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JJNスペシャル

2009年02月号 (通常号) ( No.85)
安全・確実・安楽な がん化学療法ナーシングマニュアル
編:飯野 京子 国立看護大学校看護学部教授
   森 文子 国立がんセンターがん対策情報センター/中央病院,がん看護専門看護師


がん化学療法の「治療を管理する」という視点
──最小限の苦痛で,最大限の治療効果を得るために
抗がん剤は毒性の強い薬です。その実際の投与を行なう看護師に,「治療を管理する」という視点が求められています。治療計画のとおりに正しい薬剤を漏らさず全量投与すること。いつ・どのような副作用が起きるのか把握し,あらかじめ対策しておくこと。患者さんのセルフケアを支える,時機をとらえた患者教育,などなど。最小限の苦痛で最大限の治療効果を得るためのすべてを,この一冊にまとめました。経静脈投与管理のプロセスチャートつき!


◆書評(本文は こちら または下の各タイトルをクリックしてご覧ください)
 書評者:足利 幸乃(日本看護協会神戸研修センター教員・
   がん化学療法看護認定看護師教育課程担当)
 書評者:渡邉 眞理(神奈川県立がんセンター医療相談支援室)
 書評者:神田 清子 (群馬大教授・臨床看護学)


【目次】

 本書を読まれるみなさんへ
 執筆者一覧
 経静脈投与前→投与時→投与後の看護の流れ

I  がん化学療法を管理するために
飯野 京子
「治療を管理する」という視点
 「安全」「確実」「安楽」とは
「がん化学療法」とは
 がん化学療法の特徴/がん化学療法の概略/副作用とその用語
「治療計画」の理解
 「レジメン」とは/治療計画に基づく看護
リスクマネジメント
 リスクマネジメントの必要性/セイフティマネジメント/
 エラーマネジメント/外来におけるリスクマネジメント
田中 登美
column
がん化学療法に関連する専門資格

II 注射用抗がん剤の混合調製
樋口 順一
混合調製を行なうまえに
望ましい調製環境と曝露対策
病棟での混合調製
 病棟における調製場所/必要な器具・用具/曝露対策/
 調製後の確認/薬剤の保管・運搬時の注意
混合調製の基礎知識
 薬液量の算出/調製後の配合変化と安定性
混合調製の流れと誤調製の予防
混合調製に用いる器材・器具
 薬剤の容器/混合調製に用いる器具
混合調製の基本手技(アンプル編)
 アンプル(液剤)からボトルに入れる/アンプル(液剤)のシリンジ調製/
 アンプル(散剤)の調製
混合調製の基本手技(バイアル編)
 バイアル(液剤)からボトルに入れる/バイアル(液剤)のシリンジ調製/
 バイアル(散剤)のシリンジ調製/バイアル(散剤)の連続溶解
特殊剤形品の混合調製
 シュアーフューザーを用いた混合調製/
 メディケイションカセットを用いた混合調製/FOLFOX,FOLFIRIの調製方法
薬剤別 特殊な溶解方法
 エンドキサン/タキソテール/サンラビン/その他
column
経口抗がん剤の調剤
薬液量を計算してみよう!

III 抗がん剤の経静脈投与 投与前のナーシング
告知とインフォームドコンセント
 がん化学療法と告知/インフォームドコンセント
高山 京子
がん化学療法前の患者教育
 患者教育前のアセスメント/患者に伝えるべき内容/患者教育後の支援
高山 京子
治療計画の確認と調整
 「治療計画」の確認/「処方」の確認/「投与開始時間」の調整
森 文子
薬剤アセスメント
 「毒性」に関する4つのポイント/配合変化と安定性/器材の選択
森 文子
患者アセスメント
 過去の治療歴/現在の全身状態/投与期間中のモニタリング項目/
 ICと理解度の確認
森 文子
column
がん化学療法と治験
高山 京子
添付文書を確認しよう!
飯野 京子

IV 抗がん剤の経静脈投与 投与時のナーシング
森 文子
「指示」「薬」「患者」の照合
薬剤の準備
 抗がん剤の曝露対策/感染管理
静脈投与ラインの確保
 解剖学的血管アセスメント/血管外漏出のアセスメント/血管穿刺/ラインの固定
経静脈投与の実施
 静脈投与ラインの開通性の確認/投与速度/薬剤間のフラッシュ
急性症状のモニタリングと患者教育
 静脈投与ラインの開通性の確認/投与速度/薬剤間のフラッシュ
皮下埋め込み型ポート
 「皮下埋め込み型ポート」とは/ポートの管理/ポートの看護/
 トラブルおよび合併症/ポート使用の自己管理
宮本 匡代
column
抗がん剤の経静脈投与の実際
森 ひろみ

V 投与中の急性症状に対する予防と対処
森 文子,飯野 京子
急性症状とは
急性の悪心・嘔吐
アレルギー反応/過敏症
インフュージョン・リアクション
血管外漏出

VI 抗がん剤の経静脈投与 投与後のナーシング
森 文子
ラインのフラッシュ
器具の抜去と止血,長期留置ラインの保全
使用物品の適切な廃棄
記録
投与後の注意と患者教育
 副作用対策とセルフケア/排泄物の取り扱い

VII 経口抗がん剤の理解と服薬指導
田中 登美,樋口 順一
経口抗がん剤の基礎知識と看護の役割
経口抗がん剤の副作用(有害事象)
 経口抗がん剤の主な副作用とその対策/薬剤による特徴的な有害事象とその対策
経口抗がん剤の服薬指導
服薬指導の実際
column
経口抗がん剤・外用抗がん剤の処方オーダーについて
樋口 順一

VIII 外来化学療法のナーシング
田中 登美
外来化学療法の背景
外来化学療法を受ける患者の特徴
外来化学療法室の整備とチーム医療
外来化学療法の流れ
外来化学療法の看護(セルフケア支援)
column
外来化学療法加算

IX 主要なレジメンとその看護
[経静脈投与]
R-CHOP療法
森 文子
PE療法(CDDP+VP16)
上杉 英生
IP療法(CDDP+CPT11)
岡本 智子
AC療法
瀬戸 てるみ
FP療法
安達 やす子
mFOLFOX6+アバスチン療法
田中 登美
TJ療法
森山 千代子
GEM療法
吉田 美貴子
IDR+Ara-C療法
近藤 美紀
[経口投与]
イレッサ療法
久保 紀美代
タルセバ療法
田中 登美
グリベック療法
新谷 洋美
S-1療法(S-1+CDDP療法を含む)
森 ひろみ
column
皮膚障害(rash)の治療
田中 登美

薬剤名索引/用語索引

商品写真
定価 3,080円
(本体2,800円+税10%)