看護データブック 第3版
看護に必要な検査値やアセスメントの指針をまとめた、国家試験対策にも役立つ1冊
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看護に必要な検査値やアセスメントの指針などを系統的に掲載し、データに関する判断基準や解釈について説明を加えている。臨地実習や国家試験に際して参考になる1冊。第3版ではデータを厳選し、少しスリムになった。使いやすさ倍増!
編集 | 神田 清子 |
---|---|
発行 | 2007年03月判型:B6頁:408 |
ISBN | 978-4-260-00399-5 |
定価 | 1,980円 (本体1,800円+税) |
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序文
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第3版の序
執筆者/神田清子(群馬大学医学部保健学科)
看護支援は対象者の情報収集からはじまり,アセスメント,問題の明確化,実践,評価という一連の流れで行われます.昨今,情報が氾濫しており,ともすれば何が重要なデータなのか見失ってしまいます.意図的に集めた情報がデータとなり,対象者の健康問題を総合的にアセスメントする鍵となります.
本書の特徴の1点目は,検査データの基準を記述するだけにとどまらず,著者らの長年の臨床経験に基づき,アセスメントに不可欠な異常データ,そのとき対象者はどんな症状や徴候を呈しているのかを示してあるところです.そのため,対象者の検査データ値を解釈するのに,本書が役立つことはもちろんですが,それだけでなく,毎日の観察の中で対象者の症状や徴候の異常を察知したとき,検査データと結びつけながら判断することができるように工夫されています.検査データを判断・解釈するときに,常に対象者の姿が思い浮かべられるような思考過程ができることを願って記述しました.
診察や情報収集が機械化され,コンピュータ画面で検査データを見るだけで,対象者との対話や表情,五感を生かした観察がおろそかになっているという声を耳にします.しかし,本書は,異常データから対象者への接近,逆に対象者の徴候や症状から異常データを見るという双方向の生かし方ができますので,検査データと観察をうまく組み合わせた効率のよい情報収集やアセスメントを可能にすると思います.
本書の特徴の2点目は,関連事項の中で,検査に必要な対象者への説明,異常値を示したときに必要な看護の基本,他の関連する検査データ値の関係などが示してあることです.そのため,本書が1冊あれば基本的な看護が展開できるように書かれており,非常に便利な本です.
第3版では,臨床実習などいつでもどこでも使用できるように,データを精選し,解剖図や生理的機能は専門書にゆずり,内容のスリム化をめざしました.それぞれの部分の古くなったデータを改訂し,よりわかりやすいように工夫しました.また,がん対策基本法が成立し,がん対策が国をあげての課題になっています.そこで新たにがんに関するデータを項目におこし医療状況を反映するようにしました.
不十分な点は,今後,読者の皆様のご意見,ご指導をいただきさらに充実させたいと思っています.本書の最新の検査データを活用することで,質の高い看護が展開できることを願っています.
最後に,改訂にあたり大変お世話になりました医学書院の藤居尚子氏と板橋俊雄氏,元群馬大学医学部保健学科教授 新井治子氏にこの場をかりて御礼を申し上げます.
2007年2月吉日
執筆者/神田清子(群馬大学医学部保健学科)
看護支援は対象者の情報収集からはじまり,アセスメント,問題の明確化,実践,評価という一連の流れで行われます.昨今,情報が氾濫しており,ともすれば何が重要なデータなのか見失ってしまいます.意図的に集めた情報がデータとなり,対象者の健康問題を総合的にアセスメントする鍵となります.
本書の特徴の1点目は,検査データの基準を記述するだけにとどまらず,著者らの長年の臨床経験に基づき,アセスメントに不可欠な異常データ,そのとき対象者はどんな症状や徴候を呈しているのかを示してあるところです.そのため,対象者の検査データ値を解釈するのに,本書が役立つことはもちろんですが,それだけでなく,毎日の観察の中で対象者の症状や徴候の異常を察知したとき,検査データと結びつけながら判断することができるように工夫されています.検査データを判断・解釈するときに,常に対象者の姿が思い浮かべられるような思考過程ができることを願って記述しました.
診察や情報収集が機械化され,コンピュータ画面で検査データを見るだけで,対象者との対話や表情,五感を生かした観察がおろそかになっているという声を耳にします.しかし,本書は,異常データから対象者への接近,逆に対象者の徴候や症状から異常データを見るという双方向の生かし方ができますので,検査データと観察をうまく組み合わせた効率のよい情報収集やアセスメントを可能にすると思います.
本書の特徴の2点目は,関連事項の中で,検査に必要な対象者への説明,異常値を示したときに必要な看護の基本,他の関連する検査データ値の関係などが示してあることです.そのため,本書が1冊あれば基本的な看護が展開できるように書かれており,非常に便利な本です.
第3版では,臨床実習などいつでもどこでも使用できるように,データを精選し,解剖図や生理的機能は専門書にゆずり,内容のスリム化をめざしました.それぞれの部分の古くなったデータを改訂し,よりわかりやすいように工夫しました.また,がん対策基本法が成立し,がん対策が国をあげての課題になっています.そこで新たにがんに関するデータを項目におこし医療状況を反映するようにしました.
不十分な点は,今後,読者の皆様のご意見,ご指導をいただきさらに充実させたいと思っています.本書の最新の検査データを活用することで,質の高い看護が展開できることを願っています.
最後に,改訂にあたり大変お世話になりました医学書院の藤居尚子氏と板橋俊雄氏,元群馬大学医学部保健学科教授 新井治子氏にこの場をかりて御礼を申し上げます.
2007年2月吉日
目次
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基礎看護学に関するデータ
I 生活行動の援助に関するデータ
II 診療の介助に関するデータ
成人看護学に関するデータ
I 呼吸器疾患に関するデータ
II 循環器疾患に関するデータ
III 血液・造血器疾患に関するデータ
IV 消化器疾患に関するデータ
V 内分泌・代謝疾患に関するデータ
VI 脳・神経疾患に関するデータ
VII 腎・泌尿器疾患に関するデータ
VIII 女性生殖器疾患に関するデータ
IX 運動器疾患に関するデータ
X アレルギー・膠原病疾患に関するデータ
XI 感染症に関するデータ
XII がんに関するデータ
XIII 皮膚疾患に関するデータ
XIV 眼科疾患に関するデータ
XV 耳鼻咽喉科疾患に関するデータ
XVI 歯・口腔疾患に関するデータ
精神看護学に関するデータ
老年看護学に関するデータ
小児看護学に関するデータ
I 小児の成長・発達に関するデータ
II 小児の生理に関するデータ
III 小児の生活に関するデータ
IV 小児の疾患や症状に関するデータ
母性看護学に関するデータ
I 妊娠期の身体的特性に関するデータ
II 妊娠期診察と保健に関するデータ
III 妊娠と胎児発育に関するデータ
IV 分娩期に関するデータ
V 産褥期に関するデータ
VI 新生児に関するデータ
在宅看護学に関するデータ
リハビリテーション看護学に関するデータ
周手術期看護に関するデータ
救急看護学に関するデータ
保健・医療に関するデータ
I 人口に関するデータ
II 世帯と世帯人員に関するデータ
III 人口動態に関するデータ
IV 保健制度に関するデータ
V 医療保険に関するデータ
索引
I 生活行動の援助に関するデータ
II 診療の介助に関するデータ
成人看護学に関するデータ
I 呼吸器疾患に関するデータ
II 循環器疾患に関するデータ
III 血液・造血器疾患に関するデータ
IV 消化器疾患に関するデータ
V 内分泌・代謝疾患に関するデータ
VI 脳・神経疾患に関するデータ
VII 腎・泌尿器疾患に関するデータ
VIII 女性生殖器疾患に関するデータ
IX 運動器疾患に関するデータ
X アレルギー・膠原病疾患に関するデータ
XI 感染症に関するデータ
XII がんに関するデータ
XIII 皮膚疾患に関するデータ
XIV 眼科疾患に関するデータ
XV 耳鼻咽喉科疾患に関するデータ
XVI 歯・口腔疾患に関するデータ
精神看護学に関するデータ
老年看護学に関するデータ
小児看護学に関するデータ
I 小児の成長・発達に関するデータ
II 小児の生理に関するデータ
III 小児の生活に関するデータ
IV 小児の疾患や症状に関するデータ
母性看護学に関するデータ
I 妊娠期の身体的特性に関するデータ
II 妊娠期診察と保健に関するデータ
III 妊娠と胎児発育に関するデータ
IV 分娩期に関するデータ
V 産褥期に関するデータ
VI 新生児に関するデータ
在宅看護学に関するデータ
リハビリテーション看護学に関するデータ
周手術期看護に関するデータ
救急看護学に関するデータ
保健・医療に関するデータ
I 人口に関するデータ
II 世帯と世帯人員に関するデータ
III 人口動態に関するデータ
IV 保健制度に関するデータ
V 医療保険に関するデータ
索引
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