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臨床外科

2019年02月号 (通常号) ( Vol.74 No.2)
特集 急性胆嚢炎診療をマスターしよう〔特別付録Web動画付き〕

 急性胆嚢炎は緊急処置が必要となることが多い.ガイドラインでは重症度別の治療ストラテジーが示されているが,患者の年齢や併存疾患によっては臨機応変に治療方針の変更が必要であり,いくつかのオプションを知っておくべきである.手術にあたっては,すでに多くの病院で腹腔鏡下胆摘が施行されているが,困難症例に遭遇することもあり,最大の合併症である胆管損傷の頻度は減少しておらず,安全性の確保が問題となっている.最近,手術の難度評価を客観的に行おうとする研究が本邦を中心に進められている.様々な危険回避手技があるため知っておく必要がある.本号では,2018年に大幅改訂された「急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018」をふまえ,急性胆嚢炎に遭遇したときにこれ一冊で完璧な対応ができるよう,様々な観点からエキスパートに執筆をいただいた.
編集室より:本特集では図に関連する動画(Flash形式)を見ることができます.ぜひ論文と併せてご覧ください.

■総論
急性胆嚢炎診療ストラテジーの変化について
高田 忠敬
急性胆嚢炎の発症メカニズム
横江 正道
胆嚢摘出に必要な局所解剖
本田 五郎
■患者評価・術前術中評価
患者の全身状態の評価
三浦 文彦・他
安全な腹腔鏡下胆摘のための手術難度評価法
岩下 幸雄・他
■薬物治療とドレナージ
薬物治療の選択と実際
矢野(五味) 晴美
PTGBDのコツ
森 泰寿・他
■手技のポイント-基本術式から難症例まで
軽症急性胆嚢炎(Grade I)の腹腔鏡下胆嚢摘出術
金平 永二・他
中等症急性胆嚢炎(Grade II)の手術
渡邉 学
重症急性胆嚢炎(Grade III)の手術
鈴木 憲次・他
Bailout surgery
尾崎 貴洋・他
総胆管結石併存例に対するストラテジー
松村 直樹・他
胆道損傷のリカバリー法
藪下 泰宏・他


●FOCUS
低侵襲外科手術を支援するロボットの開発と今後の動向
川嶋 健嗣
潰瘍性大腸炎に対するガイドラインの世界比較
 -日本はもっと積極的に外科治療を
松田 圭二・他
●急性腹症・腹部外傷に強くなる・11
外傷性消化管損傷,腸間膜損傷
小川 祥子
●病院めぐり
大和高田市立病院外科
岡村 隆仁
●Reduced Port Surgery-制限克服のための達人からの提言・14
RPSによる食道裂孔ヘルニア手術【動画付き】
井谷 史嗣
●臨床報告
異時性4重複癌(直腸・肺・胃・肝)であった肝内胆管癌の1例
阪田 敏聖・他
巨大冠動脈瘤を合併した狭心症の1手術例
林 史子・他
●1200字通信・127
左膝の思い出
板野 聡
●ひとやすみ・173
学会支部例会を取り仕切る
中川 国利
●昨日の患者
命は地球より重いとされるが
中川 国利

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定価 2,970円
(本体2,700円+税10%)