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外科専門医受験のための演習問題と解説 第1集


(増補版)

監修:加納 宣康
編集:本多 通孝

  • 判型 B5
  • 頁 308
  • 発行 2016年04月
  • 定価 5,400円 (本体5,000円+税8%)
  • ISBN978-4-260-02495-2
外科専門医取得をめざす医師のための問題集、待望の増補版!
日本外科学会専門医試験の受験対策として定評ある問題集の増補版。予備試験(筆記試験)対策のための想定問題を数多く用意し、解説も充実。試験直前の総チェックリストや認定試験(面接試験)のアドバイスも収載し、合格までの道のりを丁寧にサポートする。今回の増補版では最新のガイドライン等に即して内容をupdateし、問題も追加。短期間で効率よく試験対策学習が行える、外科専門医取得をめざす医師必携の1冊。
序 文
増補版の序本書の使い方

増補版の序
 早いもので,外科学会専門医予備試験の想定問題を雑誌『臨床外科』に連載を開始して6年,その後書籍版が出版されて3年以上が過ぎました.この間には東日本大震災や政権交代を含め,本当にいろいろなことがありましたが,外科...
増補版の序本書の使い方

増補版の序
 早いもので,外科学会専門医予備試験の想定問題を雑誌『臨床外科』に連載を開始して6年,その後書籍版が出版されて3年以上が過ぎました.この間には東日本大震災や政権交代を含め,本当にいろいろなことがありましたが,外科診療においても各分野で新たなエビデンスが確立され,多岐にわたる進展がありました.それに伴い,本書も一部で修正や加筆が必要となり,今回の増補版出版の運びとなりました.ただし,どの分野も最新のエビデンスを詳細に読み込むと,逆にこのような試験問題は答えが出しにくくなることがあり,どの選択肢も「一概にそうとも言い切れない」などと深読みしたくなったりするもので,今回は問題・解説のわかりやすさと正確さのバランスをとることが今まで以上に難しく感じました.おそらく,出題委員の先生方も大変なご苦労をされていることと推察いたします.しばしば,試験攻略のコツとして「出題者の意図を汲み取れ」というアドバイスを受けることがありますが,私自身はそのことが実に苦手でして,正答率の低い問題は評価から除外されることを考えると,あるレベルに達したら思ったとおりに答えて間違いならば仕方がないと開き直るくらいでよいのかもしれません.
 本書は,外科志望の学生の方から指導医の方まで幅広く対象を設定していますので,経験豊富な先生方の視点では内容や量に物足りなさを感じると思います.必要最低限のテーマを厳選し問題数を絞る代わりに,教科書的解説を充実させ全般的な学習を短時間で一通りカバーしていただくというコンセプトで作成しております.ただし,時間にゆとりができた方が「もっと力試しをしたい」という頼もしいご意見もいただいており,今後の応用問題を中心とした問題集の作成も検討しております.私自身も,本書の編集をすることで,最近診療から離れてしまった専門外の領域についても知識を得るよい機会になっています.効率よく試験対策を,されど,ただの試験対策に終わらず診療に役立つ知識を得る,というこれまた難しいバランスをとりながら,今後も問題集の編集・作成にかかわらせていただければと願っております.
末筆になりますが,今回の増補作業に際しまして幅広い分野のガイドラインや規約などをチェックし,細部にわたる用語・表現についてご助言くださいました医学書院医学書籍編集部の飯村祐二氏に厚く御礼申し上げます.

 2016年3月
 編集者 本多通孝


本書の使い方
この問題集は以下の方々を対象に作成されています.
1.日本外科学会の専門医予備試験を受験予定の方・・・受験対策として!
2.初期研修医で外科研修を行う方・・・短期間で効率よく学ぶために!
3.外科志望の医学生・・・より専門的な先取り学習をするために!
 なお,日本外科学会専門医制度の修練施設において,教育責任者の方が外科後期研修医を指導する内容の目安としてもご活用いただければ幸いです.

本書は,日本外科学会専門医制度における予備試験問題について,一部の公開されている過去問と,実際の受験者からの情報を詳細に吟味し,その出題傾向を分析したうえで作成されています.単なる練習問題集ではなく,関連する重要事項についてはなるべく掘り下げて,図表を用いてわかりやすい解説を心がけています.まだ研修を始めたばかりの方や,医学生の方は,無理に問題を解こうとせず問題と解説を読み進めながらポイントを整理していってください.

各問題の難易度を★で示してあります.
必修問題は医師国家試験レベルの問題です.学生の方も正解できるようにしておきましょう.
★★標準問題は,専門医として最低限必要な知識を問う問題です.日常診療でよく遭遇する臨床問題や,代表的なガイドラインの知識が問われます.
★★★応用問題は,難しい画像の読影や,比較的新しい知識を問われるものです.将来的に志すサブスペシャリティの分野や,万全の試験対策を立てておきたい方は正解しておきたい問題です.

各設問の右上にチェックボックスがあります.一度間違えた問題,試験直前にもう一度復習しておきたい問題,難易度が低いのに間違えてしまった問題など,自分でルールを作ってマークしておくとよいでしょう.自分なりの重要度記入欄としてご利用ください.

本書では試験の出題内容を全8領域に分割して解説しています.各領域の問題数は出題頻度に合わせて設定されていますので出題割合の多い領域を重点的に学習することができます.
1.消化管領域 45題
2.肝胆膵領域 32題
3.心臓・血管領域 32題
4.呼吸器領域 31題
5.乳腺・内分泌領域 19題
6.小児外科領域 28題
7.救急・麻酔領域 32題
8.外科学総論 14題

 ただし,日本外科学会の公示している修練カリキュラム,到達目標は外科学および関連分野にわたってかなり幅広く設定されています.本書の限られた紙面ではそのすべてを網羅することはできませんので,頻出項目を重点的に取り上げざるを得ませんでした.受験予定の方々には,ぜひ一度日本外科学会のウェブサイトで公示されている到達目標一覧を一読されることをお勧めいたします.なお,より深く学ばれたい方のために,本書の解説中に参考となるガイドラインなどを記載いたしました.そちらのほうでも理解を深めていただければと思います.

本書で登場するイメージキャラクター「ないす姫」は,手術の修練と子育てを両立しながら明るく元気に頑張る研修医として活動中です.今回,皆様の試験勉強を応援してくれることになりました.もともと東京の臨海副都心「有明」の地で生まれたキャラクターですが,編集者の異動に伴い福島県の非公認ゆるキャラになりました.ペットの「ナイスガニ」,愛娘「さきちゃん」とも一緒に,楽しく勉強していきましょう.
目 次
本書の使い方

1 消化管
2 肝胆膵
3 心臓・血管
4 呼吸器
5 乳腺・内分泌
6 小児外科
7 救急・麻酔
8 外科学総論

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