小児科外来処方マニュアル
小児を診る医師の強い味方! すぐに役立つポケットマニュアル
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小児科外来で日常的によく遭遇し、かつ治療薬の選択に迷いやすい症状・疾患を厳選。その基本的な注意事項と処方をポケットサイズにまとめた、極めて実践的なマニュアルが初登場。いま正に必要な処方の指針として。うっかり忘れやすい知識のリファレンスに。そして最新知識の効率よい吸収のために。必要なときに知りたい事項をすぐに探してみることができる本書は、小児を診るすべての医師にとって、すぐに役立つ+頼りになる!
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序
小児は様々な症状を訴えて外来を受診するが,これらの症状に対して,限られた診療時間内で的確な診断と治療を行っていくことが,小児を外来で診察する際の重要なポイントとなる.その場合の治療として大きなウエートを占めているのが薬物治療であり,きちんと診断しても治療としての適切な薬剤が選択できなかったり,症候に対する治療薬の選択が十分でなかったりした場合は,病気を治すどころかむしろ悪化させることもありえる.
小児医療の特徴として,非常に幅広く多岐にわたる疾患を診ていく必要があること,新生児・未熟児から100kgを超える肥満児,さらには思春期を迎えた子など様々な年齢およびサイズの患者を診ていく必要があることなど,外来において処方を行っていく際に注意すべきことは枚挙にいとまがない.さらに新薬が次々と世に出てくる一方で,後発品の使用が推奨される場面が多くなってきたり,小児に対する適応外使用の問題があったりと,外来で小児の診療を行う者の悩みの種は少なくない.
そんななかで,若い医師から年輩の医師に至るまで,携帯していただくことによって安心して外来診療が行えるように編集したのがこの『小児科外来処方マニュアル』である.本マニュアルでは,外来診療で遭遇することの多い症状・疾患を領域別にまとめ,順天堂大学小児科学教室の各領域の専門の先生方に自身の知識と経験を基に,up-to-dateな話題も含めて執筆いただいた.また順天堂医院の薬剤部によるレビューを行って薬理学的にも医療安全の面からも完璧なマニュアルになったと考える.
この『小児科外来処方マニュアル』が外来において小児の薬物治療を行う際のバイブル的存在になることを大いに期待している.
2018年3月
清水 俊明
小児は様々な症状を訴えて外来を受診するが,これらの症状に対して,限られた診療時間内で的確な診断と治療を行っていくことが,小児を外来で診察する際の重要なポイントとなる.その場合の治療として大きなウエートを占めているのが薬物治療であり,きちんと診断しても治療としての適切な薬剤が選択できなかったり,症候に対する治療薬の選択が十分でなかったりした場合は,病気を治すどころかむしろ悪化させることもありえる.
小児医療の特徴として,非常に幅広く多岐にわたる疾患を診ていく必要があること,新生児・未熟児から100kgを超える肥満児,さらには思春期を迎えた子など様々な年齢およびサイズの患者を診ていく必要があることなど,外来において処方を行っていく際に注意すべきことは枚挙にいとまがない.さらに新薬が次々と世に出てくる一方で,後発品の使用が推奨される場面が多くなってきたり,小児に対する適応外使用の問題があったりと,外来で小児の診療を行う者の悩みの種は少なくない.
そんななかで,若い医師から年輩の医師に至るまで,携帯していただくことによって安心して外来診療が行えるように編集したのがこの『小児科外来処方マニュアル』である.本マニュアルでは,外来診療で遭遇することの多い症状・疾患を領域別にまとめ,順天堂大学小児科学教室の各領域の専門の先生方に自身の知識と経験を基に,up-to-dateな話題も含めて執筆いただいた.また順天堂医院の薬剤部によるレビューを行って薬理学的にも医療安全の面からも完璧なマニュアルになったと考える.
この『小児科外来処方マニュアル』が外来において小児の薬物治療を行う際のバイブル的存在になることを大いに期待している.
2018年3月
清水 俊明
目次
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1 気道疾患
[1]上気道炎(鼻咽頭炎)
[2]急性扁桃炎・溶連菌感染症
[3]クループ症候群
[4]気管支炎・細気管支炎
[5]肺炎・マイコプラズマ感染症
[6]百日咳
[7]インフルエンザ
[8]中耳炎
[9]副鼻腔炎
2 消化器疾患
[10]ウイルス性胃腸炎
[11]細菌性腸炎
[12]胃食道逆流症
[13]胃炎・消化性潰瘍
[14]過敏性腸症候群
[15]便秘症
[16]肛門周囲膿瘍
[17]急性肝炎・慢性肝炎
[18]急性膵炎・慢性膵炎
3 アレルギー疾患
[19]気管支喘息
[20]花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)
[21]食物アレルギー
[22]アトピー性皮膚炎
[23]じんま疹
[24]アナフィラキシー
4 神経・精神疾患
[25]てんかん
[26]熱性けいれん
[27]頭痛
[28]周期性嘔吐症候群
[29]顔面神経麻痺
[30]注意欠如・多動性障害
[31]不安障害
[32]うつ病,うつ状態
5 腎尿路疾患
[33]尿路感染症
[34]ネフローゼ症候群
[35]慢性腎炎
[36]夜尿症
[37]亀頭包皮炎・外陰腟炎
6 循環器疾患
[38]心不全
[39]不整脈
[40]肺高血圧症
[41]起立性調節障害
[42]感染性心内膜炎
7 内分泌・代謝疾患
[43]糖尿病
[44]成長ホルモン分泌不全性低身長症
[45]甲状腺機能低下症・亢進症
[46]脂質異常症
[47]Wilson病
[48]くる病
8 膠原病・免疫疾患
[49]若年性特発性関節炎
[50]リウマチ熱
[51]全身性エリテマトーデス
[52]IgA血管炎
[53]抗リン脂質抗体症候群
[54]原発性免疫不全症候群
9 血液疾患
[55]鉄欠乏性貧血
[56]免疫性血小板減少性紫斑病
[57]血友病
10 皮膚・眼疾患
[58]口内炎・鵞口瘡
[59]おむつ皮膚炎
[60]伝染性膿痂疹
[61]伝染性軟属腫
[62]アタマジラミ
[63]やけど・日焼け
[64]座瘡
[65]水痘
[66]帯状疱疹
[67]結膜炎
[68]麦粒腫・霰粒腫
薬剤索引
事項索引
[1]上気道炎(鼻咽頭炎)
[2]急性扁桃炎・溶連菌感染症
[3]クループ症候群
[4]気管支炎・細気管支炎
[5]肺炎・マイコプラズマ感染症
[6]百日咳
[7]インフルエンザ
[8]中耳炎
[9]副鼻腔炎
2 消化器疾患
[10]ウイルス性胃腸炎
[11]細菌性腸炎
[12]胃食道逆流症
[13]胃炎・消化性潰瘍
[14]過敏性腸症候群
[15]便秘症
[16]肛門周囲膿瘍
[17]急性肝炎・慢性肝炎
[18]急性膵炎・慢性膵炎
3 アレルギー疾患
[19]気管支喘息
[20]花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)
[21]食物アレルギー
[22]アトピー性皮膚炎
[23]じんま疹
[24]アナフィラキシー
4 神経・精神疾患
[25]てんかん
[26]熱性けいれん
[27]頭痛
[28]周期性嘔吐症候群
[29]顔面神経麻痺
[30]注意欠如・多動性障害
[31]不安障害
[32]うつ病,うつ状態
5 腎尿路疾患
[33]尿路感染症
[34]ネフローゼ症候群
[35]慢性腎炎
[36]夜尿症
[37]亀頭包皮炎・外陰腟炎
6 循環器疾患
[38]心不全
[39]不整脈
[40]肺高血圧症
[41]起立性調節障害
[42]感染性心内膜炎
7 内分泌・代謝疾患
[43]糖尿病
[44]成長ホルモン分泌不全性低身長症
[45]甲状腺機能低下症・亢進症
[46]脂質異常症
[47]Wilson病
[48]くる病
8 膠原病・免疫疾患
[49]若年性特発性関節炎
[50]リウマチ熱
[51]全身性エリテマトーデス
[52]IgA血管炎
[53]抗リン脂質抗体症候群
[54]原発性免疫不全症候群
9 血液疾患
[55]鉄欠乏性貧血
[56]免疫性血小板減少性紫斑病
[57]血友病
10 皮膚・眼疾患
[58]口内炎・鵞口瘡
[59]おむつ皮膚炎
[60]伝染性膿痂疹
[61]伝染性軟属腫
[62]アタマジラミ
[63]やけど・日焼け
[64]座瘡
[65]水痘
[66]帯状疱疹
[67]結膜炎
[68]麦粒腫・霰粒腫
薬剤索引
事項索引
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