新しい試みを取り入れながら進化し続けている.2015年に始まった購入者特典としての 電子版 は,今年も継続されている.PC,タブレット,スマートフォンのいずれでも閲覧可能で,診療現場での活用に役立つことが期待される.これに伴い別冊付録『重要薬手帳』はその役目を終えて廃止されたが,『重要処方』は電子版に収録されている.また電子版の利点を活かし,姉妹書 『今日の治療指針』 との連携を強化した.すなわち『治療薬マニュアル電子版』で検索した薬剤が,実際にどのような処方で用いられるのかを調べることができる「処方例リンク」という機能が加わった.医師,薬剤師,看護師など,それぞれの職種に応じて,処方例の参考,処方意図の理解,患者説明などに役立つことと思われる.
 国内で使用可能なすべての薬剤に関する最新の情報を提供するという本書の性質上,毎年の改訂は必須である.しかし,特にこの数年その作業は膨大となっている.ご執筆にあたられた先生方と医学書院の編集担当の方々の熱意と努力,そしてご協力いただいたすべての方々に感謝したい.本書が安全で質の高い薬物治療に貢献できることを願う次第である.

 2016年11月
 上野文昭

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薬物療法の基本的注意
図解 薬理作用
添付文書情報と臨床解説
 1 解熱・鎮痛・抗炎症薬
 2 抗リウマチ薬
 3 催眠・鎮静薬
 4 抗不安薬
 5 抗精神病薬
 6 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 7 抗てんかん薬
 8 パーキンソン病/症候群治療薬
 9 脳循環代謝改善薬
 10 筋弛緩薬
 11 自律神経系作用薬
 12 抗めまい薬
 13 片頭痛治療薬
 14 その他の神経系用薬
 15 強心薬
 16 抗狭心症薬
 17 β遮断薬
 18 Ca拮抗薬
 19 抗不整脈薬
 20 利尿薬
 21 降圧薬
 22 その他の循環器用薬
 23 アレルギー治療薬
 24 気管支拡張薬・喘息治療薬
 25 鎮咳薬
 26 去痰薬
 27 その他の呼吸器用薬
 28 消化性潰瘍治療薬
 29 健胃・消化薬
 30 下剤
 31 止痢・整腸薬
 32 その他の消化器用薬
 33 痛風・高尿酸血症治療薬
 34 脂質異常症用薬
 35 糖尿病用薬
 36 下垂体ホルモン製剤
 37 副腎皮質ホルモン製剤
 38 性ホルモン製剤
 39 その他のホルモン製剤
 40 子宮用薬
 41 骨粗鬆症・骨代謝改善薬
 42 ビタミン製剤
 43 輸液・栄養製剤
 44 電解質製剤
 45 灌流用剤
 46 解毒薬・中毒治療薬
 47 抗菌薬
 48 抗真菌薬
 49 抗ウイルス薬
 50 寄生虫・原虫用薬
 51 抗癌剤
 52 免疫抑制薬
 53 眼科用薬
 54 耳鼻咽喉科用薬
 55 口腔用薬
 56 泌尿・生殖器用薬
 57 痔治療薬
 58 皮膚用薬
 59 血液製剤類
 60 造血と血液凝固関係製剤
 61 ワクチン・トキソイド
 62 麻薬
 63 麻酔薬
 64 生活改善薬
 65 その他の治療薬
 66 検査・診断用薬
 67 造影剤
 68 放射性医薬品
 69 消毒剤
 70 歯科用薬
 71 漢方薬
新薬

付録
 重大な有害反応(副作用)の症状と,原因となる代表的な医薬品
 医療用医薬品添付文書および添付文書情報の見方
 医薬品添付文書以外の重要な医薬品情報源とその見方
 後発医薬品に関する情報と選択の留意点
 ハイリスク薬投与患者の薬学的管理指導
 処方せんの書き方
 錠剤・カプセルの粉砕・開封可否の基準
 疾患別禁忌薬・注意薬一覧
 薬物血中濃度モニタリング(TDM)の対象となる薬物とその有効・中毒濃度範囲
 基本的薬物動態用語
 名称類似によるヒヤリ・ハット事例が報告されている薬剤一覧
 薬剤の影響を受ける臨床検査一覧
 投与期間の上限が設けられている医薬品
 薬効分類番号一覧(4桁)

索引

電子版付録
 血液製剤の使用指針(改定版)〔平成17年9月(平成24年3月一部改正)〕(要約)
 薬物と飲食物・嗜好品との相互作用

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