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コアカリ準拠
Dr.ミカミの動画で学ぶ基礎医学
生命科学編

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医学部教育の到達目標である「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠してつくられた新しい基礎医学の教科書。通常の教科書とは異なり、各単元を著者の三上貴浩先生が動画で解説。わかりにくい基礎医学の知識を動画と書籍の両コンテンツをフル活用して徹底的に学ぶことができる。これまでの常識にとらわれない新しい“教科書”のカタチを追求した意欲作がついに登場!

三上 貴浩
発行 2021年03月判型:B5頁:496
ISBN 978-4-260-04305-2
定価 7,150円 (本体6,500円+税)

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  • 序文
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 医学の基礎を学ぶあらゆる方々に向けて本書を執筆しました。対象は,医学部,看護学部,薬学部,歯学部の1~4年の学生で,より上級者や彼らを指導する先生方も対象に含まれます。本書は「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠しているため,CBT対策に使えるのはもちろんのこと,基礎医学の深い部分にまで言及しているため,大学の定期試験対策にも耐える内容となっています。また,本書の最大の特徴として,講義動画を充実させました。文章だけだと理解しにくいように思えるかもしれませんが,私の講義動画を必ず先に視聴していただきたいと思います。本書を傍らに置き,私の解説動画を視聴することで,本書の内容が容易に理解できると思います。その後に再度テキストを読めば,理解がさらに深まったことを実感できるはずです。講義動画を視聴する際は,メモ取りなどに専念せず,内容を聴くことにぜひ全力を傾けてください。まず,講義の全体像を把握することが,理解への近道となります。

 執筆に際しては,分野横断的に書くことを心がけました。また,英語の語源に関する記述も充実をさせました。医学用語について,その語源から学ぶことは暗記のうえでも,その単語のバックグラウンドを知るうえでもとても効率的です。たとえば,cholecystectomyは胆囊摘出術の意であるが,cholecyst+ectomy(摘出)から成ります。cholecystは胆囊を意味します(21頁参照)。また,ectomyはect+tomyとさらに分解され,ectはexであり外へを意味し,摘出の「出」に対応します。例えば外胚葉(ectoderm)など。tomyは「切る」ですが,anatomyでも出てきます。以上のことから,まさにectomy=excision(ect=ex,tomy=cis とそれぞれ対応することに注意する)です。ちなみに,外胚葉はectodermですが,中胚葉(mesoderm)と内胚葉(endoderm)も覚えておくとよい。meso が間であるということは,mesenchyma(間質)やmesangium(メサンギウム)でわかるでしょう。

 もう1つの例をあげましょう。橈骨輪状靱帯はannular ligament of radiusといいますが,このannularが輪状を意味します。このおかげで橈骨頭が「自転」して,それに伴い橈骨遠位端が尺骨頭の周りを「公転」するから回内回外運動が可能となるのです。annu-は「回る」ということで,annual やanniversary(1年に一回回ってくる)にも見られます。橈骨はこのようにくるくる回転する骨だからこそ,車軸・放射状を意味するradialに由来するradiusというのです。

独り言のコーナーでは,私が普段からよく聴いている楽曲や趣味の話などについても触れました。これらもただ趣味を紹介したわけではなく,基礎医学の学習内容とリンクし,そこからの連想として記述したものです。

 知識を整理し,それをアウトプットするには「知識の熟成」が必要です。引用・参考文献を100冊以上並べ立てたとしても,そこに書かれた内容をきちんと理解し,自己の知識として熟成させなければ,それはただの受け売りでしかなく,このような突貫工事的な知識は新生血管のように脆弱です。私が100冊以上の書籍を読んだのは学生時代のことで,そこから得た知識は熟成され,かつPapezの回路で取捨選択されてきました。本書はこのようにして残った洗練された知識をそのまま書き出したものです。

 本書が基礎医学を学ぶすべての方々にとって,新たな知識との出会いの場となり,そこで得たものが読者の皆さんのなかでじっくりと熟成されるきっかけとなれば幸いです。

 2021年2月
 三上貴浩

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付録動画をご覧いただくには

1 細胞の構造と機能
2 ゲノム・染色体・遺伝子
3 生物の進化
4 細胞膜
5 細胞骨格と細胞運動
6 組織・各臓器の構造と機能
7 器官の位置関係
8 情報伝達の基本
9 神経による情報伝達の基礎
10 生体防御の機序
11 ホメオスタシス
12 個体の発生
13 生体物質の代謝
14 ウイルスの基本的性状と病原性
15 ウイルス感染に対する生体反応・予防
16 各種のウイルスの特徴と病原性
17 細菌・真菌
18 寄生虫
19 免疫系の一般特性
20 自己と非自己の識別に関与する分子とその役割
21 免疫反応の調整機構
22 疾患と免疫
23 薬理作用の基本
24 薬物の動態
25 薬物の評価
26 治療に用いられる薬物
27 遺伝的多様性と疾患
28 細胞傷害・変性と細胞死
29 代謝障害
30 循環障害,臓器障害
31 炎症と創傷治癒
32 腫瘍

索引

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