• HOME
  • 書籍
  • 臨床検査技師国家試験問題集 解答と解説 2014年版


臨床検査技師国家試験問題集 解答と解説 2014年版

もっと見る

「検査と技術」誌に収載した臨床検査技師国家試験問題の解答と解説の、2009年(第55回)から2013年(第59回)までの5年分を収録。問題は臨床検査技師として要求される基本的な知識を問うものが多く、また重要な事項は繰り返し出題されている。しかし重点項目のみが出題されるわけではなく、国試に合格するためには、過去の試験問題を繰り返し勉強する必要がある。≪標準臨床検査学≫教科書シリーズと併用して使える過去問集。
編集 「検査と技術」編集委員会
発行 2013年06月判型:B5頁:204
ISBN 978-4-260-01879-1
定価 3,300円 (本体3,000円+税)
  • 販売終了

お近くの取り扱い書店を探す

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • 序文

開く

2014年版の序

 医療系の職種はヒトの健康に直接タッチすることから多くが国家資格となっており,毎春国家試験が行われています.臨床検査技師についても2月に開催され,約4,000人が受験して,合格率は70~75%で,医療系としては難しい部類に入る国家試験です.この国家試験は「臨床検査技師として第一歩を踏み出すのに十分な知識があるか」を判定するもので,「出題基準(ガイドライン)」が公開されており,学習の指針となっています.しかし,試験科目は10科目でしかも内容は膨大であり,やみくもに学習してもよい結果を得ることはできません.やはり,効率的な試験対策,準備が必要です.しかも,国家試験は年ごとに改善・進化しており,医療現場での要求を取り入れるような内容となっています.このため,試験の傾向を知ることも合格を勝ち取るためには必要です.
 雑誌「検査と技術」は創刊以来,臨床検査技師国家試験の問題と解答・解説を掲載してきました.解答・解説については,正解肢ばかりでなく,他の選択肢を含めた問題についての詳しい解説とするようにしました.そして,最近5年分の「検査と技術」に掲載された問題と解答・解説を一冊にまとめて出版してきました.幸いにこれまで多くの学生・受験生に利用していただき,国家試験対策に役立ってきたと考えております.
 この2014年版では,2009年(第55回)から2013年(第59回)までの5年間5回分の国家試験の問題と解答・解説を収録しています.毎年違った問題が出題されていますが,この5年分の国家試験問題を詳しく検討することで,最近の試験の傾向,内容を知ることができます.国家試験では,臨床検査技師として就職した際に要求される基本的な事項が出題されていることがわかると思います.出題形式も以前はAタイプと呼ばれる単純択一形式とKタイプと呼ばれる多真偽形式が主でした.Aタイプは5つの選択肢のうちから1つの正解肢を選択するもので,他の選択肢より,より正解に近ければ正解肢となります.また,Kタイプは5つの選択肢から2つもしくは3つを組み合わせた解答コードのうちから1つを選ぶ形式です.最近はこのKタイプからXタイプ,すなわち多真偽形式・5肢複択形式(5つの選択肢からランダムに2肢あるいは3肢を選択する)に移行しています.このような出題形式についての最新情報を,試験内容とともに習得することができます.
 この冊子には解答と同時に解説が記載されています.各設問の選択肢に対する解説が記載されている場合は,その選択肢が重要で,頻回に出題されていることも少なくありません.したがって,その選択肢については十分な理解と知識が必要であることを意味しています.受験生の皆さんが本冊子を効率よく活用されて,国家試験に合格されることを祈念しております.
 
 2013年5月
 「検査と技術」編集委員会を代表して
 高木 康

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。