臨床外科 Vol.78 No.8
2023年 08月号

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 2018 年に消化器領域で手術支援ロボットの使用が保険上認められて以来,ロボット手術件数は右肩上がりである.これまで腹腔鏡と同じ保険点数であったが,2022 年の保険改定で初めて消化器領域でも,胃癌手術に対しロボット使用の加算が認められ,ロボット手術は新しい局面を迎えている.制度上でも,日本内視鏡外科学会技術認定資格が術者要件で不要になるなど,ロボット手術はますます底辺を広げつつ,かつ進歩している.本特集では,これからロボット手術を始めようとしている若手向けに,ロボット手術の開発経緯や機種の特徴を理解してもらい,どのようにすれば術者になれるかを学んでいただくことを目的に,消化管癌各術式のエッセンスを動画とともにエキスパートに解説していただいた.

 

編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。
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ISSN 0386-9857
定価 2,970円 (本体2,700円+税)

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特集 ロボット手術新時代!──極めよう食道癌・胃癌・大腸癌手術

■総論
ロボット手術の歴史
和田則仁・他

Da Vinci Xiにおける名市大式次世代ロボット手術トレーニングシステム
「タイムテーブルを用いたロールシェアリング手術」──ロボット手術のearly exposure
牛込 創・他

hinotoriの特徴とトレーニングシステム
中内雅也・他

Senhanceの特徴とトレーニングシステム
佐々木 恵・他

■各論:保険術式
ロボット支援胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術
野間和宏

ロボット支援縦隔鏡下食道悪性腫瘍手術
八木浩一・他

ロボット支援腹腔鏡下胃全摘術
木下敬弘・他

ロボット支援腹腔鏡下胃切除術
久森重夫・他

ロボット支援腹腔鏡下噴門側胃切除術
杉田 裕・他

ロボット支援腹腔鏡下低位前方切除術
松田 宙・他

ロボット支援腹腔鏡下経肛門吻合を伴う切除術(ISR)
石﨑哲央・他

ロボット支援腹腔鏡下直腸切断術
笠井俊輔・他

ロボット支援腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(右半切除)
髙橋広城・他

ロボット支援腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(左半切除)
髙岡亜弓・他

■新機種紹介
Da Vinci SPサージカルシステム
小笠原晋吾

Hugo RASシステム
大野真人・他


●同心円状モデルで読み解く 新しい食道外科解剖・7
下縦隔領域の各論──経胸腔と経裂孔に共通した外科解剖を
藤原尚志

●病院めぐり
岩見沢市立総合病院外科
河合朋昭

●FOCUS
炎症性腸疾患に対する薬剤治療の最新動向
酒匂美奈子

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