HIV/AIDS看護ハンドブック
HIV/AIDS看護の実践をわかりやすく解説
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HIV/AIDS患者は,今までは比較的都市部に多かったが,今後は国内のどこの医療施設でも対応が求められるだろう。本書は日本のHIV/AIDS看護の最前線に立つ著者らが,今まで関わったことのなかった看護師にもわかりやすく,その実践的対処と看護についてまとめたもの。経験談をもとにしたエッセイも必読。
著 | 国立国際医療センター看護部5階南病棟 |
---|---|
発行 | 2003年04月判型:A5頁:152 |
ISBN | 978-4-260-33269-9 |
定価 | 2,640円 (本体2,400円+税) |
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- 目次
- 書評
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I. HIV感染症のいま
1. 増え続けるHIV感染症
2. HIV感染―AIDS発症までの基礎知識
II. 感染防御の実際
1. 身を守るための知識―感染防止と針刺し事故防止
2. 感染の危険を感じたら―針刺し事故後の対応
III. HIV/AIDS患者の看護の実際
1. HIV/AIDS患者が入院してきたら
―適切な対応の5つのポイント
2. 進歩する日和見感染の看護
3. 患者が求める日常生活支援のポイント
4. 抗HIV療法と服薬指導―実践で困らないために
5. 継続看護のための外来との連携
IV. 周産期と小児の看護の実際
1. 周産期の看護
2. 小児の看護
索引
1. 増え続けるHIV感染症
2. HIV感染―AIDS発症までの基礎知識
II. 感染防御の実際
1. 身を守るための知識―感染防止と針刺し事故防止
2. 感染の危険を感じたら―針刺し事故後の対応
III. HIV/AIDS患者の看護の実際
1. HIV/AIDS患者が入院してきたら
―適切な対応の5つのポイント
2. 進歩する日和見感染の看護
3. 患者が求める日常生活支援のポイント
4. 抗HIV療法と服薬指導―実践で困らないために
5. 継続看護のための外来との連携
IV. 周産期と小児の看護の実際
1. 周産期の看護
2. 小児の看護
索引
書評
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HIV/AIDS看護必携の一冊
書評者: 木村 哲 (国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター)
◆HIV/AIDS看護を充実させるために
日本では今でもHIV感染者/AIDS患者が増加していますが,HIV感染者は多くの面で悩みを抱えており,まだ社会の偏見と戦い,あるいはそれから避難せざるを得ないなど苦境に立たされることが多いのが現状です。これからの感染者/患者の増加を考えると,どこの医療機関でもスムーズに感染者/患者を受け入れられるよう体制を整えておく必要があります。
医師向けのHIV感染症の診断・治療や合併する日和見感染症の診断・治療に関する解説は良く目にしますが,医師以上に患者さんとの接触が多く,患者さんの悩みの相談相手になる看護師向けの解説書は余り多くありません。
この「HIV/AIDS看護ハンドブック」は莫大な数の感染者/患者の方々を直接ケアしてこられた国立国際医療センターの看護師さんたちが専門病棟における豊富な経験をもとに書かれたものであり,HIV/AIDS看護の実践法が具体的かつ客観的に述べられていて大変優れた良書です。看護師さんの立場からのみならず医学的な側面も詳しく正確で,病気を理解し治療法を理解するのにも役立ちます。正しい看護の実践は病気を正しく理解し,患者さんを正しく理解することから始まると言う筆者の方々の考えが表現されているのでありましょう。
HIV/AIDSの看護の充実のためには必読の書と思います。
書評者: 木村 哲 (国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター)
◆HIV/AIDS看護を充実させるために
日本では今でもHIV感染者/AIDS患者が増加していますが,HIV感染者は多くの面で悩みを抱えており,まだ社会の偏見と戦い,あるいはそれから避難せざるを得ないなど苦境に立たされることが多いのが現状です。これからの感染者/患者の増加を考えると,どこの医療機関でもスムーズに感染者/患者を受け入れられるよう体制を整えておく必要があります。
医師向けのHIV感染症の診断・治療や合併する日和見感染症の診断・治療に関する解説は良く目にしますが,医師以上に患者さんとの接触が多く,患者さんの悩みの相談相手になる看護師向けの解説書は余り多くありません。
この「HIV/AIDS看護ハンドブック」は莫大な数の感染者/患者の方々を直接ケアしてこられた国立国際医療センターの看護師さんたちが専門病棟における豊富な経験をもとに書かれたものであり,HIV/AIDS看護の実践法が具体的かつ客観的に述べられていて大変優れた良書です。看護師さんの立場からのみならず医学的な側面も詳しく正確で,病気を理解し治療法を理解するのにも役立ちます。正しい看護の実践は病気を正しく理解し,患者さんを正しく理解することから始まると言う筆者の方々の考えが表現されているのでありましょう。
HIV/AIDSの看護の充実のためには必読の書と思います。
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