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助産雑誌

2020年05月号 (通常号) ( Vol.74 No.5)
特集 妊娠期からできる虐待防止の方策—「気になる妊婦」を見つけるための連携と支援

昨今,世間では痛ましい虐待事件が多発しています。本来愛されるべき子どもが傷つけられ,果ては亡くなってしまうニュースを見るたび,こうした子どもたちを何とか救うことができたのでは?と思う方も多いのではないでしょうか。
また,日常の業務を振り返ると,何となく「気になる」と思った妊婦はいませんでしたか? 確かに直感ではあるものの,何となくおかしいと感じる─こうした妊婦を早い段階で他職種につなぎ,連携をとって関わっていくことができれば,将来発生するリスク・事件を未然に防ぐことができると考えられます。本特集では,「気になる妊婦」や「特定妊婦」といった虐待リスクの高い妊婦への支援方法と実際を取り上げ,助産師が関われるタイミングで,虐待を未然に防ぐためにできることを考えます。

■「気になる妊婦」からの虐待リスク
将来起こり得る虐待を防ぐための支援とは
光田 信明
■「気になる妊婦」への支援と連携
産科医療機関でできる医療・保健・福祉の連携を目指した妊婦支援を考える
和田 聡子
■精神科と連携した社会的ハイリスク妊婦への支援
熊本大学病院総合周産期母子医療センターの取り組み
中村 祥子
■チームでの「社会的ハイリスク親子」への支援
聖母病院の取り組み
高橋 有美
■産科医療機関・地域助産師と連携した特定妊婦支援の取り組み
石川県行政の仕組みづくりと南加賀保健福祉センターの実践
沼田 直子


■海外レポート
アメリカ初の助産学博士(Doctor of Midwifery)の誕生
エリザベス・アーノルド-レイヒー/翻訳・新野 由子
■TOPICS
助産業務ガイドライン2019発行と,改訂のポイント
安達 久美子


●続・いのちをつなぐひとたち[17]
村上明美さん

●宝物,教えてください[51]
記憶を刻むカレッジリング
八巻 和子
●インタビュー 日本の“産婆の心”を受け継ぐために 小児科医師が聴く,助産婦の語り[2]
いいお産は子どもへの愛情に影響する
大谷 タカ子/桑原 勲
●ワタナベダイチが解説! 両親学級アイスブレイク集[2]
こんな時,どんなアイスブレイク?
 第一印象を教えて
渡辺 大地
●現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践 現象学的分析編[1]
実践場面の“問い”から始まる臨床看護の本質
 どうやって親子になっていくのか分からない
村上 靖彦
●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[61]
京都府医師会看護専門学校 助産学科

●りれー随筆[424]
中米での2年間の活動を終えて
上里 佳那子

●次号(6月号) 特集1 「助産」とは何か―改めてその専門性を問う/特集2 助産師の新たなアプローチ 子どもを持つ女子受刑者の出所後も含めた支援とケア

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定価 1,650円
(本体1,500円+税10%)