標準皮膚科学 第9版

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900点を超える図版。各専門領域の第一人者による、その真髄に触れる記載。毎版進化を続ける皮膚科教科書の決定版。巻末付録として医師国家試験出題基準対照表、医学教育モデル・コア・カリキュラム対照表を新たに掲載。
シリーズ 標準医学
監修 瀧川 雅浩
編集 富田 靖 / 橋本 隆 / 岩月 啓氏
発行 2010年03月判型:B5頁:760
ISBN 978-4-260-00796-2
定価 8,800円 (本体8,000円+税)
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第9版 序

 医学において,その知識の刷新の早さは年々早まるばかりである。そのような状況の下,本書は初版より20余年にわたり,コンスタントに改訂を続けることで高い信頼を築き,読者の支持を得てきた。
 今回の改訂では,まず図版の充実に努めた。さらに,版を重ねるにつれ増加の一途にあった本文を今一度検討し,学生にとって必要十分な内容としてブラッシュアップをお願いした。図版の充実と記述を絞るという,一見矛盾するリクエストに,分担筆者の先生方は見事に応えてくださった。どの章でもかまわない。まずは概説を読んでみてほしい。簡潔で結晶のような文から,皮膚科の醍醐味が伝わってくるはずである。
 さらに医師国家資格試験出題基準との連携を徹底させ,巻末には「医師国家試験出題基準対照表」および「医学教育モデル・コア・カリキュラム対照表」を加えた。
 第9版では第8版の編集者である瀧川雅浩が監修者となり,編集は引き続き担当する富田 靖と橋本 隆に,岡山大学教授・岩月啓氏が新たに加わった。改訂に際しては編者が第8版の記述や図版の色調や鮮明さ,図説に至るまで新たな目で吟味し,細かくリクエストを出した。
 今改訂では,これまで長きに渡ってご協力いただいた西川武二・原田敬之・照井 正各先生に代わって,望月 隆・山元 修の気鋭の教授が加わり,それぞれご専門の分野について,最新の情報をご執筆いただいた。これまでご協力いただいた先生方には衷心より感謝申し上げる次第である。また継続の執筆者の方々にも,先に述べた編集者からのリクエストに十二分に応えていただくことができた。ここに御礼申し上げたい。
 本書を現時点での最新の教科書として自信をもって披露するとともに,更なる発展・進化のために,忌憚のないご意見やご要望をお待ちしている。

 2010年2月
 編者 識す

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第1章 皮膚科学序説
第2章 皮膚の構造と機能
第3章 皮膚の免疫学と病態生理
第4章 皮膚科症候学
第5章 皮膚疾患の診断
第6章 皮膚病理組織学
第7章 皮膚の免疫組織学と分子病理学
第8章 湿疹および皮膚炎
第9章 紅皮症
第10章 物理・化学的皮膚障害
 I.光線性皮膚疾患
 II.その他の物理・化学的皮膚障害
第11章 紅斑症および毛細血管拡張症
第12章 血管・リンパ管の疾患および紫斑
 I.血管・リンパ管の疾患
 II.紫斑
第13章 蕁麻疹,痒疹,皮膚そう痒症
第14章 中毒疹・薬疹
第15章 水疱性・膿疱性疾患
第16章 角化症
第17章 色素異常症
第18章 真皮の疾患と肉芽腫症
第19章 膠原病とその類症
第20章 皮下脂肪組織・筋膜の疾患
第21章 皮膚付属器の疾患
第22章 皮膚代謝異常症
第23章 母斑および皮膚良性腫瘍
第24章 母斑症
第25章 皮膚悪性腫瘍
第26章 細菌性皮膚疾患
第27章 皮膚結核および皮膚非結核性抗酸菌症
第28章 ハンセン病
第29章 皮膚真菌症
第30章 スピロヘータ・原虫・動物による皮膚疾患
第31章 ウイルス性皮膚疾患,急性発疹症
 I.ウイルス性皮膚疾患
 II.急性発疹症
第32章 性感染症
第33章 粘膜疹とその関連疾患
第34章 ライフサイクルと皮膚疾患
 I.妊娠にみられる皮膚病変
 II.新生児の皮膚疾患
 III.老人の皮膚疾患
第35章 遺伝学総論と皮膚疾患
第36章 デルマドローム
第37章 皮膚と心身医学
第38章 治療

 代表的な先天性皮膚疾患
 皮膚細菌感染症の原因菌
 主訴・主症状からみた診断のポイント
 医師国家試験出題基準対照表
 医学教育モデル・コア・カリキュラム対照表
 本書で用いた略語一覧
 索引

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