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治療薬マニュアル 2018


監修:高久 史麿/矢崎 義雄
編集:北原 光夫/上野 文昭/越前 宏俊

  • 判型 B6
  • 頁 2754
  • 発行 2018年01月
  • 定価 5,400円 (本体5,000円+税8%)
  • ISBN978-4-260-03257-5
添付文書を網羅。さらに専門家の解説を加えた治療薬年鑑
ハンディサイズ本では唯一「使用上の注意」をすべて収録。
収録薬剤数は約2,300成分・18,000品目。2017年に収載された新薬を含むほぼすべての医薬品情報を収載。
添付文書に記載された情報を分かりやすく整理し、各領域の専門医による臨床解説を追加。
医薬品レファレンスブックとして、医師・薬剤師・看護師ほかすべての医療職必携の1冊。

● 購入特典・電子版付!
 『今日の治療指針 2018年版』(デスク判ポケット判)とのセット購入により、電子版で2冊がリンク

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*「治療薬マニュアル」は株式会社医学書院の登録商標です。
序 文
2018年版の序

 今やインターネット環境の整備により知識や情報は収集・整理するものではなく必要時に検索するものとなった.日本人にとって英語の壁はあるもののキーボードをタイプする,あるいはタッチパネルをスワイプする指の先に誰にでも平等に現在地球上に存在する膨大な情報の海が開けてい...
2018年版の序

 今やインターネット環境の整備により知識や情報は収集・整理するものではなく必要時に検索するものとなった.日本人にとって英語の壁はあるもののキーボードをタイプする,あるいはタッチパネルをスワイプする指の先に誰にでも平等に現在地球上に存在する膨大な情報の海が開けている.便利な時代となったものである.居ながらにしてタブレットあるいはスマートフォンの画面上で1869年のNatureの第一巻を読むこともできるし,検索機能を使えば南方熊楠が1898年にNature誌に初めて寄稿した学術論文も読むことができる.我々の誰がこのような時代の到来を予測し得たであろうか.
 電子情報時代に誕生した新たな知の概念はハイパーリンク(参照)と全文検索の可能性である.テッド・ネルソンが1960年代に生み出した「ハイパーテキスト」の概念がworld wide webの技術により実現し,複数の個人が個々の異なる意図により張り巡らされたリンク構造が全体として巨大な知の情報体を形成している.また,コンピューター処理能力の高速化によりどれほど巨大なテキスト情報であっても求める情報文字列を全文検索できるようになり,ゲノム解析などに応用されている.この両者は薬物治療情報を提供する本書においても縦横に駆使されている.2015年から治療薬マニュアル購入者特典として始まった電子版を利用すれば姉妹書「今日の治療指針」との間の「処方薬リンク」により特定の薬物の処方例を参照できる.また,治療薬マニュアルの全文検索機能を適応すれば,特定の副作用が添付文書に記載されている薬物を網羅的に検索することも可能である.かつて医師は添付文書をよく読んで自家薬籠中のものとした薬を処方し,薬剤師もまたその処方箋を監査・調剤し,患者に説明することで責任を全うできた時代もあった.しかし,一時は大手製薬企業の新薬開発パイプラインの枯渇が憂慮されたのも嘘のように,ここ数年画期的な機序をもつ新規医薬品が次々と上市されており,2016年度の新規承認医薬品は112品目にも上っている.この情報量はもはや人間の記憶容量を凌駕しているといってよい.
 このような時代において安全で質の高い薬物治療を提供するには「治療薬マニュアル」の活用が必須である.そのような要請に応えるために「治療薬マニュアル」は進化して来た.初版と比べれば情報量は数倍以上増加したであろうし,その利便性,使用感は大幅に改善したであろう.長年の編集者の一人として本書を支え続けた執筆者と編集部の方々の努力に対してこの場を借りて深く感謝する次第である.今後も本書は進化するであろう.電子版においては外部情報データベースおよび姉妹書間でのリンクのさらなる充実が課題となるだろう.絶えざる進化を遂げている本書が日本を代表する薬物治療情報の参照と検索のデータベースとなり医師,薬剤師そして看護師の方々の信頼を,従前に増して得られる事を祈念して2018年版の序としたい.

 2017年12月
 越前宏俊
目 次
薬物療法の基本的注意

図解 薬理作用

添付文書情報と臨床解説
 1 解熱・鎮痛・抗炎症薬
 2 抗リウマチ薬
 3 催眠・鎮静薬
 4 抗不安薬
 5 抗精神病薬
 6 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 7 抗てんかん薬
 8 パーキンソン病/症候群治療薬
 9 脳循環代謝改善薬
 10 筋弛緩薬
 11 自律神経系作用薬
 12 抗めまい薬
 13 片頭痛治療薬
 14 その他の神経系用薬
 15 降圧薬
 16 Ca拮抗薬
 17 利尿薬
 18 β遮断薬
 19 抗狭心症薬
 20 抗不整脈薬
 21 強心薬
 22 その他の循環器用薬
 23 アレルギー治療薬
 24 気管支拡張薬・喘息治療薬
 25 鎮咳薬
 26 去痰薬
 27 その他の呼吸器用薬
 28 消化性潰瘍治療薬
 29 健胃・消化薬
 30 下剤
 31 止痢・整腸薬
 32 その他の消化器用薬
 33 痛風・高尿酸血症治療薬
 34 脂質異常症用薬
 35 糖尿病用薬
 36 下垂体ホルモン製剤
 37 副腎皮質ホルモン製剤
 38 性ホルモン製剤
 39 その他のホルモン製剤
 40 子宮用薬
 41 骨粗鬆症・骨代謝改善薬
 42 ビタミン製剤
 43 輸液・栄養製剤
 44 電解質製剤
 45 灌流用剤
 46 解毒薬・中毒治療薬
 47 抗菌薬
 48 抗真菌薬
 49 抗ウイルス薬
 50 寄生虫・原虫用薬
 51 抗癌剤
 52 免疫抑制薬
 53 眼科用薬
 54 耳鼻咽喉科用薬
 55 口腔用薬
 56 泌尿・生殖器用薬
 57 痔治療薬
 58 皮膚用薬
 59 血液製剤類
 60 造血と血液凝固関係製剤
 61 ワクチン・トキソイド
 62 麻薬
 63 麻酔薬
 64 生活改善薬
 65 その他の治療薬
 66 検査・診断用薬
 67 造影剤
 68 放射性医薬品
 69 消毒剤
 70 歯科用薬
 71 漢方薬

新薬

付録
 重大な有害反応(副作用)の症状と,原因となる代表的な医薬品
 医療用医薬品添付文書および添付文書情報の見方
 医薬品添付文書以外の重要な医薬品情報源とその見方
 後発医薬品に関する情報と選択の留意点
 ハイリスク薬投与患者の薬学的管理指導
 処方せんの書き方
 錠剤・カプセルの粉砕・開封可否の基準
 疾患別禁忌薬・注意薬一覧
 薬物血中濃度モニタリング(TDM)の対象となる薬物とその有効・中毒濃度範囲
 基本的薬物動態用語
 名称類似によるヒヤリ・ハット事例が報告されている薬剤一覧
 薬剤の影響を受ける臨床検査一覧
 投与期間の上限が設けられている医薬品
 薬効分類番号一覧(4桁)

索引

電子版付録
 血液製剤の使用指針(改定版)〔平成17年9月(平成24年3月一部改正)〕(要約)
 薬物と飲食物・嗜好品との相互作用