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≪シリーズ ケアをひらく≫

「脳コワさん」支援ガイド


著:鈴木 大介

  • 判型 A5
  • 頁 226
  • 発行 2020年05月
  • 定価 2,200円 (本体2,000円+税10%)
  • ISBN978-4-260-04234-5
「脳がコワれた」僕らから、すべての援助者へ
会話がうまくできない、雑踏が歩けない、突然キレる、すぐに疲れる……。病名や受傷経緯は違っていても、結局みんな「脳の情報処理」で苦しんでいる。高次脳機能障害の人も、発達障害の人も、認知症の人も、うつの人も、脳が「楽」になれば見えている世界が変わる。それが最高の治療であり、ケアであり、リハビリだ。疾患ごとの〈違い〉に着目する医学+〈同じ〉困りごとに着目する当事者学=「楽になる」を支える超実践的ガイド!
*「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。

序 文
「脳がコワれた」僕らから、
すべての援助者へ

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「脳がコワれた」僕らから、
すべての援助者へ


本書をリハ職や心理職をはじめ、
看護職・介護職・ケースワーカー・ソーシャルワーカー・
学校教員・行政窓口等々、
脳にダメージを負って「困っている人」に接する
すべての対人援助職のプロフェッショナルたち、
そして当事者と家族のみなさんに贈ります。

著者より
目 次
プロローグ
 1 脳コワさんってなんだろう
 2 脳コワさん支援の難しさ

第1章 病名は違えど困りごとは同じ
 1 「脳コワさん」なんて、まとめちゃっていいの?
 2 相手の話が聞き取れないのはなぜか
 3 自分の意思を伝えられないのはなぜか
 4 言葉のキャッチボールができないのはなぜか
 5 原因は何であれ対処法は同じ

第2章 「楽」になるまでの8つのステージ
 1 僕のプロセスを振り返ってみる
 2 早期復帰を支えた5つのアドバンテージ
 3 病前の日常が最良のリハビリ課題だ
 4 「二次障害としてのうつ」という最悪シナリオ

第3章 「4つの壁」に援助職ができること
 1 聞き取りの壁「苦しい」の声を受け止めてもらえない
 2 受容の壁「何が不自由か」が分からない
 3 言語化の壁「言葉にする」の途方もない困難
 4 自己開示の壁社会に出ると「助けて」が言えなくなる

第4章 脳コワさんの生きる世界
 1 破局反応(パニック)
 2 情報処理速度の低下
 3 感情をコントロールできない
 4 ひとつのことに固執する
 5 易疲労
 6 非現実感
 7 脳コワ症状をどう考えたらよいか

第5章 全援助職に望む支援姿勢
 1 社会的困窮リスクを理解する
 2 当事者を破局に追い込まない
 3 援助職のみなさんへ
 4 キャリア形成後の就労支援
 5 キャリア形成前の就労支援
 6 高齢者への支援
 7 あらゆる「あなた」が援助者に

あとがき

Column
 「死んだほうが楽かも」と「死にたい」は違う
 唐揚げの肉を信じること
 「支援の引き継ぎ」という大峡谷
 どうすれば心理的破局から抜け出せるか?
 不定愁訴の正体
 自転車から降りられない!

Graphic Recording
 ワーキングメモリとは?
 感情の脱抑制とは?
 8つのステージ
 4つの壁
 小さな失敗でソフトランディング
 言葉にできない
 情報処理から破局まで
 固執に見える理由
 認知資源とは?
 聞きとれない…