医学界新聞

 

国際モダンホスピタルショウ2000
開催説明会および新春講演が行なわれる



 さる1月26日に,国際モダンホスピタルショウ2000の開催説明会および新春講演が,東京・千代田区の東条インペリアルパレスにおいて行なわれた。
 日本病院会(中山耕作会長),および日本経営協会(茂木友三郎会長)の主催による本年の国際モダンホスピタルショウは,きたる7月12-14日の3日間にわたり,東京・有明の東京ビッグサイトにおいて開催される。27回目となる今回は,「さらなる飛躍をめざして-21世紀への保健・医療・福祉の展開」をテーマに,病院環境・設備や医療機器・材料,看護支援関連などを展示。その他,特別企画「蘭学事はじめコーナー(日蘭交流400周年記念事業)」,医療・福祉車両コーナー,ベンチャー企業支援コーナー,ブックコーナー,テクニカルセミナー,エムプレップ2000(主催:米国商務省,他)などが行なわれる。
 開催説明会において三宅浩之氏(ホスピタルショウ委員長)は,「多くの人々を招き,提案の場,ディスカッションの場としたい」と述べ,また青山弘光氏(日本経営協会理事長)は,「医療・福祉業界の潜在需要を顕在化させ,社会に貢献したい」と抱負を語った。なお,新春講演では高野喜久雄氏(総泉病院長)が,「オランダに学ぶ保健・医療・福祉」を講演。「日本の設備は優れているかもしれないが,医療施設内での規制が多い。施設内でも服装や行動など,個人の考えを尊重し,もっとプライバシーが守られている環境にすべき」と,欧米と比較した日本の問題点を指摘した。