長期療養を支える家族ケア

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人は、いつ終わるとも知れない介護を、家族というだけで引き受けなければならないのか。障害をもって産まれたわが子は、受け容れるのが当たり前なのか。引きこもりや家庭内暴力は、親として育て方が悪かったから起きたのか・・・・・・血を分け、あるいは同じ屋根の下に住むがゆえの桎梏に悩む家族は多い。シリーズ第2弾では、10の事例から長期療養を支える家族ケアのツボとコツを解き明かしていく。
シリーズ 家族ケアの技を学ぶ 2
渡辺 裕子
発行 2006年12月判型:A5頁:192
ISBN 978-4-260-00419-0
定価 2,420円 (本体2,200円+税)
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まえがき
序章 長期療養を支える家族ケア-援助の根底をなすもの
第1章 心を固める
 事例1 一人で息子の介護を頑張り抜いてきた高齢の父親が、
  安心して介護を専門家に委ねるようになったケア
 事例2 母親に、障害をもつわが子を育てる決意を促したケア
 事例3 認知症に伴う精神症状に衝撃を受け、施設入所を考えていた
  別居家族が、地域での生活を見守る姿勢に変化したケア
第2章 つながる
 事例4 糖尿病の自己管理ができないと夫を責めつづけ、ナースの
  かかわりも拒みつづけていた妻の態度を軟化させたケア
 事例5 障害をもつ子どもの育児に追いつめられていた母親と、育児に
  向き合えなかった父親が、共に育てていく関係性を構築していくに至ったケア
 事例6 二十年間途切れていた家族と精神科入院患者が、再び
  関係性を取り戻すきっかけを創り出したケア
第3章 間をあける
 事例7 子どもの突然の障害によって危機状況に陥り共に揺れていた母子が、
  適度な距離をとれるようになったケア
 事例8 思春期の家庭内暴力で揺れていた家族に安定をもたらしたケア
第4章 希望を見出し自信を高める
 事例9 重度の精神障害の息子をもつ家族が希望を見出すきっかけを与えたケア
 事例10 息子の家庭内暴力によって深刻な危機状況に陥っていた家族が
  エンパワーされ、安定を取り戻すに至ったケア

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