助産雑誌 Vol.74 No.12
2020年 12月号

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「手当て」という言葉があるように,人は触れられることで癒されるのは,助産・看護を志した皆さんであればよく理解されていると思います。今,新型コロナウイルスの世界的な蔓延で,人との距離を取らざるを得ず,人に触れることにためらいが生じてしまうようになりました。心理的な壁にならないことを祈るばかりです。このような事態を助産の現場ではどのように捉え,どのような代替策を講じているのか,さまざまな工夫と,妊産婦や家族に安心を届けている実際をご紹介します。気兼ねなく,妊婦のそばにいられるようになるまでの模索を,読者の皆さんと共有したいと思います。

ISSN 1347-8168
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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■臨床現場での“触れる”をどうするか
コロナ禍の中でもできることを考える
山口 創

■安心を届けるケア
オキシトシンの分泌に着目する
大田 康江

■オンラインでの出産立ち会い(1)
代替策のオンライン立ち会いで“触れる”について考える
矢内原 麻衣

■オンラインでの出産立ち会い(2)
コロナ禍の中で考えた,ドゥーラに求められる役割
伊東 清恵

■新型コロナウイルス蔓延下における母親と新生児についてのさまざまな推奨を考える
奥 起久子

■Focus
「助産師オンライン24時間マラソン☆助産師は地球を救う」を企画・開催して思うこと
西川 直子

■TOPICS
追悼・清水ルイーズさんとの思い出
河合 蘭

■研究調査
妊娠から子育て期にあるHTLV-1キャリアの母乳制限に伴う――母親の気持ちや相談の在り方に関する一考察
柘植 薫/末岡 榮三朗


●続・いのちをつなぐひとたち[24]
石田 聡さん

●宝物,教えてください[58]
二人の姪
中川 有加

●医療コミュニケーションことはじめ[5]
医療者に必要な「共感」する能力とは?――脳内にあるミラーニューロンシステムの機能との関連
中野 重行

●ワタナベダイチが解説! 両親学級アイスブレイク集[8]
こんな時,どんなアイスブレイク?――テーマを選んで自己紹介
渡辺 大地

●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[64]
千葉県立保健医療大学 健康科学部看護学科 助産課程

●りれー随筆[431]
“ふつう”ってなんだっけ?
岸本 志織

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