成人看護学[3]
循環器 第15版
もっと見る
- 序章では、循環器疾患をもつ患者のイメージやこれから学習する医学・看護の関連を示し、講義の導入に使いやすくなっています。
- 医学・看護の記述は相互に参照をつけ、連携を強化しています。それぞれの授業の際に、互いを振り返りながら学習を進め、看護の理解・実践に結びつくように工夫しています。
- 第4章「検査と治療・処置」、第5章「疾患の理解」では、各種ガイドラインなど最新の動向を反映したほか、図表を豊富に配し、臨床現場で活かせる知識をビジュアルに解説しています。
- 第6章「患者の看護」では、A節「疾患をもつ患者の経過と看護」を新設しました。1人の心不全患者の事例について、急性期・回復期・慢性期・終末期を連続的に示し、健康レベルの変化に応じた看護の移行とつながりがみえるようになっています。
- 第7章では新たに「恒久的ペースメーカ植込み術を受ける患者の看護」の事例展開を配し、近年増加しているデバイス植込み患者への看護実践が紙面上で演習できるようになっています。
- 「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ | 系統看護学講座-専門分野 |
---|---|
著 | 吉田 俊子 / 宮地 鑑 / 上塚 芳郎 / 松田 直樹 / 小川 洋司 / 三浦 稚郁子 / 山形 泰士 / 阿部 隼人 |
発行 | 2019年01月判型:B5頁:432 |
ISBN | 978-4-260-03557-6 |
定価 | 2,640円 (本体2,400円+税) |
- 2024年春改訂
- 改訂情報
更新情報
-
正誤表を更新しました。
2023.01.16
-
正誤表を追加しました。
2022.11.25
- 序文
- 目次
- 正誤表
序文
開く
はしがき
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニードを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせもつ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように,「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「循環器の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A.疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2018年11月
著者ら
発刊の趣旨
1967年から1968年にかけて行われた看護学校教育課程の改正に伴って,新しく「成人看護学」という科目が設けられた。
本教科のねらいとするところは,「看護の基礎理論としての知識・技術・態度を理解し,これを応用することによって,病気をもつ人の世話あるいは健康の維持・増進を実践・指導し,看護の対象であるあらゆる人の,あらゆる状態に対応していくことができる」という,看護の基本的な理念を土台として,「成人」という枠組みの対象に対する看護を学ぶことにある。
したがって,看護を,従来のように診療における看護といった狭い立場からではなく,保健医療という幅広い視野のなかで健康の保持・増進という視点においてとらえ,一方,疾患をもった患者に対しては,それぞれの患者が最も必要としている援助を行うという看護本来のあり方に立脚して学習しなければならない。
本書「成人看護学」は,以上のような考え方を基礎として編集されたものである。
まず「成人看護学総論」においては,成人各期の特徴を学び,対象である成人が,どのような状態のもとで正常から異常へと移行していくのか,またそれを予防し健康を維持していくためには,いかなる方策が必要であるかを学習し,成人の全体像と成人看護の特質をつかむことをねらいとしている。
以下,「成人看護学」の各巻においては,成人というものの概念を把握したうえで,人間の各臓器に身体的あるいは精神的な障害がおこった場合に,その患者がいかなる状態におかれるかを理解し,そのときの患者のニードを満たすためにはどのようにすればよいかを,それぞれの系統にそって学習することをねらいとしている。
したがって,「成人看護学」の学習にあたっては,従来のように診療科別に疾病に関する知識を断片的に習得するのではなく,種々の障害をあわせもつ可能性のある1人ひとりの人間,すなわち看護の対象としての人間のあらゆる変化に対応できる知識・技術・態度を学びとっていただきたい。
このような意味において,学習者は対象の健康生活上の目標達成のために,より有効な援助ができるような知識・技術を養い,つねに研鑽を続けていかなければならない。
以上の趣旨のもとに,金子光・小林冨美栄・大塚寛子によって編集された「成人看護学」であるが,日進月歩をとげる医療のなかで,本書が看護学の確立に向けて役だつことを期待するものである。
カリキュラムの改正
わが国の看護・医療を取り巻く環境は,急速な少子高齢化の進展や,慢性疾患の増加などの疾病構造の変化,医療技術の進歩,看護業務の複雑・多様化,医療安全に関する意識の向上など,大きく変化してきた。それに対応するために,看護教育のカリキュラムは,1967~1968年の改正ののち,1989年に全面的な改正が行われ,1996年には3年課程,1998年には2年課程が改正された。さらに2008年にも大きく改正され,看護基礎教育の充実がはかられるとともに,臨床実践能力の強化が盛り込まれている。
改訂の趣旨
今回の「成人看護学」の改訂では,カリキュラム改正の意図を吟味するとともに,1999年に発表され,直近では2017年に改定された「看護師国家試験出題基準」の内容をも視野に入れ,内容の刷新・強化をはかった。また,日々変化する実際の臨床に即し,各系統において統合的・発展的な学習がともに可能となるように配慮した。
序章「この本で学ぶこと」では,事例を用いて,これから学ぶ疾患をかかえた患者の姿を示した。また,本書で扱われている内容およびそれぞれの項目どうしの関係性が一見して把握できるように,「本書の構成マップ」を設けている。
第1章「循環器の看護を学ぶにあたって」では,系統別の医療の動向と看護を概観したあと,患者の身体的,心理・社会的特徴を明確にし,看護上の問題とその特質に基づいて,看護の目的と機能が具体的に示されている。
第2~5章では,疾患とその医学的対応という視点から,看護の展開に必要とされる医学的な基礎知識が選択的に示されている。既習知識の統合化と臨床医学の系統的な学習のために,最新の知見に基づいて解説されている。
第6章「患者の看護」では,第1~5章の学習に基づいて,経過別,症状別,検査および治療・処置別,疾患別に看護の実際が提示されている。これらを看護過程に基づいて展開することにより,患者の有する問題が論理的・総合的に理解できるように配慮されている。今改訂で新設した「A.疾患をもつ患者の経過と看護」では,事例を用いて患者の姿と看護を経過別に示すとともに,関連する項目を明示し,経過ごとの看護と,疾患の看護などとの関係を整理した。
第7章「事例による看護過程の展開」では,1~3つの事例を取り上げ,看護過程に基づいて看護の実際を展開している。患者の有するさまざまな問題を提示し,看護の広がりと問題解決の過程を具体的に学習できるようにしている。
また,巻末には適宜付録を設け,各系統別に必要となる知識を整理し,学習の利便性の向上をはかった。
今回の改訂によって看護の学習がより効果的に行われ,看護実践能力の向上,ひいては看護の質的向上に資することをせつに望むものである。ご活用いただき,読者の皆さんの忌憚のないご意見をいただければ幸いである。
2018年11月
著者ら
目次
開く
序章 この本で学ぶこと(吉田俊子)
循環器疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 循環器の看護を学ぶにあたって(吉田俊子)
A 医療の動向と看護
1 患者の動向と看護
2 治療の動向と看護
B 患者の特徴と看護の役割
1 患者の特徴
2 看護の役割
第2章 循環器の構造と機能(宮地鑑・上塚芳郎)
A 心臓の構造と機能
1 心臓の構造
2 刺激伝導系と心臓の電気活動
3 心臓のポンプ作用
4 心臓機能の適応性
B 血管の構造と機能
1 動脈および静脈の構造
2 体循環と肺循環
3 血液の循環力学
C 循環の調節
1 自律神経系による調節
2 液性因子による調節
第3章 症状とその病態生理(松田直樹)
A 胸痛
1 狭心症の胸痛
2 心筋梗塞の胸痛
3 急性心膜炎の胸痛
B 動悸
C 呼吸困難
1 労作性呼吸困難
2 起座呼吸
3 発作性夜間呼吸困難
4 急性肺水腫
5 チェーン-ストークス呼吸
D 浮腫
E チアノーゼ
1 中心性チアノーゼ
2 末梢性チアノーゼ
F めまい・失神
1 血管性の失神
2 心臓性の失神
3 その他の失神
G 四肢の疼痛
1 間欠性跛行
2 四肢動脈血栓塞栓症
3 レイノー現象
4 静脈疾患による痛み
H ショック
1 心原性ショック
2 循環血液量減少性ショック
3 心外閉塞・拘束性ショック
4 血液分布異常性ショック
第4章 検査と治療(上塚芳郎・小川洋司・松田直樹・宮地鑑)
A 診察と診断の流れ
B 検査
1 心電図
2 胸部X線検査
3 心エコー法
4 脈波検査
5 心臓カテーテル法
6 血行動態モニタリング
7 心臓核医学検査
8 コンピュータ断層撮影(CT)
9 磁気共鳴画像法(MRI)
C 治療
1 内科的治療
2 外科的治療
3 補助循環装置
第5章 疾患の理解(小川洋司・松田直樹・上塚芳郎・宮地鑑)
A 虚血性心疾患
1 安定冠状動脈疾患
2 急性冠症候群
3 冠状動脈硬化の危険因子
B 心不全
1 病態とその分類
2 診断
3 治療
C 血圧異常
1 高血圧の基準・分類とその影響
2 本態性高血圧
3 二次性高血圧
4 本態性低血圧
D 不整脈
1 正常洞調律とは
2 徐脈性不整脈
3 頻脈性不整脈
4 不整脈の治療
E 弁膜症
1 僧帽弁狭窄症
2 僧帽弁閉鎖不全症
3 大動脈弁狭窄症
4 大動脈弁閉鎖不全症
5 その他の弁膜症
6 感染性心内膜炎
F 心膜炎
1 急性心膜炎
2 心タンポナーデ
3 慢性心膜炎
G 心筋疾患
1 心筋症
2 心筋炎
3 心臓の腫瘍
H 肺性心
I 先天性心疾患
1 動脈管開存症
2 心房中隔欠損症
3 心室中隔欠損症
4 ファロー四徴症
5 完全大血管転位(換)症
J 動脈系疾患
1 大動脈瘤
2 大動脈解離
3 動脈の閉塞性疾患
K 静脈系疾患
1 血栓性静脈炎・静脈血栓症
2 深部静脈血栓症
3 静脈瘤
4 肺塞栓症
5 上大静脈症候群
L リンパ系疾患
1 リンパ管炎
2 リンパ節炎
3 リンパ浮腫
第6章 患者の看護(吉田俊子・三浦稚郁子)
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の看護
2 回復期の看護
3 慢性期の看護
4 終末期の看護
5 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 胸痛に対する看護
2 動悸に対する看護
3 浮腫に対する看護
4 呼吸困難に対する看護
5 チアノーゼに対する看護
6 失神に対する看護
7 四肢の疼痛に対する看護
C 検査を受ける患者の看護
1 心臓カテーテル法を受ける患者の看護
2 心電図検査を受ける患者の看護
3 運動負荷試験を受ける患者の看護
4 血行動態モニタリングを受ける患者の看護
5 動脈血ガス分析を受ける患者の看護
6 画像診断を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 薬物療法を受ける患者の看護
2 カテーテル治療を受ける患者の看護
3 手術を受ける患者の看護
4 冠状動脈バイパス術を受ける患者の看護
5 弁置換術・弁形成術を受ける患者の看護
6 大血管再建術を受ける患者の看護
7 血栓除去術を受ける患者の看護
8 補助循環装置を装着する患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 虚血性心疾患患者の看護
2 心不全患者の看護
3 血圧異常患者の看護
4 不整脈患者の看護
5 弁膜症患者(感染性心内膜炎患者)の看護
6 心筋症患者の看護
7 先天性心疾患患者の看護
8 動脈系疾患患者の看護
9 静脈系疾患患者の看護
10 脂質異常症患者の看護
F 心臓リハビリテーションと看護
1 心臓リハビリテーションの目的と看護師の役割
2 心臓リハビリテーションの進行
3 心臓リハビリテーションと患者教育
4 患者教育内容の実際
第7章 事例による看護過程の展開(山形泰士・阿部隼人)
A 冠状動脈バイパス術を受ける患者の手術直後の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
B 恒久的ペースメーカ植込み術を受ける患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
C 心不全患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
参考文献・推薦図書
巻末資料 循環器領域でよく用いられる略語
本書に記載した薬物一覧
索引
循環器疾患をもつ患者の姿
本書の構成マップ
第1章 循環器の看護を学ぶにあたって(吉田俊子)
A 医療の動向と看護
1 患者の動向と看護
2 治療の動向と看護
B 患者の特徴と看護の役割
1 患者の特徴
2 看護の役割
第2章 循環器の構造と機能(宮地鑑・上塚芳郎)
A 心臓の構造と機能
1 心臓の構造
2 刺激伝導系と心臓の電気活動
3 心臓のポンプ作用
4 心臓機能の適応性
B 血管の構造と機能
1 動脈および静脈の構造
2 体循環と肺循環
3 血液の循環力学
C 循環の調節
1 自律神経系による調節
2 液性因子による調節
第3章 症状とその病態生理(松田直樹)
A 胸痛
1 狭心症の胸痛
2 心筋梗塞の胸痛
3 急性心膜炎の胸痛
B 動悸
C 呼吸困難
1 労作性呼吸困難
2 起座呼吸
3 発作性夜間呼吸困難
4 急性肺水腫
5 チェーン-ストークス呼吸
D 浮腫
E チアノーゼ
1 中心性チアノーゼ
2 末梢性チアノーゼ
F めまい・失神
1 血管性の失神
2 心臓性の失神
3 その他の失神
G 四肢の疼痛
1 間欠性跛行
2 四肢動脈血栓塞栓症
3 レイノー現象
4 静脈疾患による痛み
H ショック
1 心原性ショック
2 循環血液量減少性ショック
3 心外閉塞・拘束性ショック
4 血液分布異常性ショック
第4章 検査と治療(上塚芳郎・小川洋司・松田直樹・宮地鑑)
A 診察と診断の流れ
B 検査
1 心電図
2 胸部X線検査
3 心エコー法
4 脈波検査
5 心臓カテーテル法
6 血行動態モニタリング
7 心臓核医学検査
8 コンピュータ断層撮影(CT)
9 磁気共鳴画像法(MRI)
C 治療
1 内科的治療
2 外科的治療
3 補助循環装置
第5章 疾患の理解(小川洋司・松田直樹・上塚芳郎・宮地鑑)
A 虚血性心疾患
1 安定冠状動脈疾患
2 急性冠症候群
3 冠状動脈硬化の危険因子
B 心不全
1 病態とその分類
2 診断
3 治療
C 血圧異常
1 高血圧の基準・分類とその影響
2 本態性高血圧
3 二次性高血圧
4 本態性低血圧
D 不整脈
1 正常洞調律とは
2 徐脈性不整脈
3 頻脈性不整脈
4 不整脈の治療
E 弁膜症
1 僧帽弁狭窄症
2 僧帽弁閉鎖不全症
3 大動脈弁狭窄症
4 大動脈弁閉鎖不全症
5 その他の弁膜症
6 感染性心内膜炎
F 心膜炎
1 急性心膜炎
2 心タンポナーデ
3 慢性心膜炎
G 心筋疾患
1 心筋症
2 心筋炎
3 心臓の腫瘍
H 肺性心
I 先天性心疾患
1 動脈管開存症
2 心房中隔欠損症
3 心室中隔欠損症
4 ファロー四徴症
5 完全大血管転位(換)症
J 動脈系疾患
1 大動脈瘤
2 大動脈解離
3 動脈の閉塞性疾患
K 静脈系疾患
1 血栓性静脈炎・静脈血栓症
2 深部静脈血栓症
3 静脈瘤
4 肺塞栓症
5 上大静脈症候群
L リンパ系疾患
1 リンパ管炎
2 リンパ節炎
3 リンパ浮腫
第6章 患者の看護(吉田俊子・三浦稚郁子)
A 疾患をもつ患者の経過と看護
1 急性期の看護
2 回復期の看護
3 慢性期の看護
4 終末期の看護
5 患者の経過と看護のまとめ
B 症状に対する看護
1 胸痛に対する看護
2 動悸に対する看護
3 浮腫に対する看護
4 呼吸困難に対する看護
5 チアノーゼに対する看護
6 失神に対する看護
7 四肢の疼痛に対する看護
C 検査を受ける患者の看護
1 心臓カテーテル法を受ける患者の看護
2 心電図検査を受ける患者の看護
3 運動負荷試験を受ける患者の看護
4 血行動態モニタリングを受ける患者の看護
5 動脈血ガス分析を受ける患者の看護
6 画像診断を受ける患者の看護
D 治療を受ける患者の看護
1 薬物療法を受ける患者の看護
2 カテーテル治療を受ける患者の看護
3 手術を受ける患者の看護
4 冠状動脈バイパス術を受ける患者の看護
5 弁置換術・弁形成術を受ける患者の看護
6 大血管再建術を受ける患者の看護
7 血栓除去術を受ける患者の看護
8 補助循環装置を装着する患者の看護
E 疾患をもつ患者の看護
1 虚血性心疾患患者の看護
2 心不全患者の看護
3 血圧異常患者の看護
4 不整脈患者の看護
5 弁膜症患者(感染性心内膜炎患者)の看護
6 心筋症患者の看護
7 先天性心疾患患者の看護
8 動脈系疾患患者の看護
9 静脈系疾患患者の看護
10 脂質異常症患者の看護
F 心臓リハビリテーションと看護
1 心臓リハビリテーションの目的と看護師の役割
2 心臓リハビリテーションの進行
3 心臓リハビリテーションと患者教育
4 患者教育内容の実際
第7章 事例による看護過程の展開(山形泰士・阿部隼人)
A 冠状動脈バイパス術を受ける患者の手術直後の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
B 恒久的ペースメーカ植込み術を受ける患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
C 心不全患者の看護
1 患者についての情報
2 看護過程の展開
参考文献・推薦図書
巻末資料 循環器領域でよく用いられる略語
本書に記載した薬物一覧
索引
正誤表
開く
本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
更新情報
-
正誤表を更新しました。
2023.01.16
-
正誤表を追加しました。
2022.11.25