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今日の治療指針 2016年版[デスク判]
私はこう治療している

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「同種薬の特徴と使い分け」を新設。降圧薬や糖尿病治療薬等、多くの同種薬につき、最適な薬剤の選択に有用。
電子版限定コンテンツとして、新たに「エビデンス」を追加。
日常臨床で遭遇するほぼすべての疾患・病態に対する治療法が、この1冊に。
大好評の付録「診療ガイドライン」:診療ガイドラインのエッセンスと利用上の注意点を簡潔に解説。
*「今日の治療指針」は株式会社医学書院の登録商標です。
この書籍には最新版があります。詳しくは今日の治療指針特設ページをご覧ください。
「今日の治療指針」最新版はこちら
シリーズ 今日の治療指針
監修 山口 徹 / 北原 光夫
総編集 福井 次矢 / 高木 誠 / 小室 一成
発行 2016年01月判型:B5頁:2244
ISBN 978-4-260-02392-4
定価 20,900円 (本体19,000円+税)
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 『今日の治療指針』の2016年版を発刊することになった.今版は,過去最多の1,135項目となったが,これまで同様すべての項目を1,103名の新しい執筆者によって書き下ろした.『今日の治療指針』の特徴,とりわけ今版の変更点を挙げて,本書の意義を考察したい.
 本書は,「私はこう治療している」という執筆の基本スタンスを大切にしている.EBMの重要性が浸透し,多くの疾患においてガイドラインが普及している現代において,「私はこう治療している」というスタンスは通用するのであろうか.むろんEBMやガイドラインがない疾患においては,専門医の意見が重要となろう.しかし,専門医の意見が重要なのは,そのような疾患ばかりではない.EBMのもとになるのは,大規模臨床試験やメタ解析であることが多いが,それを目の前のすべての患者に当てはめることは不可能である.EBMの重要性を提唱したSackett DLも,EBMの実践には,学習したエビデンスと個々の医師の経験との統合が重要であると述べている.本書においては,専門家の経験が,「私はこう治療している」に込められている.
 今版では,「高安動脈炎,巨細胞性動脈炎」や「リウマチ性多発筋痛症,RS3PE」などよく遭遇する疾患や「ギャンブル障害,インターネット依存,買い物依存」「災害時の在宅医療」といった時代を反映した疾患・医療など,14項目が新しく追加された.今版からの新企画として,「同種薬の特徴と使い分け」のコーナーを新設した.高血圧や糖尿病など,同種薬が多く,薬剤の選択に迷う疾患において,その使い分けに関する情報をわかりやすいように一覧表で示した.電子版においては,新たに「エビデンス」の欄を設け,各疾患の治療方針を選ぶ際に指針となる文献やガイドラインを掲載した.詳細であることとわかりやすいことを両立させるための新しい試みである.詳しく知りたいと思ったときには,ぜひ電子版で「指針」のもととなった原著を参照していただきたい.電子版は,スマートフォン,タブレット,PCで検索・閲覧できるため,大変好評であり,すでに5,000名を超える多くの方にご利用いただいている.閲覧の際はインターネット接続環境が必要だが,全文検索機能も搭載されているので,その利用価値はますます高まっている.また 『治療薬マニュアル 2016』 にも電子版がついているので,両方の電子版を利用すれば,『今日の治療指針』の処方例の薬剤から『治療薬マニュアル』の詳しい薬剤情報にリンクでき,非常に便利である.
 以上のように,半世紀以上の歴史をもつ『今日の治療指針』ではあるが,年々時代とともに変貌を遂げており,現時点における最も優れた治療年鑑となっている.今版も,医療や介護にかかわる多くの方々のお役に立つことを心から祈念する.

 2015年12月
 監修・総編集を代表して
 小室一成

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凡例
カラー図譜

総論
1 救急医療
2 中毒性疾患
3 感染症
4 原虫症,寄生虫症
5 呼吸器疾患
6 循環器疾患
7 消化管疾患
8 肝・胆・膵疾患
9 腎疾患
10 血液疾患
11 代謝疾患
12 内分泌疾患
13 アレルギー疾患
14 膠原病および類縁疾患
15 神経・筋疾患
16 精神疾患
17 環境・職業性因子による疾患
18 整形外科疾患
19 泌尿器科疾患
20 皮膚科疾患
21 産婦人科疾患
22 新生児疾患
23 小児科疾患
24 眼科疾患
25 耳鼻咽喉科疾患
26 歯科・口腔外科疾患
27 介護に関わる問題

付録
 緩和医療における薬物療法
 抗菌薬による感染症の外来治療
 予防接種(ワクチン)の種類・接種時期一覧
 小児薬物療法の注意点
 高齢者の薬物療法
 妊婦・授乳婦への薬物療法と海外リスク分類
 肝・腎障害時の薬物療法の注意点
 プライマリケア医のためのがん診療の最新動向
 皮膚外用薬の使い方
 漢方製剤(健保適用)の使い方
 薬物治療モニタリング(TDM)
 臨床検査データ一覧
 診療ガイドライン
 薬物の副作用と相互作用(電子版でご覧頂けます)

索引
 事項索引(和文)
 事項索引(欧文,数字)
 処方薬剤索引

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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