医学界新聞

 

MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内


小児の画像診断に携わる臨床医に必要な知識を網羅

新生児・乳児の臨床画像診断 仁志田博司,河野敦 編集

《書 評》平松慶博(東邦大教授・放射線医学,日本小児放射線学会前理事長)

放射線科医のジレンマを解決

 小児の画像診断は,上は頭部の神経放射線学から,下は足の骨折などの整形外科学に至るまで,広い領域をカバーする。したがって,小児の画像診断に従事する放射線科医師(小児放射線科医)は,成人における放射線学的読影技術を身につけた上,さらに小児の特徴を知っていなければならない。これは,小児の画像診断に携わる者の大きな喜びであると同時に,大きな苦痛を伴う。特に,画像診断の方法が超音波,CTさらにMRIの出現などにより,きわめて多岐にわたり,しかもそれらの新しい手法にかなりの時間を割かないと,その技術的進歩の速さには追いつけなくなってしまう。新しい技術に精通しようとすると,これまで営々として築かれてきた基本的な手技がおろそかにされてしまう恐れがある。これは小児放射線科医に限らず,すべての放射線科医の持つジレンマであるが,この共通の悩みに対する解決がこの新しい教科書である。つまりオーソドックスな単純写真の読影,詳しい透視技術の解説,さらに新しい画像診断技術および読影法など,必要なものすべてが網羅されている。

最新技術・知見をコンパクトに

 本書はわが国における新生児学の権威である東京女子医大母子総合医療センターの仁志田博司教授と,かつては東京女子医大で共に働かれたこともあり,現在は獨協医大放射線科に勤務されている放射線科の中堅のエース河野敦助教授との調和のとれた編集によるもので,編者を含めて15名のそれぞれの分野のエキスパートによる分担執筆である。分担執筆者ほとんどが放射線科医であるが,小児科医のほか外科系の専門医も含まれている。それぞれのパートにおける重要な基本的事項のほか,最新の技術,最新の知見がコンパクトにまとめられた,すぐれた新生児・乳児の画像診断の教科書である。「臨床」という形容詞がつけられているが,まさに小児の画像診断に携わる臨床医(放射線科医,小児科医,小児外科医など)必見の書である。これから放射線科専門医試験を受験される放射線科医にもぜひ勧めたい。しかし,何といっても本書による第一の受益者は小児である。
B5・頁370 定価(本体18,000円+税) 医学書院


心拍変動に関する研究全体を俯瞰するテキストブック

心拍変動の臨床応用
生理的意義,病態評価,予後予測
 林博史 編集

《書 評》石川恭三(杏林大教授・内科学)

自律神経系が心臓に及ぼす影響

 循環機能は交感神経系と副交感神経系の相互作用を通して調節されている。循環機能を示す最も単純な指標の1つである心拍数も交感神経系と副交感神経系の両方から調節を受けており,心拍数の変動から自律神経系の心臓に及ぼす影響についての解析がこれまでいろいろ試みられてきた。しかも,ホルター心電計が導入されて以来,時間領域解析(time domain法)ならびに周波数領域解析(frequency domain法)を用いての心拍数変動の研究が飛躍的に進歩し,多くの新知見が報告されてきた。
 しかしその一方で,心拍変動に関する知見が多方面に及び,知見相互間の関連性について次第に不明瞭になってきている。このような状況下で,心拍変動に関する研究全体を俯瞰するテキストブックの出版が切望されていた。そんな折もおり,津島市民病院副院長林博史氏の編著による『心拍変動の臨床応用―生理的意義,病態評価,予後予測』というタイトルのテキストブックがこのたび,医学書院から出版された。
 心電図の専門家であり,生体現象を時間的経過の中でとらえる「時間医学」の提唱者の1人でもある林氏が編著した本書は,現在この分野の第一線で活躍中の13名の研究者により分担執筆されたものである。
 その内容を以下に紹介する。
 第1章 Introduction(1.心拍変動とは,2.心拍変動のサーカディアンリズム,3.日常活動と心拍変動,4.各種病態と心拍変動)
 第2章:心拍変動の意義と測定・解析法(1.心拍変動の発生機序,2.心拍変動測定機器および測定法,3.解析法,4.正常域,5.利点と問題点,6.臨床応用,7.将来の展望)
 第3章:狭心症・虚血性心疾患と心拍変動(1.狭心症,2.急性心筋梗塞,3.陳旧性心筋梗塞,4.再潅流療法・Coronary Intervention,5.冠動脈危険因子)
 第4章:致命的不整脈・突然死と心拍変動(1.不整脈の機序と自律神経,2.心拍変動解析による2つのアプローチ,3.心拍変動による致死的不整脈・突然死の予測,4.不整脈あるいは突然死直前の心拍変動,5.不整脈基質に対する心拍変動の関与,6.突然死予測における圧受容体反射感受性と心拍変動,7.他の不整脈疾患と心拍変動,8.不整脈治療と心拍変動)
 第5章:心不全と心拍変動(1.原因疾患,2.重症度,3.治療効果,4.心不全の予後)
 第6章:高血圧症と心拍変動(1.高血圧患者における心拍変動,2.高血圧臓器障害と心拍変動,3.二次性高血圧症と心拍変動,4.高血圧症の病態と心拍変動,5.自律神経機能のサーカディアンリズム,6.加齢と自律神経機能,7.降圧薬治療と心拍変動)
 第7章:心疾患以外の各種疾患と心拍変動(1.心拍変動測定の臨床的意義,2.糖尿病,3.甲状腺機能障害,4.神経性食欲不振症,5.神経疾患,6.脳血管障害,7.痴呆,8.睡眠時無呼吸症候群,9.呼吸器疾患)
 第8症:各種薬物と心拍変動
 A.薬物と心拍変動(総論)
 B.各種薬物と心拍変動(1強心薬,2.抗不整脈薬,3.降圧薬,4.β遮断薬,5.向精神薬,6.麻酔薬,7.ムスカリン受容体遮断薬)

心拍変動を多方面から解説

 本書では,このように心拍変動に関してきわめて多方面からの解説が行なわれており,しかも最新の知見がよく整理された形で網羅されている。ところどころに挿入されているSide Memoは,現在注目されている問題点や古典的な問題点などを要約して述べており,なかなかにおもしろい読み物になっている。
 多くの心疾患の発症ならびにその後の経過に自律神経活性が多かれ少なかれ関与しており,それらの解明の1つの手段として心拍変動の解析はますますその必要性が増してくると思う。このような状況下に本書が出版されたことは誠に時宜を得たものと言える。
 本書は,循環器病専門医のみならず,循環器病に興味をお持ちの臨床医の皆様にぜひお読みいただきたい好著として推薦したい。
B5・頁172 定価(本体6,600円+税) 医学書院


視覚で学ぶ精神薬理学テキスト

精神薬理学エセンシャルズ 神経科学的基礎と応用
Stephen M. Stahl 著/仙波純一 訳

《書 評》松浦雅人(日大助教授・精神神経科学)

 本書はきわめてユニークな本である。毎頁に4色刷りのきれいな図が描かれている。図とその説明を通読することで,精神薬理学の全貌が理解できるしくみになっている。神経伝達物質,受容体,酵素などが楽しい絵柄で表現されているため,これらのダイナミックな働きがイメージとして頭に入る。人間の情報処理能力は視覚優位であると言われるが,本書に接して改めてその認識を強くした。「図説……」と表題をつけた医学関連図書は多いが,本書はまさに図説精神薬理学である。

情報伝達連鎖反応のネットワーク

 第 I 部は,臨床精神薬理学の神経科学的基礎を解説している。神経伝達物質を主役とする情報伝達連鎖反応のネットワークが独特の絵柄でみごとに描かれている。酵素は生き物のように描かれ,トランスポートキャリアは予約席を持った客車として描かれ,その他イオンチャンネルや2次メッセンジャーなどが活躍する様子がいきいきと表現されている。1次メッセンジャーが受容体を変化させ,G蛋白の構造変化を引き起こし,メッセンジャー合成酵素が活性化され,2次メッセンジャーが細胞内酵素を活性化し,イオンチャンネルを開き,新しい化合物が合成され,これが受容体のダウンレギュレーションやアップレギュレーションを起こすさまが,あたかも楽しいドラマを見ているようである。

薬物作用の空間的,時間的,機能的作用を視覚化

 第 II 部は,精神薬物療法と精神障害に関する記述で,本書の圧巻である。抗うつ薬,気分安定薬,抗不安薬,鎮静・催眠薬,抗精神病薬,認知促進薬,神経保護作用薬,そして乱用される薬物が,美しい絵柄で明解に解説されている。これまでの精神薬理学テキストにも,これらの薬物の作用機序について記載されているが,その空間的,時間的,機能的作用が視覚化されるので,読者は十分に理解できるのではなかろうか。向精神薬を使用しているすべての臨床医だけではなく,精神薬理学の専門医にも一読を勧めたい。訳者の仙波先生は,放送大学で精神保健の教育と啓蒙をされておられるが,神経化学と精神薬理学の研究者でもある。本書の翻訳にうってつけの専門家であり,わが国に本書を紹介してくださった労に敬意を表したい。
B5・頁396 定価(本体8,800円+税) MEDSi


若手医師に向けた躁うつ病ハンドブック

双極性障害 躁うつ病の分子病理と治療戦略
加藤忠史 著

《書 評》高橋清久(国立精神・神経センター総長)

 医師になって12年目の著者は,すでに国際的にも評価されるいくつかの論文を発表している新進気鋭の躁うつ病研究者である。MRSを用いて一連のリチウム代謝の研究を行ない,躁病患者の脳内代謝異常を明らかにしたり,躁うつ病とミトコンドリア異常に注目するなど,わが国の躁うつ病研究の牽引者となることが期待されている。その一方では,臨床医として優れた資質も備えており,日常の診療に精を出しながら,後進の指導にも熱心である。その著者が研修医あるいは若手精神科医向けの躁うつ病ハンドブックとして書いたのが本書である。豊富な知識と,鋭い観察眼と,病者に向けた優しい眼差しとで書かれている。

臨床医に必要な知識を網羅

 本書は,「1.概念が出来るまで」,「2.どんな症状が出る病気か」,「3.原因は何か?」,「4.どうやって診断するか」,「5.双極性障害の治療戦略」,「6.治療に用いる薬について」,「7.無けいれんECTについて」,と7章に分かれているが,読み終わると双極性障害に関して,臨床医に必要な知識がすべて身につくという思いがする。
 通読して4つのキーワードが頭に浮かぶ。読みやすさ,正確さ,包括的,誠実さである。文章が明快であり,わかりやすい。とりわけ疾患概念や診断の頁ではその印象が強いが,これは著者が操作的診断法のメッカである滋賀医大精神科で診断技術を磨き,その体系が頭の中できれいに整理されているからであろう。また,記述が正確であり,現在までに明らかにされている事柄と今後明らかにされるべき事柄とが明確に区別されている。双極性障害の疫学,原因,診断,治療,予後,予防その他重要な事柄が網羅されており,抜き落ちているものはないように思える。その中で特に著者が力を入れたと思えるのは治療と予防である。患者の受け入れから,治療を経て,予防戦略にいたる記述は,きめ細かく書かれており,研修医やレジデントにとっては,日常の臨床医やレジデントにとっては,日常の臨床で大いに役立つものである。躁うつ病に限らず,患者や家族が病気を理解できないために,適切な治療を受けずにいることによって,2次的に社会的不利を蒙るのが,精神疾患の問題点であるが,このことに殊の外思いの強い著者は,患者と家族の心理教育にも細かく触れており,これも若い医師にとって臨床上参考になるであろう。これらの記述の背景には,患者と家族への誠実さに満ちた臨床医としての著者が見えかくれする。

双極性感情障害に関する唯一のテキスト

 このようなタイプのハンドブックはこれまでにあまり見かけない。特に双極性感情障害に関しては唯一のものであろう。若い医師のみではなく,経験を積んだ医師にとっても新しい発見の多い著書であると思われるので,広く一読をお勧めする。
A5・頁250 定価(本体3,900円+税) 医学書院


患者の利益となるマンモグラフィのために

マンモグラフィガイドライン
日本医学放射線学会,日本放射線技術学会 編集

《書 評》川上壽昭(愛媛大附属病院・放射線部)

 ご承知のように,乳癌検診は昭和62年から老人保健法の中に組み込まれて,かなり大規模に実施されてきた。しかし,その内容は基本的に視触診法によって行なうものであった。
 一方,富永班による調査では,視触診による乳癌検診の有効性に疑問を投げかける結果が報告されている。もちろん結果の評価にはさまざまな見方があろうが,今後乳癌の診断においてマンモグラフィが最も重要な役割を担うことは間違いない。
 今,手にしている『マンモグラフィガイドライン』は,多くの点でユニークな書籍である。それを端的に表しているのは,この本の編集にあたったマンモグラフィガイドライン委員会であろう。内容をご覧いただければおわかりのように,画像の診断に携わる医師や画像の撮影に携わる診療放射線技師ばかりでなく,外科医や病理学者,さらには放射線物理士まで,多くの専門家がそれぞれのアプローチで「患者さんの利益となるマンモグラフィ」のために執筆されている。また単に書籍を発刊するだけでなく,これまで全国で教育講演やシンポジウム,読影教育や講習会が併せて実施されてきた歴史も見逃せない。

放射線診療の場における真のチーム医療具現化

 すでにごくあたりまえのこととなった癌の集学的治療は,関連する多くの医師が各々の専門を越えて臓器別に「集学」するという,当時としては非常にユニークな試みであった。このガイドラインを手にして筆者は,集学的な「治療」が検査や診断も含めた集学的な「医療」になったとの感を強くする。チーム医療という言葉自体はなじみのあるものになったが,その具体的な中身はいかがであろう。各々の現場で貴重な試みが続けられてはいるものの,未だそれらは普遍的なシステムとしての形を持てないのではないだろうか。このガイドラインは,前身となった乳房撮影ガイドラインの発刊から5年を経て,全面的に書き直されることで放射線診療の場における真のチーム医療を具現化したと言える。この本を一読して今後こうした新たな集学的アプローチがマンモグラフィ以外でも試みられることを願うのは筆者ばかりではないだろう。その意味で,この本は放射線診療全体への「ガイドライン」としてとらえることもできよう。

今後の乳癌検診のスタンダード

 またこの本は直接診療に携わる医療スタッフのみならず,地域において乳癌検診システムを構築しようとする実務者にとっても有用なものである。特に所見用語や記載の方法,精度保証やリスクの問題については,今後このガイドラインがスタンダードとして利用されることになろう。
 先日,アメリカにおけるマンモグラフィの品質保証,精度管理に関する講演を聴く機会に恵まれた。アメリカでは以前から法的なサポートを含めて非常に有効なアクションプログラムがいくつも実施されている。日本におけるマンモグラフィは,今ちょうど新たなスタートラインに立ったところである。しかし,『マンモグラフィガイドライン』という効果的なガイドブックによって,すぐにも「患者さんの利益となるマンモグラフィ」とそのシステムが,明らかな有効性を示すアクションプログラムとして機能することを願って止まない。
A4・頁76 定価(本体2,800円+税) 医学書院


厳選された貴重な食道疾患58例をまとめたアトラス

食道疾患レアケース・アトラス 日本食道疾患研究会 編集

《書 評》遠藤光夫(前東医歯大教授)

 第52回日本食道疾患研究会(1998年)を主催した当番世話人の小泉博義先生が,研究会の主題の1つに「見て良かった稀な食道疾患」を取り上げられたところ,全国から110余題の演題応募があった。いずれも1施設ではなかなか経験することのできない大変めずらしい興味ある疾患ばかりであった。本書はその研究会の発表演題の中から貴重な疾患であり,しかも画像のすばらしい58題を厳選し,アトラスとしてまとめたものである。
 本書を開くとき,中心となって編集を担当された小泉先生はじめ,編集に携わった先生方の食道疾患の診療に対する情熱が強く伝わってくるようである。

眼でみるテキストブック

 頁を開いてまず感じることは,名前は聞いたことがあっても実際にはあまり経験したことのない稀な,しかも貴重な症例が,鮮明な画像できわめてdemonstrativeに紹介されているということである。各症例とも,その食道X線造影写真,内視鏡写真,病理標本の写真といずれも大変鮮明で,要点をよくとらえていて,ていねいな説明文とともに専門家でなくても十分に理解できるところである。さらに各症例の簡単な病歴,その疾患の解説および参考文献も付記されており,疾患の把握も容易で,アトラスというより“眼でみるテキストブック”という印象である。食道のこのような疾患は,理屈ではなく,本当に一度みたら忘れないというものが多く,この意味でも本書は資料のすべてを最も良い状態で保存した貴重な疾患症例集である。
 本書には良性疾患35例と悪性疾患23例とが収められている。良性疾患では先天性疾患として食道異所性皮脂腺,Dysphagia lusoria,Alpot-leiomyomatosis症候群,成人先天性食道気管支瘻などが,良性腫瘍としてリンパ管腫,海綿状血管腫,平滑筋腫のほか食道ポリープ(fibro vascular polyp)の症例も示されている。食道結核やサイトメガロウイルスによる独特な食道潰瘍も掲載されている。機能的疾患としてアカラシアの特殊な型も興味があるが,本書の表紙にもなっているNutcracker esophagusは,食道X線造影所見とともに内視鏡所見も最も印象的である。食道偽憩室症のX線,内視鏡の画像もめずらしく,また大動脈瘤との食道瘻は,私自身も怖い経験をしていて,内視鏡検査を初回から行なう際に頭においておく所見であろう。食道の天疱瘡,潰瘍性大腸炎と食道病変,炭粉沈着症なども稀で,他疾患との鑑別に取り上げられるものであろう。
 悪性疾患では,発生部位が稀な癌腫や形態にめずらしいものが収められ,少ない頻度の組織型(腺癌,粘表皮癌,未分化癌,腺様嚢胞癌,内分泌細胞癌,癌肉腫,悪性黒色腫など)の症例が示されている。非上皮性悪性腫瘍(肉腫,悪性リンパ腫)や乳癌の食道転移や食道カルチノイドなど扁平上皮癌との鑑別診断上問題となる症例が示されている。

症例ごとに鮮明な画像と解説を

 以上紹介したように,本書ではめずらしい貴重な食道疾患58例が収められていて,各症例ごとに鮮明な画像と解説とが付されている。テキストブックの内容で,しかも1例ずつ完結する形で,大変読みやすく,めずらしい症例を容易に把握できるように企画されている。消化器病の診療に携わる内科医,外科医,また,食道関係の胸部外科医,気管食道科関係の医師にぜひ一読をお勧めしたい書である。また症例を重ねたベテランの専門医がまだ経験していない稀な疾患を知るためにも,大変便利な書でもある。
A4・頁240 定価(本体24,000円+税) 医学書院