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≪シリーズ ケアをひらく≫

異なり記念日


著:齋藤 陽道

  • 判型 A5
  • 頁 240
  • 発行 2018年07月
  • 定価 2,160円 (本体2,000円+税8%)
  • ISBN978-4-260-03629-0
手と目で「看る」とはどういうことか。
「聞こえる家族」に生まれたろう者の僕と、「ろう家族」に生まれたろう者の妻。ふたりの間に、聞こえる子どもがやってきた! 身体と文化を異にする3人は、言葉の前にまなざしを交わし、慰めの前に手触りを送る。見る、聞く、話す、触れることの〈歓び〉とともに。ケアが発生する現場からの感動的な実況報告。
*「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。
序 文
男の写真家は聴者の家庭で育ち、
日本語に近づく教育を受けました。
(本格的に日本手話を使いはじめたのは十六歳のときです)。
女の写真家はろう者の家庭で育ち、
生まれたときから日本手話で語り、聴きました。

日本語と日本手話は別の言語です。
言葉が違えば見ている世界も違います。

や...
男の写真家は聴者の家庭で育ち、
日本語に近づく教育を受けました。
(本格的に日本手話を使いはじめたのは十六歳のときです)。
女の写真家はろう者の家庭で育ち、
生まれたときから日本手話で語り、聴きました。

日本語と日本手話は別の言語です。
言葉が違えば見ている世界も違います。

やがてふたりは結婚して、こどもを授かりました。
どうやら聞こえるらしい。聴者です。
からだが違えば見ている世界も違います。

そんな「異なる」三人が、
毎日をどんな風に過ごしているのか――。
本書は、男の写真家から見た記録です。
目 次
1 唄っていた

2 よく看える

3 聞こえの兆し

4 手の物語

5 生活を見にいく

6 湯けむりひらめき

まなみというひと

7 電話をかけよう

8 世界はことば

9 隣接する平行線

10 Hの字で寝る

11 すき! すき! すき!

12 異なり記念日

あとがき