第2373号 2000年1月31日


看護史年表


〔1900年以前〕
593聖徳太子,大阪に四天王寺を建立
712「古事記」(看護に関する最古の記録)
718養老律令制定(医疾令に看護の記載)
730頃光明皇后,施薬院・悲田院を設け救療事業を行なう
1240頃僧良忠,「看病用心鈔」をあらわす(日本最初の仏教看護書)
1549ザビエル,日本にキリスト教を伝える
1603徳川家康,江戸幕府を開く
1774杉田玄白ら,「解体新書」を翻訳出版
1824シーボルト,長崎にて診療所を開く
1868明治維新
 明治政府,西洋医学を採用。横浜軍陣病院ではじめて女性の看護人を採用
1873杉本かね,初の専門職看護婦順天堂医院の婦長となる
1877博愛社(後の日本赤十字社)創設
1885有志共立東京病院看護婦教育所(後の慈恵看護専門学校)発足
 わが国最初の女医(荻野吟子)誕生
1886京都看病婦学校発足
 桜井女学校付属看護婦養成所発足
1887博愛社,日本赤十字社と改称
1888磐梯山噴火(日赤がはじめて救護活動を行なう)
1889大日本帝国憲法発布
1890日赤看護婦養成所発足
1891濃尾大地震(日赤や他の各機関から救護看護婦を派遣)
1892同志社病院で巡回看護を始める
1894-95日清戦争(日赤看護婦を中心に,女子が内地ながら戦時救護に従事)
1896平野藤「看病の心得」発刊
1899産婆規則制定
1900北清事変(日赤が病院船など救護活動)
 東京府,看護婦規則発令
〔1901年以後〕
1902聖路加病院開設
1904聖路加病院で看護婦養成が始まる
1908大関和,「実地看護法」発刊
1909萩原タケ,第2回ICN大会に出席
1914-18第1次世界大戦(初の国際救護活動として欧州へ看護婦派遣)
1915看護婦規則制定
1920聖路加国際病院付属高等看護婦学校発足
 第1回ナイチンゲール記章
1922健康保健法公布
1923関東大震災(各地より救護団派遣)
1927日本産婆会設立
 聖路加女子専門学校発足
1928日赤,社会看護婦の養成を始める
1929日本看護婦協会設立
1932日本帝国看護婦協会設立
1937日華事変(救護看護婦が第一線で活躍)
1938厚生省設置
1939-45第2次世界大戦
1940厚生省,保健婦の養成を始める
1941保健婦規則制定
 日赤で乙種看護婦の養成を開始
 日本保健婦協会設立
1945第2次世界大戦終わる
 GHQ公衆衛生福祉局看護課を設置(初代課長にオルト大尉,後に少佐)
1946日本産婆看護婦保健婦協会設立(翌1947年に第1回総会を開催)
 聖路加・日赤の両女子専門学校が合併し,看護教育模範学院となる
 日本国憲法発布
 「看護学雑誌」創刊
1947助産婦規則制定
1948保健婦助産婦看護婦法公布
 厚生省医務局に看護課設置(初代課長に保良せき)
1949「看護」発刊
1950厚生省,完全看護制度を打ち出す
 第1回看護婦国家試験が行なわれる
1951保健婦助産婦看護婦法が改正,准看護婦が誕生
 日本看護協会発足
 「保健婦雑誌」創刊
1952第1回の助産婦・保健婦国家試験行なわれる
 高知女子大学家政学部衛生看護学科発足(わが国初の4年制看護系大学)
 「助産婦雑誌」創刊
1953東京大学医学部衛生看護学科発足
1954乙種看護婦養成所全廃
 聖路加女子短大・日赤女子短大発足
1956看護制度改悪反対運動おこる
19572年課程の進学コース開設
1958基準看護実施
1960いわゆる病院スト起こる
 「看護教育」創刊
1961国民皆保険スタート
1964初の高等学校衛生看護科,神奈川県立二俣川高校発足
 聖路加看護大学発足
 東京オリンピック開催
1965東京大学医学部保健学科発足,大学院設置
1967日本看護学会創設される
1968いわゆるニッパチ闘争起こる
 わが国初の心臓移植手術(札幌医大)
 「看護研究」創刊
1970臨床検査技師誕生
1972基準看護に特類看護が加えられる
1974ナースバンク制度創設
1975千葉大学看護学部発足
 日本看護協会,准看廃止を打ち出す
1977国立看護研修研究センター落成
 第16回ICN大会,東京で開催
 ILO,看護職員条約を勧告
1978日本看護研究学会創設
1980千葉大学と聖路加看護大学に大学院課程設置
1981国際障害者年
 日本看護科学学会創設
 初のホスピス(聖隷ホスピス)誕生
1983老人保健法施行
1984厚生省機構改革,健康政策局に看護課
1986日赤看護大学発足
1987老人保健法改正施行,老健施設創設
 「社会福祉士および介護福祉士」制定
1988診療報酬改訂で特3類看護,訪問看護・指導料が新設される
 精神保健法施行
 北里大学に看護学部設置(私立総合大学では初)
 訪問看護等在宅ケア総合推進モデル事業始まる
1989介護福祉士第1回国家試験
1990看護学教育のカリキュラム改正
 看護婦国家試験年1回となる
 第22回ICM(国際助産婦連盟)大会が神戸市で開催
1991国際看護理論家会議開催
 日本看護教育学会第1回学術集会
 「看護管理」創刊
1992老人訪問看護制度発足
 救急救命士制度発足
 「看護婦等の人材確保の促進に関する法律」制定
1993准看護婦のお礼奉公が問題に
 日本看護協会中央ナースセンター発足
 日本ではじめての看護学博士誕生
1994初の保健士誕生
 新看護体系(付き添い婦廃止の方向へ)
1995阪神・淡路大震災,死者約6300人
 地下鉄サリン事件
 日本医療機能評価機構設立
 初の遺伝子治療を実施(北大)
 「訪問看護と介護」創刊
1996 初の専門看護師6名誕生
 国立病院で2交替制導入
 O-157による集団食中毒発生
 厚生省,准看護婦問題調査検討会が報告書をまとめる
1997初の認定看護師誕生
 臓器移植法施行
 介護保険法成立
1998言語聴覚法施行
 精神保健福祉法施行
 「精神看護」創刊
1999初の脳死による臓器移植が実施される
 いわゆる准看問題で,准看護婦の資質の向上に関する検討会,准看護婦の移行教育に関する検討会が報告書
2000介護保険法施行
(参考資料:看護学生のための日本看護史,系統看護学講座 看護史,写真でみる日本近代看護の夜明け,看護史年表第3版,以上医学書院)