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≪系統看護学講座 別巻≫

リハビリテーション看護


(第6版)

著:武田 宜子/下村 晃子/道木 恭子/長島 緑/馬原 美保子

  • 判型 B5
  • 頁 376
  • 発行 2015年02月
  • 定価 2,700円 (本体2,500円+税8%)
  • ISBN978-4-260-01994-1
本書の特長
記述を最新の情報にアップデートするとともに、全面カラー化し、図表なども見やすく工夫をこらしました。
第1章と第2章では、リハビリテーション看護の目的・対象・方法についてわかりやすくまとめ、リハビリテーション看護とはなにか、学生がイメージできるようにこころがけました。
原因となる疾患によって障害のあらわれ方が異なるため、第3章から第6章は疾患を入り口にして各障害をまとめています。それぞれ障害の(1)メカニズム、(2)評価、(3)予後・回復、(4)治療・訓練、(5)看護の順に展開し、障害がある人とその家族の生活を支えるリハビリテーション看護の視点で網羅しています。
写真を増やし、臨床の現場がイメージできる紙面としました。また、巻末のおもな手技の動画が見られるQRコードを掲載しています。
*「系統看護学講座」は2018年版より新デザインとなりました。
*「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
序 文
はしがき

本書の位置づけ
 本書は,看護学基礎教育課程のテキストである「系統看護学講座」において,カリキュラム上必修となる基礎分野,専門基礎分野,専門分野I(基礎看護学),専門分<...
はしがき

本書の位置づけ
 本書は,看護学基礎教育課程のテキストである「系統看護学講座」において,カリキュラム上必修となる基礎分野,専門基礎分野,専門分野I(基礎看護学),専門分野II(成人看護学,老年看護学,小児看護学,母性看護学,精神看護学),統合分野(在宅看護論,看護管理,医療安全,災害看護学・国際看護学)の領域の書籍とは別に,看護の臨床実践上,重要なリハビリテーション看護の領域を扱った1冊として別巻に位置づけられている。

改訂の趣旨
 本書の初版が出版されたのが1983年,著者らの改訂による前版の発行が2004年で,それから10年以上が経過した。この間,わが国の高齢化はますます深刻化し,障害をかかえる人々は増え,それらの人々の生活の質を高めるためのリハビリテーション医療においては,学問の進歩,制度の整備,実践の蓄積などに著しいものをみる。
 今回の改訂にあたっては,新たに執筆者を加え,これらの進展を反映させるよう努力した。さらに,看護の項では技術の写真・イラストの充実をはかり,動画化も試みた。また,全面をカラー化し,より学びやすくした。本書の構成は前版と同様で,おもに成人期の人々の身体障害を対象に,代表的な疾患を入り口にして,リハビリテーション看護の理解の前提となる器官の構造・機能→疾患の病態・治療→リハビリテーションプログラムの内容を経て,各障害のメカニズム→評価→予後・回復→治療・訓練→看護という展開をとっている。

本書の内容概略
 第1章リハビリテーション概論では,リハビリテーションや障害の概念,障害者にかかわる制度とリハビリテーション医療の提供システムについて説明している。第2章リハビリテーション看護概論では,対象論として障害者や家族の心理・社会的体験,方法論としてアセスメントおよび心理・社会的体験やセルフケアへの援助,リスク管理,社会参加への援助などについて解説している。第3章で運動器系(骨折,関節リウマチ),第4章で中枢神経系(脳血管障害,パーキンソン病,脊髄損傷),第5章で呼吸器・循環器系(慢性閉塞性肺疾患,虚血性心疾患),第6章で感覚器系(視覚障害,聴覚障害)——の障害に対するリハビリテーション看護について記述している。

 今回の改訂によって,リハビリテーション看護に対する関心と興味,さらには実践がより向上することを期待している。ならびに,忌憚のないご意見をいただき,今後さらに充実させる努力をしていきたい。
 2014年12月
 筆者ら
目 次
第1章 リハビリテーション概論 (武田宜子・下村晃子・長島緑)
 A リハビリテーションの定義と理念
  1 リハビリテーションという言葉の由来
  2 「リハビリテーション」をめぐる歴史
  3 リハビリテーションの定義・目標
 B リハビリテーションの対象と制度 (下村晃子・長島緑)
  1 障害者の定義
  2 障害者を支えるおもな制度
 C 疾病・障害・生活機能の分類
  1 国際疾病分類(ICD)
  2 国際障害分類(ICIDH)
  3 国際生活機能分類(ICF)
  4 客観的障害と主観的障害
 D リハビリテーションの分野
  1 医学的リハビリテーション
  2 教育的リハビリテーション
  3 職業的リハビリテーション
  4 社会的リハビリテーション
 E リハビリテーション医療の提供
  1 経過別にみるリハビリテーション
  2 連携職種
  3 多職種連携のあり方
第2章 リハビリテーション看護概論 (武田宜子・長島緑)
 A リハビリテーション看護の定義と専門化
  1 リハビリテーション看護の定義
  2 リハビリテーション看護の専門化
 B リハビリテーション看護の対象
  1 障害者に対する態度
  2 障害者の体験
  3 家族の体験
 C リハビリテーション看護の方法
  1 看護師が対応する障害の範囲
  2 アセスメント
  3 援助方法
第3章 運動器系の障害とリハビリテーション看護 (武田宜子・馬原美保子)
 A 総論
  1 運動器疾患の動向
  2 運動器の構造・機能
 B 骨折
  1 骨折の病態
  2 骨折の治癒過程と治療
  3 骨折のリハビリテーションプログラム
  4 障害とリハビリテーション看護
 C 関節リウマチ
  1 関節リウマチの病態
  2 関節リウマチの治療
  3 関節リウマチのリハビリテーションプログラム
  4 関節リウマチのリハビリテーション看護
  5 合併症の予防と管理
第4章 中枢神経系の障害とリハビリテーション看護 (武田宜子・道木恭子)
 A 脳血管障害
  1 脳血管障害の動向
  2 脳の構造・機能
  3 脳血管障害の病態と治療
  4 脳血管障害のリハビリテーションプログラム
  5 障害とリハビリテーション看護
  6 再発作・転倒の予防と管理
 B パーキンソン病
  1 パーキンソン病の動向
  2 大脳基底核の構造・機能
  3 パーキンソン病の病態と治療
  4 パーキンソン病のリハビリテーションプログラム
  5 障害とリハビリテーション看護
 C 脊髄損傷
  1 脊髄損傷の動向
  2 脊柱,脊髄,脊髄神経の構造・機能
  3 脊髄損傷の病態と治療
  4 脊髄損傷のリハビリテーションプログラム
  5 障害とリハビリテーション看護
  6 合併症の予防と管理
第5章 呼吸器・循環器系の障害とリハビリテーション看護 (長島緑)
 A 慢性閉塞性肺疾患
  1 慢性閉塞性肺疾患の動向
  2 呼吸器の構造・機能
  3 慢性閉塞性肺疾患の病態
  4 慢性閉塞性肺疾患の治療・管理
  5 慢性閉塞性肺疾患のリハビリテーションプログラム
  6 慢性閉塞性肺疾患のリハビリテーション看護
 B 虚血性心疾患
  1 虚血性心疾患の動向
  2 冠状動脈の構造・機能
  3 虚血性心疾患の病態
  4 虚血性心疾患の治療
  5 虚血性心疾患のリハビリテーションプログラム
  6 虚血性心疾患のリハビリテーション看護
  7 合併症の予防と管理
第6章 感覚器系の障害とリハビリテーション看護 (道木恭子)
 A 視覚障害
  1 視覚障害の動向
  2 眼の構造・機能
  3 視覚障害の原因となるおもな眼疾患の病態・治療
  4 視覚障害のリハビリテーションプログラム
  5 視覚障害のリハビリテーション看護
 B 聴覚障害
  1 聴覚障害の動向
  2 聴覚器の構造・機能
  3 聴覚障害の原因となるおもな疾患の病態・治療
  4 聴覚障害のリハビリテーションプログラム
  5 聴覚障害のリハビリテーション看護

巻末資料
動画一覧
索引