標準皮膚科学 第8版

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第2章「皮膚の構造と機能」は項目ごとに各専門の執筆者が執筆。「内科疾患と皮膚障害」と「内臓障害と皮膚病変」をあわせて「デルマドローム」とした。また「妊娠と皮膚病変」「新生児の皮膚病変」「老人と皮膚病変」は「ライフサイクルと皮膚病変」にまとめ、新項目「ケミカル・ピーリング」を追加した。最新版スタンダードテキスト。
シリーズ 標準医学
監修 西川 武二
編集 瀧川 雅浩 / 富田 靖 / 橋本 隆
発行 2007年03月判型:B5頁:828
ISBN 978-4-260-00311-7
定価 8,800円 (本体8,000円+税)
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第8版 序

 医学において,その知識の刷新の早さは年々早まるばかりである。そのような状況の下,本書は初版より20余年にわたり,コンスタントに改訂を続けることで高い信頼を築き,読者の支持を得てきた。
 今回の改訂では,医師国家資格試験出題基準との連携を徹底させた。すなわち,ガイドライン項目については学習のポイントをますます充実させた。また,皮膚と身体という視点から章構成を見直し,「皮膚病変を伴う全身病」および「内臓障害と皮膚病変」の章を「デルマドローム」として統合した。それから,「妊娠」,「新生児」,「老人」と皮膚とのかかわりについては,「ライフサイクルと皮膚疾患」として統合した。さらに,新しい治療法のひとつとして「ケミカルピーリング」を加えた。卒後も携えるに足る内容とすべく,より高度な詳説についても小文字で加えた。全体の図表やレイアウトについても,一層の見やすさを追求した。この結果,第7版より相当の頁増となった。
 第8版では第7版の編集者である西川武二が監修者となり,編集は引き続き担当する瀧川雅浩と富田靖に,久留米大学教授・橋本隆が新たに加わった。改訂に際しては編者が第7版の記述や図版の色調や鮮明さ,図説に至るまで新たな目で吟味し,細かくリクエストを出した。
 今改訂では,これまで長きにわたってご協力いただいた小野友道・金子史男・斉藤隆三・白石聰・新海浤・中嶋弘・西岡清・野中薫雄・籏野倫・松尾聿朗・諸橋正昭各先生に代わって,相場節也・伊崎誠一・川名誠司・木村鉄宣・塩原哲夫・多島新吾・照井正・戸倉新樹・錦織千佳子・藤原作平・古川福実・松永佳世子の気鋭の教授(五十音順)が加わり,それぞれのご専門の分野について,最新の情報をご執筆いただいた。これまでご協力いただいた先生方には衷心より感謝申し上げるしだいである。また継続の執筆者の方々にも,先に述べた編集者からのリクエストに十二分に応えていただくことができた。ここに御礼申し上げたい。
 本書を現時点での最新の教科書として自信をもって披露するとともに,さらなる発展・進化のために,忌憚のないご意見やご要望をお待ちしている。
 2007年2月
 編者 識す

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第1章 皮膚科学序説
第2章 皮膚の構造と機能
第3章 皮膚の免疫学と病態生理
第4章 皮膚科症候学
第5章 皮膚病理組織学
第6章 皮膚の免疫組織学と分子病理学
第7章 皮膚疾患の診断
□ 主訴・主症状からみた診断のポイント
第8章 湿疹および皮膚炎
第9章 紅皮症
第10章 物理・化学的皮膚障害
第11章 紅斑症および毛細血管拡張症
第12章 紫斑
第13章 血管・リンパ管の疾患
第14章 蕁麻疹,痒疹,皮膚掻痒症
第15章 中毒疹・薬疹
第16章 水疱性・膿疱性疾患
第17章 角化症
第18章 色素異常症
第19章 真皮の疾患
第20章 膠原病とその類症
第21章 皮下脂肪組織の疾患
第22章 筋膜の疾患
第23章 皮膚付属器の疾患
第24章 皮膚代謝異常症
第25章 母斑症
第26章 母斑および皮膚良性腫瘍
第27章 皮膚悪性腫瘍
第28章 細菌性皮膚疾患
第29章 皮膚結核および皮膚非結核性抗酸菌症
第30章 ハンセン病
第31章 皮膚真菌症
第32章 スピロヘータ・原虫・動物による皮膚疾患
第33章 ウイルス性皮膚疾患
第34章 急性発疹症
第35章 性感染症
第36章 粘膜疹とその関連疾患
第37章 ライフサイクルと皮膚疾患
第38章 遺伝学総論と皮膚疾患
第39章 デルマドローム
第40章 皮膚と心身医学
第41章 治療
代表的な先天性皮膚疾患
主要冠名疾患・冠名症候群
本書で用いた略語一覧
索引

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