小児看護学[1]
小児看護学概論 小児臨床看護総論 第14版
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- 子どもを家族のなかの存在として位置づけ、子どもと家族を中心とするケアを基本理念としています。
- 図や写真、動画を豊富に配置し、ふだん子どもに接することの少ない学生であっても、具体的にケアをイメージしやすいように工夫しています。
- 「小児看護学概論」では、発達段階別に各期の成長・発達について、身体的・心理的・社会的な特徴を解説しています。また、家族の特徴とアセスメント方法、小児看護に関連する社会制度の変遷や関連法規についても解説しています。
- いじめや不登校など、健康問題に留まらない関連項目についても解説を充実させました。
- 「小児臨床看護総論」では、はじめに病気や障害をもつ子どもと家族について、身体的・心理的・社会的な特徴を解説しています。そのうえで、アセスメントの方法や症状に対する看護、検査・処置時の看護について具体的に解説しています。
- 重症心身障害児や医療的ケア児、プレパレーション、健康問題をもつ子どもの在宅療養など、小児看護に関する今日的な話題についても、解説を充実させました。
- 「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
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正誤表を追加しました。
2022.04.22
- 序文
- 目次
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序文
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はしがき
子どもの健やかな成熟は,人類共通の願いであり,そのために小児看護が果たす役割は大きいといえます。
少子超高齢社会を迎えて,子どもを取り巻く環境は急速に変化しています。この変化の中で,次代を担う子どもたちは,どのような成熟過程を歩んでいるのでしょうか。小児看護の対象である子どもについて理解を深めるためには,成長・発達の特徴を学ぶことが欠かせません。また,子どもを取り巻く環境として,現代の家族や社会の状況を知る意義は大きいといえます。子どもへの直接的な支援とともに,さまざまな不安や悩みをかかえる家族が安心して育児にあたることのできる環境づくりが,小児看護の重要な役割となっています。
さらに,病気や障害をもつにいたった子どもと家族は,どのような体験を重ねているのでしょうか。子どもと家族の不安やとまどいははかりしれず,治療や療養上の体験を共有し,その体験が子どもや家族の価値や意向とつながる感覚がもてるように支えることも看護の大切な役割であると思います。このような視点から,子どもの健康問題の経過やおかれている状況,症状からみた看護,コミュニケーションを含む看護技術や代表的な健康問題など,小児看護のより実践的な学習も求められます。
本書は,子どもを家族の中の存在として位置づけて,子どもと家族が主体となるケアの理念に基づき,一貫して看護の対象となる人々の主観や関係性を共有し,尊重することを基本としています。入院中の子どもだけでなく,家庭や学校などのあらゆる場面で,すべての健康レベルの子どもを対象として,その成熟過程を支えることを小児看護の目標として位置づけています。
限られた講義・実習時間の中で,効率的に小児看護学の学習ができるように,より専門的な用語や詳細な内容は「発展学習」として示すことで選択的に学べるように構成しました。また,読者が具体的な子どものイメージを描けるように図表を活用し,一部に事例を設定した記述を加えました。
小児看護学[1]の小児看護学概論では,第1章で現在の子どもと家族の概況や倫理的視点から,小児看護の役割と課題を論じています。第2章では成長・発達の基本的な知識とそれを学ぶ意義を解説しました。第3~5章は発達段階別の構成として,各期の子どもの成長・発達,健康,家族,看護について解説し,栄養の特徴も各発達段階に含めることで子どもの全体像を描けるようにしました。また,第6章では家族の特徴とアセスメントについて,さらに,第7章では子どもと家族を取り巻く社会について,最新の情報を反映しながら論じています。
小児看護学[1]の小児臨床看護総論では,小児看護学概論の内容をふまえ,病気・障害をもつ子どもと家族の看護について解説しています。第1章では病気・障害をもつ子どもと家族の特徴と看護の役割を概観し,第2章では入院や外来,在宅などの子どもを取り巻く環境や生活の場,さらには災害といった状況に特徴づけられる看護について,事例を設定することで,子どもとその家族の一連の体験として示しました。第3章では疾病の経過から看護の特徴を論じています。経過ごとに事例を設定しました。第4章は子どものアセスメントとして,必要な知識と技術を解説しています。第5章の症状別の看護は,子どもの基本的特性を押さえながら症状のアセスメントと看護を示しました。第6章は検査・処置の目的と具体的な支援の方法を詳細に述べているので,実習に活用しやすく,看護実践能力の向上につながる内容となっています。第7章では障害の概念,障害児と家族の特徴,社会的支援など,障害児看護の基礎的知識を示しました。第8章では子どもの環境要因で生じる問題として「子どもの虐待と看護」について論じました。
小児看護学[2]では,身体系統別または病態別に構成し,各疾患の病態・症状・診断・治療と看護について整理・解説しています。また,現代の小児保健医療の課題として,「事故・外傷」を取り上げています。今回の改訂では,引き続き各領域の専門家が執筆にあたることで,より新しい医療情報を加えるとともに,看護の基盤の充実とより実践に即した子どもと家族の看護を検討しています。付章の事例による看護過程の展開は,看護師国家試験の状況設定問題への対策としても活用いただけます。
なお,本書における「障害」の用語は,法律上の表記に基づいて漢字を用いています。
本書が,小児看護学をはじめて学ぶ方にとって,講義や実習などの学習の支えとなり,また,すでに小児看護を実践されている方においても看護の基礎をあらためて確認いただく資料となれば幸いです。
それらの過程を通して,1人でも多くの子どもたちが,社会の中でその子らしく生活できること,家族が家族としていられることを願ってやみません。
2019年10月
著者ら
子どもの健やかな成熟は,人類共通の願いであり,そのために小児看護が果たす役割は大きいといえます。
少子超高齢社会を迎えて,子どもを取り巻く環境は急速に変化しています。この変化の中で,次代を担う子どもたちは,どのような成熟過程を歩んでいるのでしょうか。小児看護の対象である子どもについて理解を深めるためには,成長・発達の特徴を学ぶことが欠かせません。また,子どもを取り巻く環境として,現代の家族や社会の状況を知る意義は大きいといえます。子どもへの直接的な支援とともに,さまざまな不安や悩みをかかえる家族が安心して育児にあたることのできる環境づくりが,小児看護の重要な役割となっています。
さらに,病気や障害をもつにいたった子どもと家族は,どのような体験を重ねているのでしょうか。子どもと家族の不安やとまどいははかりしれず,治療や療養上の体験を共有し,その体験が子どもや家族の価値や意向とつながる感覚がもてるように支えることも看護の大切な役割であると思います。このような視点から,子どもの健康問題の経過やおかれている状況,症状からみた看護,コミュニケーションを含む看護技術や代表的な健康問題など,小児看護のより実践的な学習も求められます。
本書は,子どもを家族の中の存在として位置づけて,子どもと家族が主体となるケアの理念に基づき,一貫して看護の対象となる人々の主観や関係性を共有し,尊重することを基本としています。入院中の子どもだけでなく,家庭や学校などのあらゆる場面で,すべての健康レベルの子どもを対象として,その成熟過程を支えることを小児看護の目標として位置づけています。
限られた講義・実習時間の中で,効率的に小児看護学の学習ができるように,より専門的な用語や詳細な内容は「発展学習」として示すことで選択的に学べるように構成しました。また,読者が具体的な子どものイメージを描けるように図表を活用し,一部に事例を設定した記述を加えました。
小児看護学[1]の小児看護学概論では,第1章で現在の子どもと家族の概況や倫理的視点から,小児看護の役割と課題を論じています。第2章では成長・発達の基本的な知識とそれを学ぶ意義を解説しました。第3~5章は発達段階別の構成として,各期の子どもの成長・発達,健康,家族,看護について解説し,栄養の特徴も各発達段階に含めることで子どもの全体像を描けるようにしました。また,第6章では家族の特徴とアセスメントについて,さらに,第7章では子どもと家族を取り巻く社会について,最新の情報を反映しながら論じています。
小児看護学[1]の小児臨床看護総論では,小児看護学概論の内容をふまえ,病気・障害をもつ子どもと家族の看護について解説しています。第1章では病気・障害をもつ子どもと家族の特徴と看護の役割を概観し,第2章では入院や外来,在宅などの子どもを取り巻く環境や生活の場,さらには災害といった状況に特徴づけられる看護について,事例を設定することで,子どもとその家族の一連の体験として示しました。第3章では疾病の経過から看護の特徴を論じています。経過ごとに事例を設定しました。第4章は子どものアセスメントとして,必要な知識と技術を解説しています。第5章の症状別の看護は,子どもの基本的特性を押さえながら症状のアセスメントと看護を示しました。第6章は検査・処置の目的と具体的な支援の方法を詳細に述べているので,実習に活用しやすく,看護実践能力の向上につながる内容となっています。第7章では障害の概念,障害児と家族の特徴,社会的支援など,障害児看護の基礎的知識を示しました。第8章では子どもの環境要因で生じる問題として「子どもの虐待と看護」について論じました。
小児看護学[2]では,身体系統別または病態別に構成し,各疾患の病態・症状・診断・治療と看護について整理・解説しています。また,現代の小児保健医療の課題として,「事故・外傷」を取り上げています。今回の改訂では,引き続き各領域の専門家が執筆にあたることで,より新しい医療情報を加えるとともに,看護の基盤の充実とより実践に即した子どもと家族の看護を検討しています。付章の事例による看護過程の展開は,看護師国家試験の状況設定問題への対策としても活用いただけます。
なお,本書における「障害」の用語は,法律上の表記に基づいて漢字を用いています。
本書が,小児看護学をはじめて学ぶ方にとって,講義や実習などの学習の支えとなり,また,すでに小児看護を実践されている方においても看護の基礎をあらためて確認いただく資料となれば幸いです。
それらの過程を通して,1人でも多くの子どもたちが,社会の中でその子らしく生活できること,家族が家族としていられることを願ってやみません。
2019年10月
著者ら
目次
開く
●小児看護学概論
第1章 小児看護の特徴と理念 (奈良間美保・丸光惠)
A 小児看護の目ざすところ
1 小児看護の対象
2 小児看護の目標と役割
B 小児と家族の諸統計
1 わが国の人口構造
2 出生と家族
3 子どもの死亡
C 小児看護の変遷
1 諸外国の児童観・小児医療の変遷
2 日本の児童観・育児観の変遷
3 日本の小児医療の変遷
4 小児看護の変遷
5 現代の小児看護
D 小児看護における倫理
1 子どもの権利
2 医療現場でおこりやすい問題点と看護
E 小児看護の課題
1 疾病構造の変化と小児看護
2 社会の変化と小児看護
3 小児看護の専門分化
第2章 子どもの成長・発達 (奈良間美保)
A 成長・発達とは
1 小児看護学における発達論
2 小児期の発達段階の区分
3 発達の領域
B 成長・発達の進み方(一般的原則)
1 方向性・順序性
2 発達の時期
3 成熟と学習
C 成長・発達に影響する因子
1 遺伝的因子
2 環境的因子
D 成長の評価
1 身長・体重
2 頭囲・胸囲
3 生歯
4 骨の発育
5 思春期の身体の変化
E 発達の評価
1 発達評価の目的
2 発達評価の方法
第3章 新生児・乳児 (堀妙子・奈良間美保)
A 新生児
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 各機能の発達
4 新生児の養育および看護
B 乳児
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 感覚機能
4 運動機能
5 知的機能
6 コミュニケーション機能
7 情緒・社会的機能
8 乳児の養育および看護
第4章 幼児・学童 (奈良間美保・丸光惠)
A 幼児
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 感覚機能
4 運動機能
5 知的機能
6 コミュニケーション機能
7 情緒・社会的機能
8 幼児の養育および看護
B 学童
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 感覚・運動機能
4 知的・情緒機能
5 社会的機能
6 不適応行動・症状
7 学童を取り巻く諸環境
8 学童の養育および看護
第5章 思春期・青年期の子ども (丸光惠)
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 知的・情緒(心理)的・社会的機能
4 生活の特徴
5 心理・社会的適応に関する問題
6 飲酒・喫煙
7 性に関する健康問題
8 反社会的・逸脱行動
9 事故・外傷
10 思春期の看護
第6章 家族の特徴とアセスメント (丸光惠)
A 子どもにとっての家族とは
1 家族とは
2 現代家族の特徴
B 家族アセスメント
1 子どもをもつ家族のアセスメントの留意点
2 子どもをもつ家族のアセスメントの目的
3 家族アセスメントの家族にとっての意味
第7章 子どもと家族を取り巻く社会 (来生奈巳子)
A 児童福祉
1 児童福祉の変遷
2 虐待防止
3 子どもの貧困への対策
B 母子保健
1 母子保健の歴史
2 現在の母子保健
C 医療費の支援
1 未熟児養育医療
2 小児慢性特定疾病医療費助成制度
3 難病
D 予防接種
1 予防接種の歴史
2 現在の予防接種
3 副反応と健康被害救済制度
E 学校保健
1 学校保健の歴史
2 健康診断
3 健康相談
4 感染予防
5 学校保健活動の推進
F 食育
G 特別支援教育
H 臓器移植
●小児臨床看護総論
第1章 病気・障害をもつ子どもと家族の看護 (奈良間美保)
A 病気・障害が子どもと家族に与える影響
1 病気・障害に対する子どもの反応
2 子どもの病気・障害に対する家族の反応
B 子どもの健康問題と看護
1 健康問題をもつ子どもと家族の看護の方向性
2 子どもの治療・健康管理にかかわる看護
3 子どもの日常生活にかかわる看護
4 健康問題をもつ子どもの家族の看護
第2章 子どもの状況(環境)に特徴づけられる看護 (新家一輝・奈良間美保・富岡晶子・上原章江・小迫幸恵)
A 入院中の子どもと家族の看護
1 入院環境と看護の役割
2 入院中の子どもと家族の特徴
3 入院中の子どもと家族の看護
B 外来における子どもと家族の看護
1 子どもを対象とする外来の特徴と看護の役割
2 外来の環境
3 外来受診する子どもと家族の特徴
4 外来における子どもと家族の看護
C 在宅療養中の子どもと家族の看護
1 在宅療養の環境と看護の役割
2 在宅療養中の子どもと家族の特徴
3 在宅療養中の子どもと家族の看護
D 災害時の子どもと家族の看護
1 被災地の環境と看護の役割
2 災害時の子どもと家族の特徴
3 災害時の子どもと家族の看護
第3章 子どもにおける疾病の経過と看護 (丸光惠・田中千代・松岡真理)
A 慢性期にある子どもと家族の看護
1 慢性期の特徴
2 慢性状態が子どもに与える影響
3 子どもと家族の看護
B 急性期にある子どもと家族の看護
1 急性期の特徴
2 子どもと家族の看護
C 周手術期の子どもと家族の看護
1 周手術期の特徴
2 子どもと家族の看護
D 終末期にある子どもと家族の看護
1 終末期の特徴
2 子どもの生命・死のとらえ方
3 子どもと家族の看護
4 子どもを亡くした家族の看護
5 終末期における多職種チームアプローチ
第4章 子どものアセスメント (竹之内直子・松岡真里)
A アセスメントに必要な技術
1 コミュニケーション
2 バイタルサイン
3 身体測定
B 身体的アセスメント
1 一般状態
2 眼
3 耳
4 顔面・鼻・口腔
5 呼吸
6 心臓・血管系
7 腹部
8 筋・骨格系
9 神経系
10 生殖器
11 リンパ系
12 皮膚・爪・体毛
第5章 症状を示す子どもの看護 (松岡真里・竹之内直子・奈良間美保・茂本咲子)
1 不きげん
2 啼泣
3 痛み
4 呼吸困難
5 チアノーゼ
6 ショック
7 意識障害
8 痙攣
9 発熱
10 嘔吐
11 下痢
12 便秘
13 脱水
14 浮腫
15 出血
16 貧血
17 発疹
18 黄疸
第6章 検査・処置を受ける子どもの看護 (丸光惠・松岡真里・大須賀美智・前田留美)
A 検査・処置総論
1 子どもにとっての検査・処置体験
2 看護の実際
B 薬物動態と薬用量の決定
1 薬物動態
2 薬用量の決定
C 検査・処置各論
1 与薬
2 輸液管理
3 抑制
4 検体採取
5 罨法
6 清潔
7 経管栄養
8 排泄
9 呼吸症状の緩和
10 救命処置
第7章 障害のある子どもと家族の看護 (荒木暁子)
A 障害のとらえ方
B 障害のある子どもと家族の特徴
C 障害のある子どもと家族への社会的支援
第8章 子どもの虐待と看護 (大須賀美智)
1 子どもの虐待への対策の経緯と現状
2 子どもの虐待とは
3 リスク要因と発生予防・早期発見
4 子どもの虐待に特徴的にみられる状況
5 求められるケア
動画一覧
索引
第1章 小児看護の特徴と理念 (奈良間美保・丸光惠)
A 小児看護の目ざすところ
1 小児看護の対象
2 小児看護の目標と役割
B 小児と家族の諸統計
1 わが国の人口構造
2 出生と家族
3 子どもの死亡
C 小児看護の変遷
1 諸外国の児童観・小児医療の変遷
2 日本の児童観・育児観の変遷
3 日本の小児医療の変遷
4 小児看護の変遷
5 現代の小児看護
D 小児看護における倫理
1 子どもの権利
2 医療現場でおこりやすい問題点と看護
E 小児看護の課題
1 疾病構造の変化と小児看護
2 社会の変化と小児看護
3 小児看護の専門分化
第2章 子どもの成長・発達 (奈良間美保)
A 成長・発達とは
1 小児看護学における発達論
2 小児期の発達段階の区分
3 発達の領域
B 成長・発達の進み方(一般的原則)
1 方向性・順序性
2 発達の時期
3 成熟と学習
C 成長・発達に影響する因子
1 遺伝的因子
2 環境的因子
D 成長の評価
1 身長・体重
2 頭囲・胸囲
3 生歯
4 骨の発育
5 思春期の身体の変化
E 発達の評価
1 発達評価の目的
2 発達評価の方法
第3章 新生児・乳児 (堀妙子・奈良間美保)
A 新生児
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 各機能の発達
4 新生児の養育および看護
B 乳児
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 感覚機能
4 運動機能
5 知的機能
6 コミュニケーション機能
7 情緒・社会的機能
8 乳児の養育および看護
第4章 幼児・学童 (奈良間美保・丸光惠)
A 幼児
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 感覚機能
4 運動機能
5 知的機能
6 コミュニケーション機能
7 情緒・社会的機能
8 幼児の養育および看護
B 学童
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 感覚・運動機能
4 知的・情緒機能
5 社会的機能
6 不適応行動・症状
7 学童を取り巻く諸環境
8 学童の養育および看護
第5章 思春期・青年期の子ども (丸光惠)
1 形態的特徴
2 身体生理の特徴
3 知的・情緒(心理)的・社会的機能
4 生活の特徴
5 心理・社会的適応に関する問題
6 飲酒・喫煙
7 性に関する健康問題
8 反社会的・逸脱行動
9 事故・外傷
10 思春期の看護
第6章 家族の特徴とアセスメント (丸光惠)
A 子どもにとっての家族とは
1 家族とは
2 現代家族の特徴
B 家族アセスメント
1 子どもをもつ家族のアセスメントの留意点
2 子どもをもつ家族のアセスメントの目的
3 家族アセスメントの家族にとっての意味
第7章 子どもと家族を取り巻く社会 (来生奈巳子)
A 児童福祉
1 児童福祉の変遷
2 虐待防止
3 子どもの貧困への対策
B 母子保健
1 母子保健の歴史
2 現在の母子保健
C 医療費の支援
1 未熟児養育医療
2 小児慢性特定疾病医療費助成制度
3 難病
D 予防接種
1 予防接種の歴史
2 現在の予防接種
3 副反応と健康被害救済制度
E 学校保健
1 学校保健の歴史
2 健康診断
3 健康相談
4 感染予防
5 学校保健活動の推進
F 食育
G 特別支援教育
H 臓器移植
●小児臨床看護総論
第1章 病気・障害をもつ子どもと家族の看護 (奈良間美保)
A 病気・障害が子どもと家族に与える影響
1 病気・障害に対する子どもの反応
2 子どもの病気・障害に対する家族の反応
B 子どもの健康問題と看護
1 健康問題をもつ子どもと家族の看護の方向性
2 子どもの治療・健康管理にかかわる看護
3 子どもの日常生活にかかわる看護
4 健康問題をもつ子どもの家族の看護
第2章 子どもの状況(環境)に特徴づけられる看護 (新家一輝・奈良間美保・富岡晶子・上原章江・小迫幸恵)
A 入院中の子どもと家族の看護
1 入院環境と看護の役割
2 入院中の子どもと家族の特徴
3 入院中の子どもと家族の看護
B 外来における子どもと家族の看護
1 子どもを対象とする外来の特徴と看護の役割
2 外来の環境
3 外来受診する子どもと家族の特徴
4 外来における子どもと家族の看護
C 在宅療養中の子どもと家族の看護
1 在宅療養の環境と看護の役割
2 在宅療養中の子どもと家族の特徴
3 在宅療養中の子どもと家族の看護
D 災害時の子どもと家族の看護
1 被災地の環境と看護の役割
2 災害時の子どもと家族の特徴
3 災害時の子どもと家族の看護
第3章 子どもにおける疾病の経過と看護 (丸光惠・田中千代・松岡真理)
A 慢性期にある子どもと家族の看護
1 慢性期の特徴
2 慢性状態が子どもに与える影響
3 子どもと家族の看護
B 急性期にある子どもと家族の看護
1 急性期の特徴
2 子どもと家族の看護
C 周手術期の子どもと家族の看護
1 周手術期の特徴
2 子どもと家族の看護
D 終末期にある子どもと家族の看護
1 終末期の特徴
2 子どもの生命・死のとらえ方
3 子どもと家族の看護
4 子どもを亡くした家族の看護
5 終末期における多職種チームアプローチ
第4章 子どものアセスメント (竹之内直子・松岡真里)
A アセスメントに必要な技術
1 コミュニケーション
2 バイタルサイン
3 身体測定
B 身体的アセスメント
1 一般状態
2 眼
3 耳
4 顔面・鼻・口腔
5 呼吸
6 心臓・血管系
7 腹部
8 筋・骨格系
9 神経系
10 生殖器
11 リンパ系
12 皮膚・爪・体毛
第5章 症状を示す子どもの看護 (松岡真里・竹之内直子・奈良間美保・茂本咲子)
1 不きげん
2 啼泣
3 痛み
4 呼吸困難
5 チアノーゼ
6 ショック
7 意識障害
8 痙攣
9 発熱
10 嘔吐
11 下痢
12 便秘
13 脱水
14 浮腫
15 出血
16 貧血
17 発疹
18 黄疸
第6章 検査・処置を受ける子どもの看護 (丸光惠・松岡真里・大須賀美智・前田留美)
A 検査・処置総論
1 子どもにとっての検査・処置体験
2 看護の実際
B 薬物動態と薬用量の決定
1 薬物動態
2 薬用量の決定
C 検査・処置各論
1 与薬
2 輸液管理
3 抑制
4 検体採取
5 罨法
6 清潔
7 経管栄養
8 排泄
9 呼吸症状の緩和
10 救命処置
第7章 障害のある子どもと家族の看護 (荒木暁子)
A 障害のとらえ方
B 障害のある子どもと家族の特徴
C 障害のある子どもと家族への社会的支援
第8章 子どもの虐待と看護 (大須賀美智)
1 子どもの虐待への対策の経緯と現状
2 子どもの虐待とは
3 リスク要因と発生予防・早期発見
4 子どもの虐待に特徴的にみられる状況
5 求められるケア
動画一覧
索引
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
更新情報
-
正誤表を追加しました。
2022.04.22