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研修医のための
整形外科診療「これだけは!」 第2版

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好評を博した初版のコンセプト「重大な見逃しなく、かつ要領よく」はそのままに、今版からは日本整形外科学会の各ガイドラインの内容を新たに盛り込み、時間がない研修医をさらに強力サポート! 実際の診療場面に即して“リスト化”された項目をそのまま読み進めることができるため、研修医として最低限マスターしておかなければならない事項が手に取るようにわかる。整形外科医を目指す研修医、必携の1冊!
編集 高橋 正明
発行 2014年04月判型:B5頁:224
ISBN 978-4-260-01949-1
定価 6,160円 (本体5,600円+税)

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はじめに

 2009年4月の初版発行からすでに5年間が経過しました.
 本書初版は雑誌『臨床整形外科』に2007年1月~2008年6月の1年半,全18回にわたり掲載された連載企画「臨床研修医のための整形外科」を1冊の書籍として再編集されたものです.この連載は以下のコンセプトに基づいて執筆されました.
 一般病院では,整形外科医が登場する機会が数多くあります.
1.外来診察室では:高齢社会になり,高齢者の骨折(脊椎圧迫骨折・大腿骨頚部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕骨頚部骨折など),骨粗鬆症,変形性脊椎症,腰部脊柱管狭窄症,変形性関節症で苦しむ患者数が増加しています.
2.救急外来では:救急車で運ばれてくる外傷患者の9割以上が整形外科医の出番です.脳外科医や外科医が担当する頭部・胸腹部外傷がある場合でも,それ以外に整形外科が扱う外傷(四肢の骨折など)を伴っていることがほとんどです.
3.病棟業務では:手術件数が増えると必然的に病棟業務が増加します.
4.手術室では:高齢者の大腿骨頚部骨折手術件数が年々増加しています.
 さて,これから整形外科を学ぼうとする研修医に最低限マスターしてもらいたいこと,すなわち重大な見逃しをなくし,かつ要領よく仕事をこなしてもらうために必要な知識を整理していきたいと考えます.
『臨床整形外科』(第42巻,第1号)「連載にあたって」より

 初版で掲げた上記のコンセプトはそのままに,今回は次の目的のために改訂を行うことにしました.1つは,整形外科診療で変化した考え方を加筆または変更したことです.もう1つの目的は,14疾患の診療におけるスタンダードな知識として日本整形外科学会からガイドラインが発行されていることから,特に研修医の皆さんが診療に際し重要だと思われる内容をこのガイドラインからピックアップして本書に記載することです.
 これから整形外科を学ぶにあたり,研修医の皆さんがスタンダードな本を購入し,勉強していかなければならないことは言うまでもありませんが,本書を読むことで,一般病院で日常行われている整形外科医の診療像が把握でき,さらに実践に役立てることができれば幸いです.また,整形外科専門医を目指し,日常診療に追われ疲れ果てている研修医の皆さんが,専門医申請時までに経験した1つひとつの大切な症例が無駄にならないように,この本が役立ち,日頃から整形外科研修記録を絶えず手元に置くきっかけになることを願います.

 2014年3月
高橋正明

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はじめに
本書の構成

I 診察室編
 1 頚椎疾患
 2 腰椎疾患
 3 肩関節疾患
 4 膝関節疾患
 5 肘関節疾患
 6 股関節疾患
 7 手の外科疾患
 8 足の疾患
 9 骨・軟部腫瘍
 10 その他の重要疾患
 11 単純X線画像読影のポイント
 12 徒手検査

II 救急室編
 1 脊椎・脊髄の外傷
 2 上肢の外傷
 3 下肢の外傷
 4 手の外傷

III 手術室編
 1 脊椎手術
 2 四肢手術

索引

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