分子標的治療薬とケア
看護師の担う分子標的治療薬の副作用ケア、投与管理をこの1冊で
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適応が広がる分子標的治療薬において、治療の継続には看護師による副作用ケアが重要である。本書は、分子標的治療薬の基礎的な知識を概説したうえで、各薬剤の概要と作用機序、特徴的な副作用のケアを解説。難解な作用機序については、統一した構成で図解し、作用の流れを理解したうえで、副作用ケアや患者指導、緊急時に対応できるようにした。また、チームでの支援も欠かせないため、多職種での連携・取り組みも紹介。
シリーズ | がん看護実践ガイド |
---|---|
監修 | 一般社団法人 日本がん看護学会 |
編集 | 遠藤 久美 / 本山 清美 |
発行 | 2016年11月判型:B5頁:308 |
ISBN | 978-4-260-02810-3 |
定価 | 4,180円 (本体3,800円+税) |
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がん看護実践ガイドシリーズ 続刊にあたって/序
がん看護実践ガイドシリーズ
続刊にあたって
≪がん看護実践ガイド≫シリーズは,日本がん看護学会が学会事業の1つとして位置づけ,理事を中心メンバーとする企画編集委員会のもとに発刊するものです.
このシリーズを発刊する目的は,本学会の使命でもある「がん看護に関する研究,教育及び実践の発展と向上に努め,もって人々の健康と福祉に貢献すること」をめざし,看護専門職のがん看護実践の向上に資するテキストブックを提供することにあります.
がん医療は高度化・複雑化が加速しています.新たな治療法開発は治癒・延命の可能性を拡げると同時に,多彩な副作用対策の必要性をも増しています.そのため,がん患者は,多様で複雑な選択肢を自身で決め,治療を継続しつつ,多彩な副作用対策や再発・二次がん予防に必要な自己管理に長期間取り組まなければなりません.
がん看護の目的は,患者ががんの診断を受けてからがんとともに生き続けていく全過程を,その人にとって意味のある生き方や日常の充実した生活につながるように支えていくことにあります.近年,がん治療が外来通院や短期入院治療に移行していくなかで,安全・安心が保証された治療環境を整え,患者の自己管理への主体的な取り組みを促進するケアが求められています.また,がん患者が遺伝子診断・検査に基づく個別化したがん治療に対する最新の知見を理解し,自身の価値観や意向を反映した,納得のいく意思決定ができるように支援していくことも重要な役割となっています.さらには,苦痛や苦悩を和らげる緩和ケアを,がんと診断されたときから,いつでも,どこでも受けられるように,多様なリソースの動員や専門職者間の連携・協働により促進していかなければなりません.
がん看護に対するこのような責務を果たすために,本シリーズでは,治療別や治療過程に沿ったこれまでのがん看護の枠を超えて,臨床実践で優先して取り組むべき課題を取り上げ,その課題に対する看護実践を系統的かつ効果的な実践アプローチとしてまとめることをめざしました.
このたび,本シリーズの続刊として,『分子標的治療薬とケア』をまとめました.近年,がん細胞の増殖・進展に関わる重要な分子(群)を直接標的とした分子標的治療薬が開発され,さまざまながん種において治療の適応が広がっています.一方で,分子標的治療薬では,従来の殺細胞性の抗がん薬とは違う,特異的な副作用があらわれるため,治療の継続には看護師による副作用に対するケアが重要になります.また,EGFR阻害薬による皮疹,間質性肺炎,消化管穿孔など,標的となる分子に特有の毒性や開発段階では予想されなかった毒性が生じるため,多職種チームによる緊急対応や支援が欠かせません.
本書は,分子標的治療薬の複雑な作用機序や副作用が理解できるよう,基盤となる知識に加え,統一した図を用いて各分子標的治療薬の概要と作用機序をわかりやすく説明しようと試みています.分子標的治療薬の導入,副作用対策,治療継続に向けた具体的なケアのコツやポイントも示しています.さらに,多職種チームによる連携についても実践例を交えて紹介します.
≪がん看護実践ガイド≫シリーズは,読者とともに作り上げていくべきものです.シリーズとして取り上げるべき実践課題,本書を実践に活用した成果や課題など,忌憚のない意見をお聞かせいただけるよう願っています.
最後に,日本がん看護学会監修による≪がん看護実践ガイド≫シリーズを医学書院のご協力のもとに発刊できますことを心より感謝申し上げます.本学会では,医学書院のご協力を得て,これまでに『がん看護コアカリキュラム』(2007年),『がん化学療法・バイオセラピー看護実践ガイドライン』(2009年),『がん看護PEPリソース-患者アウトカムを高めるケアのエビデンス』(2013年)の3冊を学会翻訳の書籍として発刊して参りました.がん看護に対する重要性をご理解賜り,がん医療の発展にともに寄与いただいておりますことに重ねて感謝申し上げます.
2016年9月
一般社団法人日本がん看護学会理事長・企画編集委員会委員長
小松浩子
序
近年,がん化学療法の分野は目覚ましい発展を遂げており,なかでも分子標的治療薬をはじめとする新規薬剤の開発は年々勢いを増している.
分子標的治療薬は,がんに特徴的な分子を標的としてその機能を阻害することにより抗腫瘍効果を発揮する薬剤である.従来の細胞傷害性抗がん薬による副作用とは異なり,標的分子の違いによる個々の薬剤特有の副作用や,免疫チェックポイント阻害薬の免疫介在性の副作用などへの対応が必要となっている.また,複数の治療の組み合わせによるリスクについては十分明らかになっていない.そのため,看護師は治療に関する新しい情報に敏感になるとともに,異常を早期に発見するという意識をより強くもちケアにあたることが求められている.
薬剤によっては,副作用の強弱が治療効果と結びつくため,早期に患者が苦痛に感じる副作用を把握し,いかにその苦痛を最小限にするかにも注目したい.また,患者が気持ちのうえでも苦痛なく,前向きに治療を続けていけるようにすることが,ケアの大きなポイントになる.さらに,外来で治療するケース(内服治療や外来点滴治療)が多く,患者の症状管理とセルフケアが重要になる.そのため,治療の自己管理能力や症状に対するセルフケア能力,在宅での生活の自立度,社会生活の状況,家族の支援状況をアセスメントし,ケアに結びつけることが必要になる.高齢化や核家族の増加により,患者と家族の状況に問題がないかを早期にアセスメントして,必要な指導や支援体制を調整することが看護師の役割として重要である.
本書では,分子標的治療薬の作用機序を詳細に解説しており,その薬剤がどのようにがんに効果をもたらすのかが理解しやすくなっている.また,海外や国内の臨床試験の結果についても随所で説明しており,治療の効果や意義についても結びつけて理解できるようになっている.副作用については,医師による執筆の第2章では薬剤別に,看護師による執筆の第3章では症状別に解説しており,理解を深めるとともに臨床現場で活用しやすい内容になるよう心がけた.さらに,特に新規薬剤の導入にあたって重要となる,多職種でチーム医療を行ううえで大切になることについても章を設け,コミュニケーションや情報共有の仕方,副作用の症状評価や対策の統一,看護師間の連携,社会経済的な支援についてもポイントが理解できるよう解説している.
本書に載っているすべての薬剤についての理解を深めるには時間を要すため,使用することが多い薬剤やその副作用,あるいは新規薬剤を導入するときなどに,関心のあるところから読み進めてほしい.また薬剤の解説の部分で注意すべき副作用を把握したうえで,後述の副作用のケアを合わせて読んでいただくと,より理解が深まるのではと考える.臨床において実際に薬剤を使用して治療やケアにあたっている執筆陣の熱意が伝わる文章が随所に表れており,ぜひ繰り返しお読みになり,現場で活用していただければ幸いである.
2016年9月
編者 遠藤久美,本山清美
がん看護実践ガイドシリーズ
続刊にあたって
≪がん看護実践ガイド≫シリーズは,日本がん看護学会が学会事業の1つとして位置づけ,理事を中心メンバーとする企画編集委員会のもとに発刊するものです.
このシリーズを発刊する目的は,本学会の使命でもある「がん看護に関する研究,教育及び実践の発展と向上に努め,もって人々の健康と福祉に貢献すること」をめざし,看護専門職のがん看護実践の向上に資するテキストブックを提供することにあります.
がん医療は高度化・複雑化が加速しています.新たな治療法開発は治癒・延命の可能性を拡げると同時に,多彩な副作用対策の必要性をも増しています.そのため,がん患者は,多様で複雑な選択肢を自身で決め,治療を継続しつつ,多彩な副作用対策や再発・二次がん予防に必要な自己管理に長期間取り組まなければなりません.
がん看護の目的は,患者ががんの診断を受けてからがんとともに生き続けていく全過程を,その人にとって意味のある生き方や日常の充実した生活につながるように支えていくことにあります.近年,がん治療が外来通院や短期入院治療に移行していくなかで,安全・安心が保証された治療環境を整え,患者の自己管理への主体的な取り組みを促進するケアが求められています.また,がん患者が遺伝子診断・検査に基づく個別化したがん治療に対する最新の知見を理解し,自身の価値観や意向を反映した,納得のいく意思決定ができるように支援していくことも重要な役割となっています.さらには,苦痛や苦悩を和らげる緩和ケアを,がんと診断されたときから,いつでも,どこでも受けられるように,多様なリソースの動員や専門職者間の連携・協働により促進していかなければなりません.
がん看護に対するこのような責務を果たすために,本シリーズでは,治療別や治療過程に沿ったこれまでのがん看護の枠を超えて,臨床実践で優先して取り組むべき課題を取り上げ,その課題に対する看護実践を系統的かつ効果的な実践アプローチとしてまとめることをめざしました.
このたび,本シリーズの続刊として,『分子標的治療薬とケア』をまとめました.近年,がん細胞の増殖・進展に関わる重要な分子(群)を直接標的とした分子標的治療薬が開発され,さまざまながん種において治療の適応が広がっています.一方で,分子標的治療薬では,従来の殺細胞性の抗がん薬とは違う,特異的な副作用があらわれるため,治療の継続には看護師による副作用に対するケアが重要になります.また,EGFR阻害薬による皮疹,間質性肺炎,消化管穿孔など,標的となる分子に特有の毒性や開発段階では予想されなかった毒性が生じるため,多職種チームによる緊急対応や支援が欠かせません.
本書は,分子標的治療薬の複雑な作用機序や副作用が理解できるよう,基盤となる知識に加え,統一した図を用いて各分子標的治療薬の概要と作用機序をわかりやすく説明しようと試みています.分子標的治療薬の導入,副作用対策,治療継続に向けた具体的なケアのコツやポイントも示しています.さらに,多職種チームによる連携についても実践例を交えて紹介します.
≪がん看護実践ガイド≫シリーズは,読者とともに作り上げていくべきものです.シリーズとして取り上げるべき実践課題,本書を実践に活用した成果や課題など,忌憚のない意見をお聞かせいただけるよう願っています.
最後に,日本がん看護学会監修による≪がん看護実践ガイド≫シリーズを医学書院のご協力のもとに発刊できますことを心より感謝申し上げます.本学会では,医学書院のご協力を得て,これまでに『がん看護コアカリキュラム』(2007年),『がん化学療法・バイオセラピー看護実践ガイドライン』(2009年),『がん看護PEPリソース-患者アウトカムを高めるケアのエビデンス』(2013年)の3冊を学会翻訳の書籍として発刊して参りました.がん看護に対する重要性をご理解賜り,がん医療の発展にともに寄与いただいておりますことに重ねて感謝申し上げます.
2016年9月
一般社団法人日本がん看護学会理事長・企画編集委員会委員長
小松浩子
序
近年,がん化学療法の分野は目覚ましい発展を遂げており,なかでも分子標的治療薬をはじめとする新規薬剤の開発は年々勢いを増している.
分子標的治療薬は,がんに特徴的な分子を標的としてその機能を阻害することにより抗腫瘍効果を発揮する薬剤である.従来の細胞傷害性抗がん薬による副作用とは異なり,標的分子の違いによる個々の薬剤特有の副作用や,免疫チェックポイント阻害薬の免疫介在性の副作用などへの対応が必要となっている.また,複数の治療の組み合わせによるリスクについては十分明らかになっていない.そのため,看護師は治療に関する新しい情報に敏感になるとともに,異常を早期に発見するという意識をより強くもちケアにあたることが求められている.
薬剤によっては,副作用の強弱が治療効果と結びつくため,早期に患者が苦痛に感じる副作用を把握し,いかにその苦痛を最小限にするかにも注目したい.また,患者が気持ちのうえでも苦痛なく,前向きに治療を続けていけるようにすることが,ケアの大きなポイントになる.さらに,外来で治療するケース(内服治療や外来点滴治療)が多く,患者の症状管理とセルフケアが重要になる.そのため,治療の自己管理能力や症状に対するセルフケア能力,在宅での生活の自立度,社会生活の状況,家族の支援状況をアセスメントし,ケアに結びつけることが必要になる.高齢化や核家族の増加により,患者と家族の状況に問題がないかを早期にアセスメントして,必要な指導や支援体制を調整することが看護師の役割として重要である.
本書では,分子標的治療薬の作用機序を詳細に解説しており,その薬剤がどのようにがんに効果をもたらすのかが理解しやすくなっている.また,海外や国内の臨床試験の結果についても随所で説明しており,治療の効果や意義についても結びつけて理解できるようになっている.副作用については,医師による執筆の第2章では薬剤別に,看護師による執筆の第3章では症状別に解説しており,理解を深めるとともに臨床現場で活用しやすい内容になるよう心がけた.さらに,特に新規薬剤の導入にあたって重要となる,多職種でチーム医療を行ううえで大切になることについても章を設け,コミュニケーションや情報共有の仕方,副作用の症状評価や対策の統一,看護師間の連携,社会経済的な支援についてもポイントが理解できるよう解説している.
本書に載っているすべての薬剤についての理解を深めるには時間を要すため,使用することが多い薬剤やその副作用,あるいは新規薬剤を導入するときなどに,関心のあるところから読み進めてほしい.また薬剤の解説の部分で注意すべき副作用を把握したうえで,後述の副作用のケアを合わせて読んでいただくと,より理解が深まるのではと考える.臨床において実際に薬剤を使用して治療やケアにあたっている執筆陣の熱意が伝わる文章が随所に表れており,ぜひ繰り返しお読みになり,現場で活用していただければ幸いである.
2016年9月
編者 遠藤久美,本山清美
目次
開く
第1章 分子標的治療薬とは
1 がんの増殖と進展-分子標的治療薬を理解するために
2 分子標的治療薬とは
3 分子標的治療薬の種類と作用
第2章 分子標的治療薬の種類と特徴
1 抗HER2抗体・TKI-乳がんを中心に
1 抗HER2抗体・TKIの概要と作用機序
2 抗HER2療法薬の特徴
2 抗EGFR抗体薬-大腸がんを中心に
1 抗EGFR抗体薬の概要と作用機序
2 抗EGFR抗体薬の特徴
3 VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(VEGFR-TKI)
1 VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の概要と作用機序
2 VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の特徴
4 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)-肺がんを中心に
1 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の概要と作用機序
2 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の特徴
5 ALK阻害薬-肺がんを中心に
1 ALK阻害薬の概要と作用機序
2 ALK阻害薬の特徴
6 VEGF阻害作用をもつTKI-腎がんを中心に
1 チロシンキナーゼ阻害薬の概要と作用機序
2 VEGF阻害作用をもつTKIの特徴
7 BCR-ABL阻害作用をもつTKI
1 BCR-ABL阻害作用をもつTKIの概要と作用機序
2 BCR-ABL阻害薬の特徴
8 抗CD20モノクローナル抗体薬
1 抗CD20モノクローナル抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD20モノクローナル抗体薬の特徴
9 抗CD30抗体薬
1 抗CD30抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD30抗体薬の特徴
10 抗CD33抗体薬
1 抗CD33抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD33抗体薬の特徴
11 抗CD52抗体薬-慢性リンパ性白血病を中心に
1 抗CD52抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD52抗体薬の特徴
12 抗CCR4抗体薬
1 抗CCR4抗体薬の概要と作用機序
2 抗CCR4抗体薬の特徴
13 プロテアソーム阻害薬
1 プロテアソーム阻害薬の概要と作用機序
2 プロテアソーム阻害薬の特徴
14 mTOR阻害薬-腎がんを中心に
1 mTOR阻害薬の概要と作用機序
2 mTOR阻害薬の特徴
15 免疫チェックポイント阻害薬-悪性黒色腫を中心に
1 免疫チェックポイント阻害薬の概要と作用機序
2 免疫チェックポイント阻害薬の特徴
第3章 分子標的治療薬の副作用とケア
1 インフュージョンリアクション
2 皮膚障害
3 間質性肺疾患
4 消化管出血・穿孔/高血圧/創傷治癒遅延(主に血管新生阻害薬による副作用)
5 消化器毒性
1 悪心・嘔吐
2 下痢
3 口腔粘膜炎
6 甲状腺機能障害/重症筋無力症・筋炎/眼障害/1型糖尿病
1 甲状腺機能障害
2 重症筋無力症・筋炎
3 眼障害(ぶどう膜炎)
4 1型糖尿病
第4章 チームで取り組む分子標的治療
1 チーム医療で新薬導入や副作用マネジメントに取り組む
2 チームで行うアドヒアランスを高める患者教育
3 副作用症状評価と情報処方
4 経済的側面への支援-高額治療に対する制度の活用
資料:治療費用例(代表的な薬剤を例に)
索引
Column
1 がんの増殖と進展-分子標的治療薬を理解するために
2 分子標的治療薬とは
3 分子標的治療薬の種類と作用
第2章 分子標的治療薬の種類と特徴
1 抗HER2抗体・TKI-乳がんを中心に
1 抗HER2抗体・TKIの概要と作用機序
2 抗HER2療法薬の特徴
2 抗EGFR抗体薬-大腸がんを中心に
1 抗EGFR抗体薬の概要と作用機序
2 抗EGFR抗体薬の特徴
3 VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(VEGFR-TKI)
1 VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の概要と作用機序
2 VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の特徴
4 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)-肺がんを中心に
1 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の概要と作用機序
2 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の特徴
5 ALK阻害薬-肺がんを中心に
1 ALK阻害薬の概要と作用機序
2 ALK阻害薬の特徴
6 VEGF阻害作用をもつTKI-腎がんを中心に
1 チロシンキナーゼ阻害薬の概要と作用機序
2 VEGF阻害作用をもつTKIの特徴
7 BCR-ABL阻害作用をもつTKI
1 BCR-ABL阻害作用をもつTKIの概要と作用機序
2 BCR-ABL阻害薬の特徴
8 抗CD20モノクローナル抗体薬
1 抗CD20モノクローナル抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD20モノクローナル抗体薬の特徴
9 抗CD30抗体薬
1 抗CD30抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD30抗体薬の特徴
10 抗CD33抗体薬
1 抗CD33抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD33抗体薬の特徴
11 抗CD52抗体薬-慢性リンパ性白血病を中心に
1 抗CD52抗体薬の概要と作用機序
2 抗CD52抗体薬の特徴
12 抗CCR4抗体薬
1 抗CCR4抗体薬の概要と作用機序
2 抗CCR4抗体薬の特徴
13 プロテアソーム阻害薬
1 プロテアソーム阻害薬の概要と作用機序
2 プロテアソーム阻害薬の特徴
14 mTOR阻害薬-腎がんを中心に
1 mTOR阻害薬の概要と作用機序
2 mTOR阻害薬の特徴
15 免疫チェックポイント阻害薬-悪性黒色腫を中心に
1 免疫チェックポイント阻害薬の概要と作用機序
2 免疫チェックポイント阻害薬の特徴
第3章 分子標的治療薬の副作用とケア
1 インフュージョンリアクション
2 皮膚障害
3 間質性肺疾患
4 消化管出血・穿孔/高血圧/創傷治癒遅延(主に血管新生阻害薬による副作用)
5 消化器毒性
1 悪心・嘔吐
2 下痢
3 口腔粘膜炎
6 甲状腺機能障害/重症筋無力症・筋炎/眼障害/1型糖尿病
1 甲状腺機能障害
2 重症筋無力症・筋炎
3 眼障害(ぶどう膜炎)
4 1型糖尿病
第4章 チームで取り組む分子標的治療
1 チーム医療で新薬導入や副作用マネジメントに取り組む
2 チームで行うアドヒアランスを高める患者教育
3 副作用症状評価と情報処方
4 経済的側面への支援-高額治療に対する制度の活用
資料:治療費用例(代表的な薬剤を例に)
索引
Column
分子標的治療薬の名称
免疫グロブリンの構造
臨床試験(新規薬剤における)
使用量の目安:1フィンガーチップユニット
免疫グロブリンの構造
臨床試験(新規薬剤における)
使用量の目安:1フィンガーチップユニット
更新情報
-
更新情報はありません。
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