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助産雑誌

2019年10月号 (通常号) ( Vol.73 No.10)
特集 「助産師の自律」と「女性中心のケア」を実現するために

日本の助産師の技術は世界的にみてもたいへん優れています。ただ,助産師の専門性を女性や家族に最大限に提供できていない印象は否めません。例えば,妊娠しないと助産師に会えない,お産の時の助産師とは初対面である,出産施設を退院すると助産師に会いづらくなる,など,助産師も女性もお互いが納得できるまで,女性に寄り添える環境やシステムが整っていないのです。
2019年4月,カレン・ギリランド氏(前 ニュージーランド助産師会最高責任者)が来日されました。ニュージーランドで助産師の社会的地位の向上と女性とのパートナーシップの実現を成し遂げた氏の講演内容を紹介し,今以上に助産師が専門性を発揮し,女性を中心とした助産システムを実現する工夫を探っていきたいと思います。

■助産師の自律と助産師&女性の結束のその先に
日隈 ふみ子
■講演録(1)
女性と助産師は共に自律的な助産サービスを必要としている
 現在のニュージーランドの助産システム
カレン ギリランド/翻訳:松岡 悦子
■講演録(2)
看護協会からの独立
カレン ギリランド/翻訳:松岡 悦子
■講演録(3)
助産師は女性と共に変化を引き起こした
カレン ギリランド/翻訳:松岡 悦子
■日本の助産師へのメッセージ
日本での講演会を終えて
カレン ギリランド/翻訳:古宇田 千恵
■座談会
女性の自律を促すための助産師の自律
棚木 めぐみ/牧田 ゆかり/中野 裕子


■特別記事
産科フィスチュラ問題に対する助産師の取り組み
 安産1件1コインプロジェクトとチャリティヨガ
小笠原 絢子
■TOPICS
「子育て支援者のためのだっことおんぶの大勉強会2019」
 開催レポート
大久保 久美子


●続・いのちをつなぐひとたち[12]
大貫詩織さん
(インタビュー・構成)生島 典子
(撮影)刑部 友康
●宝物,教えてください[45]
「少女と2匹の猫」の人形
キタ 幸子
●現場が変わる! チームに働きかける母性看護CNSの実践[10]
患者の思いとスタッフの思いの溝を埋めるためのCNSの関わり
 強い疼痛を体験している妊婦の事例を通して
増田 秋穂/峰 博子
●NIPTと優生思想をめぐって[7]
NIPT(Non-invasive Prenatal Test)に対する家族の思い
玉井 浩
●地域助産師&施設助産師&保健師がつながれば笑顔が広がる
 「助助っぽ連携」を始めよう![7]
乳房に硬結があり母乳外来を受診,児に心疾患があるFさん
今村 理恵子
●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[54]
金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科助産学分野

●りれー随筆[417]
自身の生き方を見つめなおして
中村 恵光

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定価 1,650円
(本体1,500円+税10%)