ICD-10ケースブック
精神および行動の障害の診断トレーニング
ケースを通してICD診断を学べる副読本、待望の翻訳
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世界中で用いられている、WHOの精神科診断基準ICD-10をより深く学びたい人のための症例集。「秘密のボトル」、「独りぼっちのミュージシャン」、「偉大なことを成し遂げた人物」など、印象的な表題が付けられた99の臨場感あふれるケースを収載。ICD-10の構成に沿った目次立てで、具体的な症例に基づいてICD診断を実践的に学ぶことができる。なお、収載症例は成人例に限定されている。
シリーズ | ICD |
---|---|
著 | T. B. Üstün / A. Bertelsen / H. Dilling / J. van Drimmelen / C. Pull / A. Okasha / N. Sartorius / other ICD-10 Reference and Training Center Directors |
監訳 | 中根 允文 |
訳 | 大原 由久 |
発行 | 2012年10月判型:A5頁:328 |
ISBN | 978-4-260-01650-6 |
定価 | 5,500円 (本体5,000円+税) |
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監訳の序(中根 允文)/序(Jorge Alberto Costa e Silva)/序論(T. Bedirhan Üstün)
監訳の序
本書「ICD-10ケースブック-精神および行動の障害の診断トレーニング」は,世界保健機関(WHO)が米国精神医学会(APA)出版局を通じて1996年に発刊した“ICD-10 Case Book-The Many Faces of Mental Disorders: Adult Case Histories According to ICD-10”の日本語版である.本書の存在については,ICD-10(F)ファミリーを構成するものの1つとして,発刊当初から,APAによるDSM-IV Casebook(1994)の公表に呼応して注目されていたものである.本書の編集責任者は,現在ICD-11開発に中心的役割を果たしているÜstün博士であり,他にICDの展開に多大な貢献を果たしてきたSartorius教授やWHO共同研究に参画してきた研究者たちも名を連ねている.
その内容として,ICD-10(F)の完成に参加した世界各国から多数の症例が提示してあり,単に精神科の専門家や研究者のためにとどまることなく,一般医や精神科研修医,看護師・ソーシャルワーカー,医学・心理学の学生などにとってもテキストになるように計画されている.
当時,我が国におけるWHO/ICD-10トレーニングセンター的な役割を引き受けていた我々の研究室では,国内の研究者の協力を得て数例の事例をWHO担当部署に紹介していた.刊行された同書を見て,それに含まれた症例の多さに驚き,その詳細を振り返ることなく時間が経過してしまった.今般,広小路メンタルクリニックの大原由久先生(前,国立病院機構名古屋医療センター医長)の手で訳書出版の話があると聞き,ICD-11への改訂間近な時期に入っている今なぜと思いながらも,刷り上がってきたドラフトを見た時,まさに内容の豊富さに感嘆したものである.世界各国から寄せられた99症例は,それぞれに全く異なる文化圏・心理社会的環境にありながら,表出してくる精神症状は紛れもなくICD-10(F)の臨床記述ガイドラインないし診断基準を十分に充足していることに感心したのである.やはり,相当な時間経過があったにしても,あるいは改訂版が準備されつつあるからこそ,この日本語版が公表される価値があろうと考えている.
監訳者は,訳者の努力を念頭に置きながら,協力したつもりである.本書の上梓にあたり,ご尽力頂いた医学書院の方々に感謝する.
2012年9月
長崎大学名誉教授
中根 允文
序
本書ICD-10ケースブックは世界の異なる地域の精神障害患者の症例を収集している.このことはある意味で精神障害は世界中で「診断可能な疾患」だという事実を立証している.
ICD-10によって世界保健機関は精神および行動の障害を操作的な方法で定義するための大きな一歩を達成した.ICD-10精神衛生トレーニングセンターに指名された施設をはじめ,多くの異なる国々の中核的研究センターから最高水準の科学的知見が寄せ集められた.これらのセンターはそれぞれ異なる文化や伝統に基づいて精神障害の診断や治療を行っている.結果として,ICD-10による精神障害の分類は医療,行政,その他の政府機関の関係者が同じ言葉を話し,お互いに理解することを可能にする共通の言語として創造された.
ICD-10精神衛生トレーニングセンターは,診断の問題点について広く合意を形成するだけでなく,本書に症例とICD-10診断のルールの典型を提示するとともに,実際の生きた症例にICD-10診断ガイドラインと診断基準を適用する際の専門家の意見とアドバイスを紹介している.
ICD-10の精神障害の項目では,およそ2,000名の医師によって,50カ国以上の精神障害の可能性がある15,000名以上の症例を対象にして,適用性,信頼性,妥当性が検証された.
精神障害者に関わる一臨床医として,私はICD-10ケースブックが非常に興味深いものであることを発見した.本書の症例は明快で容易に理解することができる.しかしながら,最も重要なことは,文化,言語,生活様式の大きな違いにもかかわらず,精神障害がその違いを超えて類似していて,国際的分類の適用が可能だということである.
多大な労力を惜しまなかった研究者の方々に謝意を表したい.本書が現在の我々の精神障害に対する理解の到達点を示し,精神障害を学ぶ人たちに有益なものとなり,精神障害者の医療に携わる医師,心理士,看護師,行政の関係者に役立つことを確信している.
Professor Jorge Alberto Costa e Silva
Director
Division of Mental Health and Prevention of Substance Abuse
World Health Organization
序論
本書は成人の精神および行動の障害の症例を掲載し,「国際疾病分類第10改訂版(ICD-10)第V章」に基づいて,その診断と分類を議論している.
このICD-10ケースブックの主な目的は,指導者および学習者にICD-10の診断カテゴリーの事例を提示し,学習の手助けをすることである.それぞれの症例は実例に基づいている.
本書の症例はICD-10第V章の臨床フィールド試験およびICD-10訓練コースで用いられた症例から主に選ばれた.臨床フィールド試験の間に400近い症例のサマリーが照合され,その病歴が編集された.本書のためにいくらか修正され,ICD-10訓練センターの編集者によって推敲された.症例の考察は,ICD-10に従ってどのように診断,分類されるのかに焦点を当てて,編集者が執筆した.
このアプローチの目的は診断と分類のルールの適用について理解を深めることである.個々の症例の病歴を通して分類を学ぶので,診断を下す際の進め方を検討できるようになった.このアプローチは訓練コースでその有用性が証明された.これによって興味が喚起され,学習が楽しいものになった.この体験の成果はここに平易な書物としてまとめられた.
本書では診断カテゴリーを代表する典型的な症例が選ばれた.ここでは2種類の症例を取り上げた.1つは比較的診断が容易なプロトタイプの症例である.もう1つは診断の選択肢が他にもある症例である.これらの症例には,読者が個々の症例の診断を下したり,あるいは,他の代わりとなるICD-10診断の選択を検討する場合,障害の症状や経過について十分な情報が提供されている.
ここに提示された症例は日常経験する典型的な症例である.しかしながら,個人が特定できる氏名,環境,経歴その他の個人情報は変更されている.したがって「本当の」症例が引用されているわけではない.
本書の各症例は4項目から構成されている.個々の症例には「問題点」という項目がある.ここでは患者の障害の問題点が書かれている.「病歴」の項目では患者の生い立ちや社会生活歴,家族歴,パーソナリティ,身体疾患や精神障害の既往歴を網羅している.「所見」では,精神状態の検査内容について記載されている.「経過」の項目が書かれている場合があるが,ここでは治療内容や治療後の経過に関する詳細が記されている.もっともそのような情報は必ずしも診断に役立つわけではない.精神障害者に対する実地臨床は常に多次元的な情報を必要とする.「考察」の項目ではICD-10に従って診断する際のガイドラインが書かれている.本項目のコメントは,ICD-10診断ガイドラインを適用するにあたっての専門家の意見とアドバイスである.
時には診断がはっきりつかないことがある.それはたいてい情報が不十分だからである.全ての患者について完璧な情報を得ることが理想であるが,実際の場合,いつもそうとは限らない.編集者は症例の評価について長時間,討論したが,その記載の定型化に常に合意したわけではない.読者諸氏は,たとえ診断に納得できない時でも,個々の症例が編集者によって,いかに十分に検討され,診断が決められたのか,ということに思いをはせて欲しい.
症例は読者に分かりやすいように,ICD-10診断分類(F0~F6)に従って提示されていて,ICD-10分類の考え方に沿っている.つまり,患者を診察する臨床家の意思決定プロセスに類似している.1番目に器質性障害,2番目に精神作用物質使用による障害,3番目に精神病様の障害といった具合である.もちろん,読者はどの症例から読み始めても構わない.巻末の索引は症例を違った角度から見るのに役立つだろう.
本書は精神医学カリキュラムの履修過程で使用できるが,医学生,精神科のソーシャルワーカー,臨床心理士,精神科の看護師,臨床医全般にも利用可能である.読者にはまた,診断カテゴリーの理解をより一層深めるために,ICD-10,V章『ICD-10精神および行動の障害-臨床記述と診断ガイドライン』(「青本」)とICD-10,V章『ICD-10精神および行動の障害-DCR研究用診断基準』(「緑本」)をあわせて参照してもらいたい.参考までに,ICD-10カテゴリーを巻末に掲載した.
このICD-10ケースブックは世界の異なる地域,つまり異なる文化の症例を掲載している.つまり,本書の意図は,どのようにして国際分類を異なる文化の症例に当てはめることができるのか,ということを実証することである.このことはICD-10が異文化間にも適応が可能であることを示す.
本書がICD-10フィールド研究や国内あるいは国際間の研修過程に携わる読者の助けになることを期待してやまない.
Dr. T. Bedirhan Üstün
Senior Scientist, Division of Mental Health
World Health Organization
監訳の序
本書「ICD-10ケースブック-精神および行動の障害の診断トレーニング」は,世界保健機関(WHO)が米国精神医学会(APA)出版局を通じて1996年に発刊した“ICD-10 Case Book-The Many Faces of Mental Disorders: Adult Case Histories According to ICD-10”の日本語版である.本書の存在については,ICD-10(F)ファミリーを構成するものの1つとして,発刊当初から,APAによるDSM-IV Casebook(1994)の公表に呼応して注目されていたものである.本書の編集責任者は,現在ICD-11開発に中心的役割を果たしているÜstün博士であり,他にICDの展開に多大な貢献を果たしてきたSartorius教授やWHO共同研究に参画してきた研究者たちも名を連ねている.
その内容として,ICD-10(F)の完成に参加した世界各国から多数の症例が提示してあり,単に精神科の専門家や研究者のためにとどまることなく,一般医や精神科研修医,看護師・ソーシャルワーカー,医学・心理学の学生などにとってもテキストになるように計画されている.
当時,我が国におけるWHO/ICD-10トレーニングセンター的な役割を引き受けていた我々の研究室では,国内の研究者の協力を得て数例の事例をWHO担当部署に紹介していた.刊行された同書を見て,それに含まれた症例の多さに驚き,その詳細を振り返ることなく時間が経過してしまった.今般,広小路メンタルクリニックの大原由久先生(前,国立病院機構名古屋医療センター医長)の手で訳書出版の話があると聞き,ICD-11への改訂間近な時期に入っている今なぜと思いながらも,刷り上がってきたドラフトを見た時,まさに内容の豊富さに感嘆したものである.世界各国から寄せられた99症例は,それぞれに全く異なる文化圏・心理社会的環境にありながら,表出してくる精神症状は紛れもなくICD-10(F)の臨床記述ガイドラインないし診断基準を十分に充足していることに感心したのである.やはり,相当な時間経過があったにしても,あるいは改訂版が準備されつつあるからこそ,この日本語版が公表される価値があろうと考えている.
監訳者は,訳者の努力を念頭に置きながら,協力したつもりである.本書の上梓にあたり,ご尽力頂いた医学書院の方々に感謝する.
2012年9月
長崎大学名誉教授
中根 允文
序
本書ICD-10ケースブックは世界の異なる地域の精神障害患者の症例を収集している.このことはある意味で精神障害は世界中で「診断可能な疾患」だという事実を立証している.
ICD-10によって世界保健機関は精神および行動の障害を操作的な方法で定義するための大きな一歩を達成した.ICD-10精神衛生トレーニングセンターに指名された施設をはじめ,多くの異なる国々の中核的研究センターから最高水準の科学的知見が寄せ集められた.これらのセンターはそれぞれ異なる文化や伝統に基づいて精神障害の診断や治療を行っている.結果として,ICD-10による精神障害の分類は医療,行政,その他の政府機関の関係者が同じ言葉を話し,お互いに理解することを可能にする共通の言語として創造された.
ICD-10精神衛生トレーニングセンターは,診断の問題点について広く合意を形成するだけでなく,本書に症例とICD-10診断のルールの典型を提示するとともに,実際の生きた症例にICD-10診断ガイドラインと診断基準を適用する際の専門家の意見とアドバイスを紹介している.
ICD-10の精神障害の項目では,およそ2,000名の医師によって,50カ国以上の精神障害の可能性がある15,000名以上の症例を対象にして,適用性,信頼性,妥当性が検証された.
精神障害者に関わる一臨床医として,私はICD-10ケースブックが非常に興味深いものであることを発見した.本書の症例は明快で容易に理解することができる.しかしながら,最も重要なことは,文化,言語,生活様式の大きな違いにもかかわらず,精神障害がその違いを超えて類似していて,国際的分類の適用が可能だということである.
多大な労力を惜しまなかった研究者の方々に謝意を表したい.本書が現在の我々の精神障害に対する理解の到達点を示し,精神障害を学ぶ人たちに有益なものとなり,精神障害者の医療に携わる医師,心理士,看護師,行政の関係者に役立つことを確信している.
Professor Jorge Alberto Costa e Silva
Director
Division of Mental Health and Prevention of Substance Abuse
World Health Organization
序論
本書は成人の精神および行動の障害の症例を掲載し,「国際疾病分類第10改訂版(ICD-10)第V章」に基づいて,その診断と分類を議論している.
このICD-10ケースブックの主な目的は,指導者および学習者にICD-10の診断カテゴリーの事例を提示し,学習の手助けをすることである.それぞれの症例は実例に基づいている.
本書の症例はICD-10第V章の臨床フィールド試験およびICD-10訓練コースで用いられた症例から主に選ばれた.臨床フィールド試験の間に400近い症例のサマリーが照合され,その病歴が編集された.本書のためにいくらか修正され,ICD-10訓練センターの編集者によって推敲された.症例の考察は,ICD-10に従ってどのように診断,分類されるのかに焦点を当てて,編集者が執筆した.
このアプローチの目的は診断と分類のルールの適用について理解を深めることである.個々の症例の病歴を通して分類を学ぶので,診断を下す際の進め方を検討できるようになった.このアプローチは訓練コースでその有用性が証明された.これによって興味が喚起され,学習が楽しいものになった.この体験の成果はここに平易な書物としてまとめられた.
本書では診断カテゴリーを代表する典型的な症例が選ばれた.ここでは2種類の症例を取り上げた.1つは比較的診断が容易なプロトタイプの症例である.もう1つは診断の選択肢が他にもある症例である.これらの症例には,読者が個々の症例の診断を下したり,あるいは,他の代わりとなるICD-10診断の選択を検討する場合,障害の症状や経過について十分な情報が提供されている.
ここに提示された症例は日常経験する典型的な症例である.しかしながら,個人が特定できる氏名,環境,経歴その他の個人情報は変更されている.したがって「本当の」症例が引用されているわけではない.
本書の各症例は4項目から構成されている.個々の症例には「問題点」という項目がある.ここでは患者の障害の問題点が書かれている.「病歴」の項目では患者の生い立ちや社会生活歴,家族歴,パーソナリティ,身体疾患や精神障害の既往歴を網羅している.「所見」では,精神状態の検査内容について記載されている.「経過」の項目が書かれている場合があるが,ここでは治療内容や治療後の経過に関する詳細が記されている.もっともそのような情報は必ずしも診断に役立つわけではない.精神障害者に対する実地臨床は常に多次元的な情報を必要とする.「考察」の項目ではICD-10に従って診断する際のガイドラインが書かれている.本項目のコメントは,ICD-10診断ガイドラインを適用するにあたっての専門家の意見とアドバイスである.
時には診断がはっきりつかないことがある.それはたいてい情報が不十分だからである.全ての患者について完璧な情報を得ることが理想であるが,実際の場合,いつもそうとは限らない.編集者は症例の評価について長時間,討論したが,その記載の定型化に常に合意したわけではない.読者諸氏は,たとえ診断に納得できない時でも,個々の症例が編集者によって,いかに十分に検討され,診断が決められたのか,ということに思いをはせて欲しい.
症例は読者に分かりやすいように,ICD-10診断分類(F0~F6)に従って提示されていて,ICD-10分類の考え方に沿っている.つまり,患者を診察する臨床家の意思決定プロセスに類似している.1番目に器質性障害,2番目に精神作用物質使用による障害,3番目に精神病様の障害といった具合である.もちろん,読者はどの症例から読み始めても構わない.巻末の索引は症例を違った角度から見るのに役立つだろう.
本書は精神医学カリキュラムの履修過程で使用できるが,医学生,精神科のソーシャルワーカー,臨床心理士,精神科の看護師,臨床医全般にも利用可能である.読者にはまた,診断カテゴリーの理解をより一層深めるために,ICD-10,V章『ICD-10精神および行動の障害-臨床記述と診断ガイドライン』(「青本」)とICD-10,V章『ICD-10精神および行動の障害-DCR研究用診断基準』(「緑本」)をあわせて参照してもらいたい.参考までに,ICD-10カテゴリーを巻末に掲載した.
このICD-10ケースブックは世界の異なる地域,つまり異なる文化の症例を掲載している.つまり,本書の意図は,どのようにして国際分類を異なる文化の症例に当てはめることができるのか,ということを実証することである.このことはICD-10が異文化間にも適応が可能であることを示す.
本書がICD-10フィールド研究や国内あるいは国際間の研修過程に携わる読者の助けになることを期待してやまない.
Dr. T. Bedirhan Üstün
Senior Scientist, Division of Mental Health
World Health Organization
目次
開く
監訳の序
Contributors
序
序論
謝辞
第1章 国際疾病分類(ICD-10)における精神障害の分類
Classification of Mental Disorders in the International
Classification of Diseases (ICD-10)
第2章 F00-F09 症状性を含む器質性精神障害
Organic, Including Symptomatic, Mental Disorders
2-1 「訪問者」
2-2 記憶をなくした男
2-3 塩の入れ過ぎ
2-4 助けを求めて悲鳴を上げる
2-5 眠れない夜
2-6 王室の訪問
2-7 薄黒い影
2-8 たった1杯のビール
2-9 死ぬことを決意した
2-10 はげの恐れ
2-11 非難する声
2-12 回復の遅れ
2-13 多すぎる本
2-14 地震の後
第3章 F10-F19 精神作用物質使用による精神および行動の障害
Mental and Behavioral Disorders Due to Psychoactive Substance Use
3-1 秘密のボトル
3-2 階段から転落
3-3 巨大な黒い蜘蛛
3-4 亜麻を収穫する
3-5 鼻から罪の意識を吸う
3-6 特別な誕生日
3-7 暴力団に脅される
第4章 F20-F29 統合失調症,統合失調型障害および妄想性障害
Schizophrenia, Schizotypal, and Delusional Disorders
4-1 いい友達
4-2 夫の替え玉
4-3 ドアをたたき壊す
4-4 独りぼっちのミュージシャン
4-5 ねずみに胃袋を食べられる
4-6 路上生活者
4-7 塑像のような沈黙
4-8 ロックスターに誘惑される
4-9 ツタンカーメンの再来
4-10 頭部を強打する
4-11 精神疾患の苦しみ
4-12 怠惰な一匹狼
4-13 クルーズ
4-14 常に用心深い
4-15 嫉妬
4-16 小さな出来事に大いに意味がある
4-17 私の先生,私のいとしい人
4-18 カラスが来ている
4-19 過去を燃やす
4-20 腹いせの悪臭
4-21 人質
4-22 飲み物に毒
4-23 どちらが患者だ?
4-24 1人はみんなのために
4-25 休む間もない
4-26 世界を救う
4-27 自己啓発研修
第5章 F30-F39 気分(感情)障害
Mood (Affective) Disorders
5-1 産褥期の気分
5-2 美人歌手
5-3 偉大なことを成し遂げた人物
5-4 あふれ出る涙
5-5 信仰を捨てた福音伝道者
5-6 限界まで働く
5-7 頭が壊れた男
5-8 失われた夢
5-9 ナイト・ウォーカー
5-10 ショックを受けた女性
5-11 悪霊に取りつかれる
5-12 胃のない女性
5-13 喪中の未亡人
5-14 破局を迎えた妻
5-15 絶望に打ちのめされる
5-16 浮き沈み
5-17 仕事中毒
5-18 うまくやりくりできない母親
第6章 F40-F48 神経症性障害,ストレス関連障害および身体表現性障害
Neurotic, Stress-Related, and Somatoform Disorders
6-1 他の心臓発作?
6-2 学校におびえる
6-3 父を避ける
6-4 のぞき魔
6-5 悩み事博士
6-6 のろまなジョン
6-7 これまで一度も心ゆくまできれいになったことがない少年
6-8 脅威を目の前にして
6-9 湾岸の記憶
6-10 思いがけない知らせ
6-11 記憶をなくした男
6-12 結婚式の悩み
6-13 麻痺
6-14 訳の分からない恐れ
6-15 体中がずきずきと痛む
6-16 自分自身の葬式を計画する
6-17 窒息のために自暴自棄になる
6-18 燃え尽きる
第7章 F50-F59 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
Behavioral Syndromes Associated With Physiological
Disturbances and Physical Factors
7-1 真夜中の饗宴
7-2 常に疲れている
7-3 恐ろしい夢
7-4 離婚を処方する?
7-5 緩下剤の習慣
第8章 F60-F69 成人のパーソナリティおよび行動の障害
Disorders of Adult Personality and Behavior
8-1 公平な裁きを求めて
8-2 コンピュータが私の全て
8-3 町で一番のピザ
8-4 両親につらい思いをさせる
8-5 慎み深い乙女
8-6 つかの間の余裕もない女性
8-7 誰も僕を好きではない
8-8 本当に素晴らしい少年
8-9 連戦連勝
8-10 不幸な美容師
付録
訳者あとがき
索引
症例名索引
分類コード索引
診断名索引
Contributors
序
序論
謝辞
第1章 国際疾病分類(ICD-10)における精神障害の分類
Classification of Mental Disorders in the International
Classification of Diseases (ICD-10)
第2章 F00-F09 症状性を含む器質性精神障害
Organic, Including Symptomatic, Mental Disorders
2-1 「訪問者」
2-2 記憶をなくした男
2-3 塩の入れ過ぎ
2-4 助けを求めて悲鳴を上げる
2-5 眠れない夜
2-6 王室の訪問
2-7 薄黒い影
2-8 たった1杯のビール
2-9 死ぬことを決意した
2-10 はげの恐れ
2-11 非難する声
2-12 回復の遅れ
2-13 多すぎる本
2-14 地震の後
第3章 F10-F19 精神作用物質使用による精神および行動の障害
Mental and Behavioral Disorders Due to Psychoactive Substance Use
3-1 秘密のボトル
3-2 階段から転落
3-3 巨大な黒い蜘蛛
3-4 亜麻を収穫する
3-5 鼻から罪の意識を吸う
3-6 特別な誕生日
3-7 暴力団に脅される
第4章 F20-F29 統合失調症,統合失調型障害および妄想性障害
Schizophrenia, Schizotypal, and Delusional Disorders
4-1 いい友達
4-2 夫の替え玉
4-3 ドアをたたき壊す
4-4 独りぼっちのミュージシャン
4-5 ねずみに胃袋を食べられる
4-6 路上生活者
4-7 塑像のような沈黙
4-8 ロックスターに誘惑される
4-9 ツタンカーメンの再来
4-10 頭部を強打する
4-11 精神疾患の苦しみ
4-12 怠惰な一匹狼
4-13 クルーズ
4-14 常に用心深い
4-15 嫉妬
4-16 小さな出来事に大いに意味がある
4-17 私の先生,私のいとしい人
4-18 カラスが来ている
4-19 過去を燃やす
4-20 腹いせの悪臭
4-21 人質
4-22 飲み物に毒
4-23 どちらが患者だ?
4-24 1人はみんなのために
4-25 休む間もない
4-26 世界を救う
4-27 自己啓発研修
第5章 F30-F39 気分(感情)障害
Mood (Affective) Disorders
5-1 産褥期の気分
5-2 美人歌手
5-3 偉大なことを成し遂げた人物
5-4 あふれ出る涙
5-5 信仰を捨てた福音伝道者
5-6 限界まで働く
5-7 頭が壊れた男
5-8 失われた夢
5-9 ナイト・ウォーカー
5-10 ショックを受けた女性
5-11 悪霊に取りつかれる
5-12 胃のない女性
5-13 喪中の未亡人
5-14 破局を迎えた妻
5-15 絶望に打ちのめされる
5-16 浮き沈み
5-17 仕事中毒
5-18 うまくやりくりできない母親
第6章 F40-F48 神経症性障害,ストレス関連障害および身体表現性障害
Neurotic, Stress-Related, and Somatoform Disorders
6-1 他の心臓発作?
6-2 学校におびえる
6-3 父を避ける
6-4 のぞき魔
6-5 悩み事博士
6-6 のろまなジョン
6-7 これまで一度も心ゆくまできれいになったことがない少年
6-8 脅威を目の前にして
6-9 湾岸の記憶
6-10 思いがけない知らせ
6-11 記憶をなくした男
6-12 結婚式の悩み
6-13 麻痺
6-14 訳の分からない恐れ
6-15 体中がずきずきと痛む
6-16 自分自身の葬式を計画する
6-17 窒息のために自暴自棄になる
6-18 燃え尽きる
第7章 F50-F59 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
Behavioral Syndromes Associated With Physiological
Disturbances and Physical Factors
7-1 真夜中の饗宴
7-2 常に疲れている
7-3 恐ろしい夢
7-4 離婚を処方する?
7-5 緩下剤の習慣
第8章 F60-F69 成人のパーソナリティおよび行動の障害
Disorders of Adult Personality and Behavior
8-1 公平な裁きを求めて
8-2 コンピュータが私の全て
8-3 町で一番のピザ
8-4 両親につらい思いをさせる
8-5 慎み深い乙女
8-6 つかの間の余裕もない女性
8-7 誰も僕を好きではない
8-8 本当に素晴らしい少年
8-9 連戦連勝
8-10 不幸な美容師
付録
訳者あとがき
索引
症例名索引
分類コード索引
診断名索引
更新情報
-
更新情報はありません。
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