解剖学 第3版

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呼吸器系、循環器系、消化器系の知識をはじめ、特にPT、OTにとって重要となる運動器系、神経系には十分な紙面を割いて詳説。人体の構造を経皮的に理解するという視点に立ち、「理学・作業療法との関連事項」では、骨、筋、神経の観察法を多数の写真を用いて解説。筋の起始・停止、神経支配は図版と一覧表との対照により学習しやすくまとめている。また、頻度の高い運動器や神経の異常についても触れている。第3版では図版をフルカラー化し、さらに見やすく、理解しやすくなっている。
シリーズ 標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野
シリーズ監修 奈良 勲 / 鎌倉 矩子
編集 野村 嶬
発行 2010年03月判型:B5頁:472
ISBN 978-4-260-00876-1
定価 6,600円 (本体6,000円+税)
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第3版の序

 初版を2001年に発刊してからちょうど10年目の節目となる今,改訂第3版を出版できることは無上の喜びである.初版の発刊当時は2000年から始まった理学療法士・作業療法士養成数の“爆発的”な増加の初期であり,養成校の理学療法士と作業療法士の定員は合計約9,000名であった.現在はその定員が合計約21,000名に達する状況になり,理学・作業療法士養成の量的拡大の段階がそろそろ終わりに近づきつつあり,代わってその質的充実が強く要請される段階になっていると思われる.そのような状況認識のもとで第3版の改訂を行った.
 この第3版には2つの主要な改訂点がある.第1は掲載された図をフルカラーにしたことである.図のフルカラー化により図の情報量を高めるとともに,旧版のモノクロ刷や2色刷の図ではわかりにくかった構造も明確にすることができた.第2は第2版の内容を総点検して修正・加筆すると同時に,理学療法士や作業療法士の臨床との関連内容をより充実させたことである.これらの改訂により本書は,旧版よりはるかにグレードアップして,理学療法士・作業療法士の解剖学教育の質的充実に貢献できるテキストに仕上がったと自負している.
 ご尽力いただいた分担執筆者の先生方,および常に的確な指示と正確で粘り強い作業をしていただいた医学書院の関係諸氏に深謝いたします.
 本書に対しても,これまでと同様に忌憚のないご意見やご批判をいただければ幸いです.

 2010年1月
 野村 嶬

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序説 PT・OTと解剖学のかかわり
1 解剖学総論
 I 解剖学とは(定義・目的)
 II 人体の大要と解剖学用語
 III 人体の構成
 IV 循環器系
 V 内臓学
 VI 感覚器系
 VII 人体の発生
2 骨格
 I 骨学総論
 II 骨学各論
 III 理学・作業療法との関連事項
3 関節と靱帯
 I 関節靱帯総論
 II 関節靱帯各論
 III 理学・作業療法との関連事項
4 筋系
 I 筋学総論
 II 筋学各論
 III 理学・作業療法との関連事項
5 神経系
 I 神経系総論
 II 中枢神経系
 III 末梢神経系
 IV 理学・作業療法との関連事項

 資料1 参考文献
 資料2 セルフアセスメント
 索引

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