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シンプル身体介助術 [DVD・Web動画付]

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これまでに2,000回以上の身体介助技術講習を行ってきた著者が、徹底的現場主義に基づいた身体介助技術をシンプルに紹介する。基礎編では、「介助を行うために必要な身体づくり」からはじめ、「相手との関係の3原則」から個々の技術に共通の原則を学ぶ。そして実践編では、Q&A方式で38の介護技術を動画と写真を用いて詳しく解説。

岡田 慎一郎
発行 2017年05月判型:B5頁:128
ISBN 978-4-260-02847-9
定価 2,860円 (本体2,600円+税)

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  • 序文
  • 目次
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はじめに

 現在、医療・介護の現場では、患者さん、利用者さんの症状、障害の重度化に対し、従来行ってきた介助技術が通用しなくなってきているという声をよく聞きます。そして、困難事例にすぐさま対応できるような、新しい画期的な介助技術はないかと求められることが増えてきています。
 残念ながら、いかなる状況でも必ず乗り切れるという魔法の「介助技術」はありません。ですが、どのような状況においても柔軟に対応することを可能にする「原則」であれば存在します。
 「原則」を理解し使いこなすことができれば、高齢者・障害者、一部介助・全介助などの身体状況や、病院・介護施設・在宅などの環境の違いを問わず、その方にとって最良の介助技術をその場で提供できるようになってきます。そしてその原則は難しいものではなく、いたってシンプルなものです。
  (1)背中と腕とを連動させた抱え方
  (2)腰は低くする
  (3)動けない方にはピッタリ近づく
の3点で、いずれもすぐに身に付けられるものです。
 本書はQ&A方式で書かれていますが、クエスチョンに対しアンサーの介助技術を暗記してもらうのではなく、相手の身体状況と置かれている環境に合わせた技術を、その場でつくり出せることを最終目標にして書かれています。38個のクエスチョンは、現場で起こりうるさまざまな場面を設定しており、それらを解決するために原則がどのように活かされているか、細かに解説してあります。
 ですが、原則を守り技術を行おうとしても、なかなか上手くいかないという壁に当たることがあるでしょう。そのようなときは、原点に立ち返り、介助者自身の身体を見直すことが重要になります。つまり、「介助する身体づくり」が必要になってくるのです。これは筋力トレーニングやストレッチといった鍛錬の類のものではなく、今の身体を上手に使い、筋力に頼らず、関節に負担をかけない、身体全体を使った合理的な動きができるようになることです。
 本書には多くの動画が付いています。第I部基礎編で紹介する「介助する身体づくり」と「相手との関係の3原則」に関しては講義形式のものが、そして第II部実践編ではQ&Aのクエスチョンに対する失敗例と成功例(アンサー)の実演がご覧いただけます。
 「シンプル身体介助術」を紙面と動画で見てそして感じていただき、皆さんの現場での介助にお役立ていただければ幸いです。

 2017年4月
 岡田慎一郎

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はじめに
本書の使い方・収載動画一覧

第I部 基礎編
序章 シンプル身体介助の発想-すべては身体の見直しから
第1章 介助する身体づくり-連結を変えると動きが変わる
 I.下肢と体幹の連結を変える-「股関節」から動く
 II.上肢と体幹の連結を変える-「肩甲骨」で背中と腕をつなぐ
 III.体幹内の連結を変える-「腰椎」を立てて上肢と下肢をつなぐ
第2章 相手との関係の3原則
 I.「手の平返し」で抱える
 II.骨盤の位置は相手より低く
 III.相手と一体化する

第II部 実践編
 実践編をお読みいただくにあたり

 Scene 1 ベッドおよび床での技術
  Q1 ベッド上で拘縮、変形がある方の側臥位への体位変換はどうすればよいですか?
    -ベッド奥側へ
  Q2 ベッド上で拘縮、変形がある方の側臥位への体位変換はどうすればよいですか?
    -ベッド手前へ
  Q3 ベッド上での平行移動が困難です。よい方法はありますか?
    -ベッド中央から手前へ
  Q4 ベッド上で足側に下がった方を、頭側に引き上げるよい方法はありますか?(1)
    -肩甲骨を抱えて移動
  Q5 ベッド上で足側に下がった方を、頭側に引き上げるよい方法はありますか?(2)
    -全身を抱えて移動
  Q6 ベッドをギャッチアップすることにより、足元方向にずれた方を
    元に戻す方法を教えて下さい。
  Q7 全介助状態の方の上体を起こすよい方法はありますか?
  Q8 ベッド上で大柄な方の上体を起こし、座位にするよい方法はありますか?
  Q9 床での上方移動のよい方法を教えて下さい(1)-肩甲骨を抱えて引く
  Q10 床での上方移動のよい方法を教えて下さい(2)-相手の上半身を抱えて移動させる
  Q11 床での上体起こしのよい方法を教えて下さい(1)
    -相手を起こしてそのまま後ろに回り込む
  Q12 床での上体起こしのよい方法を教えて下さい(2)
    -大柄な方をテコの原理を活用して起こす
  Q13 床からの立ち上がらせでよい方法を教えて下さい(1)
    -ある程度脚力を引き出せる方の場合
  Q14 床からの立ち上がらせでよい方法を教えて下さい(2)
    -膝が拘縮してしまい、曲がりにくくなっている方の場合
  Q15 床からの立ち上がらせでよい方法を教えて下さい(3)
    -介助者が後ろへ倒れこむ力を利用
  Q16 床からの立ち上がらせでよい方法を教えて下さい(4)
    -相手の肘を組ませてから立ち上げを行う
  Q17 要介助者を床から抱えて立ち上がるよい方法を教えて下さい

 Scene 2 床・車いす・ベッド間の移乗
  Q18 車いすから肘掛けを離さず立ち上がってくれない方へのよい対応はありますか?
  Q19 円背で背中が丸まっている方を車いすからベッドへ移乗する
    よい対応はありますか?
  Q20 床にずり落ちた方を車いすに移乗するにはどうすればよいですか?
  Q21 車いすから床に降ろすよい方法はありますか?
  Q22 片麻痺で、かつ健側の筋力が不足している方を車いすからベッドへ移乗する
    よい方法を教えて下さい。
  Q23 膝、股関節が拘縮し、つま先が尖足状態で接地できない方を
    車いすからベッドへ移乗するよい方法はありますか?
  Q24 両膝がつっぱり曲がりにくい方を車いすからベッドへ移乗する
    よい方法はありますか?

 Scene 3 チームで介助を行う
  Q25 床に座っている片麻痺の方を2人で立ち上がらせるよい方法を教えて下さい。
  Q26 全介助状態の方を2人で床から抱え上げるよい方法を教えて下さい。
  Q27 車いすからベッドへ2人で抱え上げて移乗するよい方法はありますか?
  Q28 ベッドから寝たきりの方を2人で抱え上げるよい方法はありますか?

 Scene 4 物や環境を使いこなす
  Q29 ベッド上で大柄、しかも自分で動きにくい方を、足元方向にずれた状態から
    元に戻すよい方法はありますか?
  Q30 四肢が拘縮し、抱えにくい方を介助するよい方法はありますか?
  Q31 縦手すりにぶらさがるようにして立ち上がる方へのよい対応を教えて下さい。
  Q32 要介護度が高い方の立ち座らせで中腰姿勢が上手くとれません。
    よい方法はありますか?
  Q33 トイレ介助時にズボンの上げ下ろしが困難な方へのよい対応を教えて下さい。
  Q34 車いすで階段を上り下りするときどうすればよいですか?
  Q35 股関節、膝が曲がりにくい方を抱えて階段を上がるときどうすればよいですか?

 Scene 5 認知症・暴力対応
  Q36 おむつ交換、体位交換時に叩き蹴ってきます。どうすればよいでしょうか?
  Q37 車いすに座った状態で叩き蹴ってきます。立ち上がらせたいのですが
    どうすればよいでしょうか?
  Q38 興奮して噛みついてきます。どうすればよいでしょうか?

おわりに
索引

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この今を生きるわれわれに必要な介助術
書評者: 齋藤 昭夫 (さいとう整形クリニック院長)
 著者である岡田氏の介助術における身のこなしは芸術的である。バレエダンサーや空手選手を思わせる無駄のない所作故であろう。本書の動画で,動きを見てもらえればその動きがただ者でないことはすぐにわかるはずである。彼は理学療法士という身体を科学的に扱う資格を持つ傍ら,古武術の師匠に師事し両者を見事に融合し,広く一般の方々にも応用できるよう平易な言葉に仕立て直した先駆者だと思う。

 本書は数ある介助技術の実践書の中でも大変わかりやすく,すぐに現場で活用できる基本が身につく良書である。それは,紹介されている技術の根幹を「合理的な身体の動かし方」と「相手との関係の3原則」に集約した結果だろう。実際に介助技術を学びたい方はもちろん,多くの方に効率よく介助技術を指導する立場の方々にもお勧めである。

 介助者の技術向上が介護現場における労働生産性に大いに寄与することは明白である。また,本書の基礎編がうまくマスターできない方,例えば股関節に障害のある方などは,介助者として動きの制限が必要となり,そのチェックにも本書は使用できる。そして,腰痛などの労働災害,介護現場における事故を未然に防ぐチェックにも使えるだろう。

 先進国で進む高齢化対策には,本書で紹介されている身体の動かし方を多くの人がマスターし,日常に応用してもらうことが有益と考える。その証拠に著者は,国内では2,000回以上,そして台湾,ニューヨークで立て続けに講演を行い,好評を博してきた。

 それに加え,災害大国の日本においてはいつ自らが介助者,あるいは被介助者になるかわからない。高齢者・障害者だけでなく災害弱者に対して,一人でも多くの人が介助者として関われるよう,現在の支援者だけでなく一般の方々にも本書の技術が広まることを切に願う次第である。

 最後は自分の話になるが,日ごろ介護現場における腰痛診療を行う身として,まずは自ら基礎編を練習し,実践編をマスターすることで,腰痛のない職場に一歩でも近づけるよう精進したい。
己を愛するが如く、汝の隣人を介助せよ(雑誌『精神看護』より)
書評者: 湯川 カナ (一般社団法人リベルタ学舎 代表理事/Yahoo! JAPAN 創業メンバー)
 社会起業家と呼ばれる活動をしていると、「世の中の役に立ちたい」「社会的弱者を救いたい」と目をキラキラさせ、急いて語る女性や若者に多く出会います。彼らに、まず伝えることがあります。「ちょっと待ってくださいね、それ、迷惑かも?」。
 「~したい」というのは、個人の欲。そのとき彼らの頭の中にあるのは、リアルな「世の中」や「弱者」ではなく、妄想です。自分でも力になれる、助けてあげられる、一方的にそういうレベルに引き下ろされた対象。甘い。それでは甘い。
 そこに足りないのは、正確な認識です。自分自身の力(がないこと)、相手の力(があること)、そして互いの関係性(がないこと)。まずは自分を知り、相手を知って、かつ両者の間にしっかりと関係性を結ぶことができて、初めて人の役に立てる(かもしれない)。社会貢献の話は、いつだってそこからです。
 あっ、身体介助も、同じかも? この本を読みながら、考えました。著者が最初に伝えるのは「介助する身体づくり」と「相手との関係性の3原則」。これが、20頁あまりの「基礎編」のすべて。でもこの厚さ2ミリの中に、自分を知り、自分を活かせる関係性を他者と構築する「一生モノの知恵」が、ぎゅっと詰まっています。しかもそれらすべてを、記憶しやすいシンプルな3要素で説明。さすが、人間を知り尽くした岡田さん。
 著者の岡田慎一郎さんとの出会いは、私が20歳の頃に「現役女子大生雀士、現る!」と掲載された情報誌をたまたま岡田さんが読んでいた……ことはどうでもよく(笑)、実際には古武術家・甲野善紀さんのお引き合わせで、私が運営するリベルタ学舎(http://lgaku.com/)という学びのコミュニティで、講座「あたりまえのカラダの使い方」を開催していただいた時が最初です。
 「僕の90代のおばあちゃんが庭の草刈りをする時の股関節の使い方」に始まり、「椅子で寝てしまった子どもを抱え上げてベッドへ運ぶ」など、生活のシーンに密着した身体運用を学ぶ、じつに素晴らしい内容でした(大丈夫、ぜんぶこの本に書いてあります)。最高の知見を誰もが自分で再現できるよう伝える岡田さんの能力に、惚れ惚れしました(大丈夫、本書でも遺憾なく発揮されています)。
 そして私はというと、じつは慢性ぎっくり腰。「社会貢献をする以上、一度引き受けた責任をしっかり果たせるよう、ボランティアではなくビジネスとして持続を」と起業家の卵たちに教えながら、我が身体のこのサステナビリティの欠如よ。そして、本書に付いている動画の「失敗例」を眺め「力み過ぎて身体が固まってしまうの、確かにやってる……」と反省しているうちに気づきました。まずは自分が自分をしっかり介助・ケアできないとダメなのだな、と。
 相手に対し持続的な介助・支援を実現するため、合理的な身体運用を身につけて、まずは自分自身がサステナブルにご機嫌になろう。そして冒頭に登場していただいたような、「誰かの役に立ちたい」そう願う心優しきすべての人が、目一杯その思いを実現できるよう、この本をぜひ読んでいただきたいです。

(『精神看護』2017年9月号掲載)
ベッドサイドでの身体介助を動画付きのハイブリッドな教材で学ぶ(雑誌『看護教育』より)
書評者: 山住 康恵 (共立女子大学看護学部講師)
 本学では,ベッド上での体位変換技術,ベッドからの立ち上がり,立位からいすへの移乗技術を,すべて「紙屋法」「キネステティクス法」「古武術介護法」の3つの方法について,経験できるようにしています。患者と看護師自身の体型や身体状況に合わせてアセスメントし,体位変換方法を選択できるようになるためです。
 体位変換法のなかでも,「自然な身体の動き」に合わせ,多くの動作を組み合わせて行う方法では,「自然な身体の動き」「重心の移動の軌跡」をイメージしづらい学生には難易度が高いようです。
 そういった事情もあり,初めて身体介助に接する学生は,古武術法が「楽に実施できる」と実感することが多いようですが,この「古武術介護法」を編み出した岡田慎一郎先生の最新著作が本書です。
 本書は,大きくは「第I部 基礎編」と「第II部 実践編」にわかれており,基礎編では「身体介助を行うために必要な身体とは何か?また,その身体はどうやってつくるのか?」について学びます。身体を使うことに慣れていない学生にはここからしっかり読んでもらうと良いでしょう。実践編では,タイトルに「シンプル」という言葉が使われている所以になったであろう「相手との関係の3原則」を使い,実際の介助技術を3つの原則でシンプルに腑分けしながら解説がなされます。
 また,本書の白眉な点の1つが動画です。実践編はQ&A方式になっており38の事例が用意され,クエスチョンに答える形で,実際の技術の1例がアンサーとして示されています。無音で簡潔に編集がなされているので,飽きずに繰り返し動画を見ることができ,わからなくなったところでいったん止め,本の解説を見直し,また始めからという継続的な学習が可能です。付属のDVDだけでなくwebからも動画が見られますので,ベッドサイドでスマートフォンやタブレットを用い動画を視聴できる簡便さもあります。
 本学では,演習時の予習方法としてe-learningで教員のデモンストレーション動画と写真付きの解説を視聴し,演習中はベッドサイドのTVモニターとスクリーンにデモンストレーション動画を繰り返し見ながら実施しています。動画の利用は技術を学ぶ際には効果的ではありますが,動画の準備が困難,また演習を行う環境が整わないという先生方にとって,本書は格好のテキストとなるのではないでしょうか。
 実際の看護現場をまだ経験していない学生に,限られた時間で身体介助技術の全てを教えるのは困難かと思います。瞬時に状況に応じた対応ができる看護師を育成するうえで,画像や動画を含めたハイブリットな教材を活用した授業は,効率的かつ効果的であると考えています。

(『看護教育』2017年8月号掲載)
書評(雑誌『訪問看護と介護』より)
書評者: 杉村 真美 (HEIAN(Healthy & Inspiring Aging Network)代表)
 以前、岡田慎一郎先生の「身体介助術」のニューヨークでの講演会に参加させていただいたことがあります。実践指導を通じて教えてくださった多くの技を一生懸命覚えて帰ったつもりでしたが、いざ実生活で活かそうというとき「あれ? この場合はどう動くんだったっけ?」と思い出せなかったことがあり、とても残念な思いをしていました。そのようなとき、DVDとWeb動画付きの本書が発売されたことを知り、早速手に取りました。
 本書はタイトルどおり“シンプル”な身体介助術の本です。基礎編と38事例の実践編で構成され、「相手との関係の3原則」を軸に、具体的な動き方をDVDとWeb動画で確認しながら読み進むことができます。非常にわかりやすく、覚えやすく、もし忘れてもすぐに動画で再確認できるので安心です! そして、ほかの多くの介助技術の書籍との違いは、驚くほどシンプルで一貫性のある点だと思います。

◆随所にちりばめられた重要なヒント

 また、本書には、重要なヒントが随所に出てきます。たとえば、在宅介護のためにトイレをリフォームされたお宅におじゃました際、便座から立ち上がるとき、目の前に手すりがあって便利だなと感じます。しかし、介助が必要な方にとっては、手すりが「目の前」ではダメなのです。むしろ、手を伸ばし自分で腰を浮かせるために遠くにあるほうがよいのです。また、ベッドに寝ている方や車いすに座っている方に話しかけるとき、気づかないうちに、その方よりも高い目線から話しかけていることが少なくありません。それでは、知らず知らずのうちに相手に威圧感を与えてしまいます。
 私自身、長年にわたり両親の在宅介護、施設での介護を通じ、多くの介護士、看護師の方々にお世話になりました。そのときに本書に出合うことができれば、両親にとっても、そして介護者にとっても、もっと心と身体に優しい介護ができたのではないかと思いました。とくに自力では移動できない体格の大きい方を動かす方法、ベッドをギャッチアップした際に足元方向にずれた方の体勢を戻す方法、車いすからベッドへの移乗方法などは頻繁に使う技術なので、もっと早くに知りたかったという思いです。加えて、認知症・暴力対応の方法も紹介されており、多くの介護士、看護師が抱えるご苦労を減らすことができるのではないかと思います。

◆身体と心の最小限の力で

 介護やケアの仕事を続けるうちに、介護者が身も心も痛めて離職してしまう悲しい現状をよく耳にします。その問題に対する答えの1つが本書かもしれません。本書からは多岐にわたる介助技術が学べるだけでなく、要介護者と介護者の根本的な心のつながりの大切さを再認識できるからです。お互いに無理をせず、工夫により身体と心の最小限の力を大きな力に変えることにより、最大の充足感、満足感を長きにわたり共有できるのではないでしょうか。そんな学びを与えてくれたこの本に感謝するとともに、皆さまにお薦めしたいと思います。

(『訪問看護と介護』2017年6月号掲載)

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